派遣保育士の時給が高い理由を徹底解説!時給が高くなる要素や採用するメリットデメリットも紹介

派遣保育士は時給が高く、全国的に派遣保育士の需要が高まっています。そんな派遣保育士ですが、「時給が高くなる要素はなにか」「派遣で採用するメリットはあるのか」と考える方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、保育士派遣の時給が高い理由について解説します。また、時給が高くなる要素や採用するメリットとデメリットも併せて説明するので、保育士派遣について詳しく知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

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引用元:保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。

住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326

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派遣保育士の時給相場

都市部の派遣保育士の時給は平均1,500円前後で、高い所では1,800円を超えます。正社員の平均も1500円前後なため、派遣の方が月収ベースで高くなることもありますが、ボーナスや福利厚生を含めると総収入に大きな差が出ない場合もあります。

地方は1300円程度が多いものの、早朝や延長保育を担う枠では追加手当が付くため、実際に職員が受け取る額は多くなる可能性があるでしょう。派遣会社が提示するキャンペーン時給を活用することで、さらに高い水準でスタートしている場合もあります。 

派遣保育士の時給が高い理由

正社員の保育士に比べ、派遣保育士の時給が高くなるのはなぜでしょうか。ここでは、派遣保育士の時給が高い理由について解説します。時給が高くなる理由は、主に以下の6つが挙げられます。

  • 正社員の保育士不足
  • 法定福利費を払う必要がない
  • ボーナスが時給に含まれている
  • 昇給がない
  • 労使協定方式による最低賃金の引上げ
  • 経験やスキルが反映される


それぞれ順に紹介します。

正社員の保育士不足

慢性的な正社員不足は全国共通の課題です。病児保育や長時間保育の需要が拡大する一方、産休や時短勤務でフル稼働できない職員が増え、人員配置が常にぎりぎりな保育園や幼稚園も多くなっています。

施設側は採用広報や紹介料に予算を割いてもなかなか応募が集まらず、即日勤務が可能な派遣に高い時給を提示して人手を確保しています。人手確保は運営継続に直結するため、多少コストが上がっても契約を優先しやすい状況です。この傾向は都市部だけでなく、地方でも高い時給を提示している傾向にあります。 

法定福利費を払う必要がない 

派遣職員の社会保険料や雇用保険料は、派遣元が負担します。施設側が支払うのは時間単価と消費税が基本で、退職金や健康診断、研修旅費などの法定外福利費も原則不要です。総人件費を総額で見ると正社員よりも低く抑えられるため、表向きの時給を数百円上げてもトータルコストは横ばいかむしろ削減できます。

財務的にも根拠があり説明がつくので、高めの時給設定でも受け入れられやすくなります。また、毎月の支出額が明確になるので、資金繰りの見通しが立ちやすい点も評価されているポイントです。

ボーナスが時給に含まれている

派遣契約では賞与や年度末手当が支給されないため、その分を月々の時給に前倒しして加算します。正社員の年間賞与が月給の2.5か月分なら、派遣の場合は時給に約200〜300円上乗せする計算になります。

受け取る側は毎月の手取りが増えるためメリットを実感しやすく、施設側は賞与原資を積み立てる必要がないため、資金管理を簡潔にすることが可能です。高時給の背景には双方の納得感があり、待遇説明の際にも明確で理解を得やすい利点があります。 

昇給がない

多くの派遣契約は期間満了ごとに条件を再設定しますが、正社員のように毎年昇給テーブルが用意されているわけではありません。そのため、派遣会社は初回提示を高めにして、更新時も据え置きで交渉がまとまるケースが大半です。

施設側は長期的な人件費上昇に備える必要がなく、派遣スタッフは最初から高水準で働けるのでバランスが成立しています。この仕組みが平均時給を底上げしており、結果として高時給設定が派遣保育士の時給相場に定着しているといえます。

労使協定方式による最低賃金の引上げ

改正労働者派遣法で導入された労使協定方式では、派遣元が同種同等業務の平均賃金を下回らない水準を保証する必要があります。2025年東京都における保育士の参考時給は約1,430円程度とされており、地域加算を含めると1,500円を超えます。

施設側が派遣を利用する場合はこの水準を下回る時給設定はできないため、必然的に提示時給が高まります。労使協定方式が底上げ要因として機能しているため、地方でも同様の流れが広がりつつあるのが現状です。 

施設側が派遣を利用する場合はこの水準を下回る時給設定はできないため、必然的に提示時給が高まるのが理由です。制度が底上げ要因として機能しているため、地方でも同様の流れが広がりつつあります。 

参照元:厚生労働省「令和7年度適用 賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金
    厚生労働省「職業安定業務統計による地域指数

経験やスキルが反映される

派遣保育士の市場では、担当可能なクラス数や特別支援の経験、英語やピアノなどの具体的なスキルが時給に反映されます。求人票には「乳児担任経験3年以上ある場合には時給に100円加算」「早番可で+50円」など、細かな加算が設定されることも珍しくありません。

