【要注意】保育園で起きた置き去り死亡事故を紹介!事故を防ぐための対策方法は?

保育園送迎バスの置き去りにより、小さな命が奪われる事故があとを絶ちません。痛ましい事故の連鎖を絶つためにも、保育園では、置き去り事故への対策が求められます。

この記事では、保育園児の置き去り死亡事故を紹介するとともに、事故防止の対策方法について解説します。

子どもの命を守るためにも、置き去り事故を防ぐ対策を徹底しましょう。

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目次

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引用元:保育のカタチ

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保育園側が起こした置き去り死亡事故

保育園 置き去り死亡

保育園側の管理ミスにより、未来ある子どもの命が奪われてしまうケースが跡を絶ちません。置き去り事故に関しては、どのような事故が起こっているのでしょうか。

はじめに、園児の置き去り死亡事故の事例を2つ紹介します。

ケース①福岡県 中間市で起きた置き去り死亡事故

2021年7月、福岡県中間市の保育園で、園児が送迎バス内に置き去りにされ、熱中症で死亡する事故が発生しました。

保育園に到着した送迎バスは、園児の降車人数を確認しないままバスを施錠し、当時5歳の男児が約9時間にわたり放置されてしまったのです。外気温は30℃以上あり、警察の再現実験によると、車内の温度は最高50度を越えていたと考えられています。

送迎バスの運転をしていた園長と降車補助を担当した保育士は、園児の置き去りが死亡事故につながることを認識していました。しかし、他の園児が泣いていたため、車内を確認することなくバスの施錠をしたことにより、痛ましい事故が発生したのです。

参照:ヨテミラ「5歳児バス置き去り熱中症死 当時の園長に禁錮2年求刑 園児の母親「執行猶予は受け入れ難い」 福岡地裁」

ケース②静岡県 牧之原市で起きた置き去り死亡事故

2022年9月、静岡県でも当時3歳の女児が送迎バスへ約5時間置き去りにされたことによる死亡事故が発生しました。

当時、バスを運転していた園長が降車後の確認を怠ったことが主な原因ですが、クラス担任が教室に女児の姿が見えないにもかかわらず、保護者に問い合わせしなかったことも死亡事故に至った要因と考えられています。

この事故では、他の送迎バスを運転していた運転手や女児のクラス副担任も、バス車内や安否について確認を怠ったとして起訴されましたが、検察により不起訴となりました。

参照:NHK「通園バス置き去り死亡事件 当時の園長ら2人在宅起訴」

保育園への登園前に起きた保護者による置き去り死亡事故

保育園 登園前の置き去り死亡

置き去りによる園児の死亡事故は、保育園だけではありません。

ここでは、登園前に起きた保護者によって置き去りにされた、保育園児の死亡事故を紹介します。

ケース①岡山県 津山市で起きた置き去り死亡事故

2023年9月、岡山県津山市では祖母が通勤途中に孫を保育園へ送り届けることを忘れて出勤してしまい、2歳男児が車内に取り残されたことにより熱中症で死亡しました。

保育園に立ち寄ることや園児を保育園に送ることを忘れてしまい、帰宅時間まで園児に気づかなかったのです。

祖母は8月中旬から保育園への送迎を始めたため、いつもと違うことに気が付かず、事故が起こってしまいました。

男児の保育園では登園確認を確認できない場合、保護者へ連絡するルールが設けられていましたが、連絡を怠っていたため、気付くのが遅れたのです。

ケース②大阪府 岸和田市で起きた置き去り死亡事故

2022年11月にも大阪府岸和田市で、2歳女児が父親の運転する車に置き去りにされ、熱中症により死亡した事故が起こっています。

3姉妹の子どもを車に乗せ、長女と三女を保育園に送り届けたあと、次女を別の保育園に送る予定でしたが、保育園に送ったつもりで帰宅してしまったのです。

普段は母親が送迎していましたが、この日は休みだった父親が送迎をおこない、夕方のお迎えで次女が登園していないことを保育園で告げられ、ここではじめて女児の置き去りに気づいたのです。

保育園では次女の欠席に気づいた担当保育士が、母親に連絡をしようとしたところ、他の保護者対応により「電話したつもり」となってしまい、母親へ園児の欠席連絡がいくことはありませんでした。

登園前の子どもに関する保育園側の責任は?

保育園 登園前の置き去り死亡 保育園責任は

保育園の法的責任の範囲は、登園した園児に対する安全管理のため、登園前に起きた子どもの事故に対しては、保育園側に責任があるとはいえません。しかし、実際に起きた子どもの置き去り事故では、保育園の対応に関して「登園していないことを保護者へ連絡すべきだった」という声があがっています。

子どもの命を守るべき点から考えると、保護者への連絡を徹底する対策は必要だといえるでしょう。

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保育園バスにおける置き去り事故の対策方法

保育園の通園バスにおける園児の置き去りは、しっかり対策をおこない、徹底して管理されていれば回避できる事故です。ルールを怠ったことにより、子どもの命が失われています。

ここからは、保育園側の対策を紹介します。

乗降時の人数確認を徹底する

送迎バスでは乗車した人数の確認を徹底しましょう。乗車と降車の人数が合わなければ、その場で車内置き去りの可能性に気づけます。

万が一に備え、人数の記入表の設置だけでなく、園児の登園後に日報を確認するシステムを構築していれば、乗車人数の記入漏れも早い段階で確認でき、置き去りの早期発見につなげられます。

登園時の確認などはICTシステムを導入することで、保育士の負担を減らせられる可能性が高いです。ICTシステムについては、以下の記事をご覧ください。

降車後の車内点検を実施する

降車後の車内確認も徹底することをおすすめします。清掃と共に車内確認をすれば、置き去りにすぐ気づくことができます。

保育園の立地や園児の降車場所によりすぐに車内確認できない場合は、添乗員による確認と車庫へ戻ったときの運転手のダブルチェックで置き去りを防ぐことができるでしょう。

置き去り防止安全装置を設置する

2023年4月から、送迎場バスには「置き去り防止安全装置」を設置することが義務づけられました。1年間は経過措置として、点呼の記録や対策が徹底されていれば罰則はありませんでした。

しかし、現在は未設置の場合、業務停止命令を受ける可能性があります。1台あたり17万5,000円の補助金を申請できるので、必ず送迎バスには設置するようにしておきましょう。

参照:こども家庭庁「送迎バス用の置き去り防止を支援する安全装置のリストについて」

万が一を想定してあらかじめ訓練しておく

保育園 置き去り死亡事故対策

子どもの置き去りによる死亡事故がなくならない近年、万が一を想定した訓練を実施する保育園が増えています。ルールを徹底していても、ヒューマンエラーによる事故が起きる可能性はゼロではないため、置き去りを外部へ知らせる方法を園児に教えるのも効果的です。

クラクションの鳴らし方のコツや、ハンドルのうえに座る方法を教え、周囲の助けを借りる訓練をしておきましょう。

登園していない園児の保護者へ確認連絡をする

欠席連絡のない園児が登園していない場合は、必ず保護者へ連絡するルールを作っておきましょう。保護者への確認連絡の徹底は、バスへの置き去りを防ぐだけでなく、さまざまな事故を防げます。

登園の有無を日報に記すなど、一工夫することで、確認漏れを防ぎ、早期発見が可能となります。

まとめ

保育園 置き去り死亡

保育園の送迎バスへの園児置き去りは、撲滅しなければなりません。幼い命を守るためにも、保育園は送迎バスのルールや、登園時の確認などを徹底することが大切です。

対策を講じれば早期発見につながり、最悪のケースを回避できるため、この記事で紹介した対策を取り入れてみてください。

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引用元:保育のカタチ

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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