自分の強みや経験をアピールできれば、時給1,800円を超えることも可能です。そのため、キャリアアップ転職よりも短期間で収入を増やしたい方に選ばれる傾向があります。能力や経験が求められるため、施設側も即戦力として高く評価しています。

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派遣保育士の時給が高くなる要素

派遣保育士の時給には、慢性的な保育士不足だけでなく、いくつかの要素が複合的に作用しています。派遣保育士の時給が高くなる主な要素は、以下の2つです。

  • 施設の状況
  • 経験年数 

それぞれ順に解説します。

施設の状況

施設内の人員配置が基準以下になりそうな場面では、行政からの指導を避けるために、通常よりも高めの時給で派遣契約を急ぐケースが多く見られます。0歳児クラスは「3人について保育士1人」と厳しい配置基準が設けられています。欠員が出ると休園リスクが高まるため、都市部では1,800円以上のオファーも珍しくありません。

また、延長保育の時間が長い認定こども園や病児保育室を併設する施設では、看護師との連携が欠かせず即戦力となる人材が求められます。そのため、派遣でも経験豊富な保育士を指名し、追加手当を上乗せして提示する傾向が強まっています。

経験年数

3年以上の担任経験やリーダー歴がある派遣保育士は、即日クラス運営が可能と判断され、時給が200〜300円上がる可能性があります。さらに、主任クラスでの職務歴や保育指導案の作成経験がある場合は、追加手当が加算されて2000円台に達することもあります。

乳児・幼児双方で複数年経験を積んでいる人は配置転換にも柔軟に対応でき、採用側のリスクを減らせるため高単価になりやすい点が特徴です。

派遣と正社員保育士の違い

保育施設における人材確保の手段として、派遣保育士と正社員保育士を上手く採用することが重要です。派遣保育士は契約期間が決まっており、急な人手不足の際や短期間に増員したい場面で役立ちます。

一方、正社員は施設の理念を深く理解しながら、長期的にクラス運営に関わり、安定した雇用と職員の定着につなげられる特徴があります。どちらが合うかは、施設の状況や求める人材によって異なるでしょう。具体的な派遣と正社員保育士の違いは、以下のとおりです。

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派遣保育士・契約更新制(最長3年目安)
・希望シフトを選びやすい
・社会保険は派遣元、賞与なし
・派遣会社がオンライン研修を実施
・紹介予定派遣で直接雇用へ転換可
・契約終了で退職する可能性
正社員保育士・期間の定めなし
・施設のシフトに従う
・社会保険、賞与、退職金あり
・法人内研修や外部研修に参加
・主任や園長を目指す昇進ルート
・長期雇用で定着を期待

施設運営においては、派遣保育士と正社員保育士の役割や特徴の理解が求められます。派遣保育士の中には、派遣で働き始めてから紹介予定派遣を利用し、正社員に移行するケースもあります。

こうした段階的な選択肢を設けることで、職員のミスマッチ防止や満足度の向上にもつながるでしょう。人手不足の即時対応と長期的な運営の安定性とバランスを考え、派遣と正社員の雇用形態を適切に組み合わせることが大切です。

派遣保育士を採用するメリット

派遣を活用することで、求人広告の掲載や応募者との選考面談にかかる手間を大幅に減らすことが可能です。併せて、急な欠員も最短で即日カバーできます。紹介予定派遣を利用すれば、一定期間の派遣勤務を経て、双方が合意すれば直接雇用に切り替えられます。

紹介予定派遣は、採用のミスマッチを防ぎながら将来の人材を確保できるのも大きなメリットです。また、繁忙期だけの短期契約や特定の専門スキルを持つ人材をピンポイントで採用するなど、運営状況に合わせて柔軟に人員を確保できる点も派遣ならではの利点です。

以下の記事では保育士を採用するメリットについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

派遣保育士を採用するデメリット

派遣保育士は契約期間があらかじめ決められているため、年度途中で退職となるケースもあります。長期的なクラス運営や行事計画、保護者対応などでは、メンバーが固定されにくい点が懸念されます。

また、保育理念を深く共有するための時間が十分に取れず、チームビルディングには追加のコストや労力が必要になることもあるので注意が必要です。さらに、派遣料には派遣会社のマージンが含まれるため、賞与などを考慮した総額で比較すると、正社員と大きな差が出ない場合もあります。

まとめ

この記事では、派遣保育士の時給が高い理由について、施設側の緊急性や保育士の専門性が絡んでいることを軸に解説しました。派遣保育士の時給は、即戦力を求める施設が多く、経験やスキルによって報酬が大きく左右されるのが特徴です。

また、紹介予定派遣を活用すれば、一定期間のマッチングを経て直接雇用に切り替えることもできるため、将来的な安定した雇用の確保にもつながります。高時給に見合う人材を確保するには、採用目的を明確にし、派遣会社と密に連携してミスマッチを防ぐことが重要です。この記事を参考に、働き方や採用戦略に応じて柔軟に選択できるようにしましょう。

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保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

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引用元:保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。

住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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