【2023年版】保育士の配置基準とは?施設ごとの基準や計算方法について解説!

保育施設では保育士の配置基準を満たすことが求められています。配置基準は子どもの年齢や人数によって決まります。しかし、近年の保育士の不足から、配置基準を満たすことが難しくなっており、配置基準が緩和されるかもしれません。実際、配置基準はどのように設定されていて、どのように見直されるでしょうか。

この記事では、保育士の配置基準や緩和される配置基準の内容、計算方法について、詳しく解説しています。配置基準について詳しく知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
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保育士の配置基準とは?

保育士の配置基準とは、法律で定められた一定の保育時間に対して必要な保育士の人数や能力のことを指します。保育士の人数は子どもたちの年齢や保育時間帯によって異なります。例えば、認可外保育園での0歳児を保育する場合には、保育士1人に対して3人までの子どもを見ることが可能です。

保安運行基準に基づいて定められた配置基準を満たさない場合、保育園や幼稚園の運営ができないこともあるため厳守しましょう。

【形態別】保育士の配置基準

ここからは、形態別に保育士の配置基準について紹介します。

  • 認可保育園
  • 認可外保育施設
  • 幼保連携型認定こども園
  • 小規模保育事業
  • 家庭的保育事業
  • 事業所的保育事業
  • 居宅訪問型事業

それぞれ詳しく見ていきましょう。

認可保育園

認可保育園は、国や自治体が定めた基準を満たし、認可を受けた保育園のことです。「保育標準時間認定を受けた子どもを受け入れる施設」または「定員90名以下の施設」である場合、年齢別に基づく保育士数配置要員に加え、常勤保育士2人と非常勤保育士1人を配置する必要があります。

認可保育園の配置基準が保育士の配置ベースとなります。

年齢人数
0歳児子ども3人に対し保育士1人
1~2歳児子ども6人に対し保育士1人
3歳児子ども20人に対し保育士1人
4歳児以上子ども30人に対し保育士1人

参考:厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第(三十三条)」

認可外保育施設

認可外保育施設とは、国の基準を満たしていなくて補助金の支給などを受けられない保育園のことです。認可保育園とは異なり、保育士全員が有資格者でなければならないわけではありません。

保育者の3分の1以上が保育士又は看護師資格を有していれば運営可能です。1日に保育する人数によって、配置基準が異なります。認可外保育施設の配置基準は以下のとおりです。

1日に保育する乳幼児の数が6人以上の施設

  • 保育時間が11時間以内の場合、認可保育施設と同一
  • 保育時間が11時間以上の場合、保育されている児童が1人である場合を除き、常時2人以上の配置が必要

1日に保育する乳幼児の数が5人以下の施設

  • 保育に従事する者1人に対して乳幼児3人以下
  • 家庭的保育補助者(市町村長が行う研修を修了した者)とともに保育する場合は乳幼児5人以下

参考:厚生労働省「認可外保育施設に対する指導監督の実施について(平成13年3月29日)令和3年4月30日最終改正」

幼保連携型認定こども園

幼保連携型認定こども園は2015年以降、国に承認された認可保育所の1つで、地域に根ざした保育サービスを提供しています。

幼稚園と保育園を併設した施設で、年齢に応じたプログラムがあります。収容人数により、A型、B型、C型のグループに分類され、配置基準もそれぞれ異なります。

それぞれのグループにおける配置基準は以下のとおりです。

年齢人数
0歳児子ども3人に対し保育士1人
1~2歳児子ども6人に対し保育士1人
3歳児子ども20人に対し保育士1人
4~5歳児子ども30人に対し保育士1人

参考:内閣府「認定こども園概要」

小規模保育事業

小規模保育事業は、認可外の保育施設で定員が少ないことが特徴です。子どもたち一人ひとりにしっかりと向き合うことができるため、家庭的な保育が行われることが多いです。

小規模保育事業の配置基準は以下のとおりです。

類型職員配置基準職員資格
A型保育所の配置基準+1名保育士(保健師、看護師又は准看護師の特例が設けられている)
B型保育所の配置基準+1名1/2以上が保育士
保育士以外には研修を実施する必要がある
C型子ども3人に対し1人(補助者を置く場合は子ども5人に対し2人)家庭的保育者

家庭的保育事業

家庭的保育事業は,

保育士が家庭を訪問し、子どもたちを保育し、「保育ママ」と呼ばれることもあります。少人数で行われるため、子どもたちの個性にあわせた保育を行えることが特徴です。

家庭的保育事業の配置基準は以下のとおりです。

  • 受け入れる子どもの年齢は0~2歳
  • 子ども3人に対し職員配置基準は家庭的保育者1人
  • ただし、補助者を置く場合は子ども5人に対し2人

事業所的保育事業

事業所的保育事業は、企業内で働く従業員の子どもたちを保育することを目的とした施設です。子育てと仕事を両立することができ、労働力としての女性の活躍を促します。

事業所的保育事業の配置基準は以下のとおりです。

  • 受け入れる子どもの年齢は0~3歳未満
  • 19人以下:小規模保育A型B型の基準と同じ
  • 20人以上:国が定めた配置基準と同じ

居宅訪問型事業

居宅訪問型事業は、保育士が子育て支援を行うことを目的として家庭を訪問し、子育ての相談や支援を行うサービスです。ベビーシッターなどがこれにあたります。

居宅訪問型事業の配置基準は以下のとおりです。

  • 0~2歳児を対象
  • 子ども1人に対し保育士または家庭的保育者1人を配置

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保育士の配置基準の計算方法

ここからは、大阪府茨木市にある利用定員80人の保育園を例に挙げて計算方法を紹介します。自園に合わせて適宜人数を変え、自分でもチェックしてみてください。

地域の配置基準をチェック

まずは、園のある地域の基準をチェックしましょう。茨木市の配置基準は以下のようになっています。

園児数保育に従事する者の数
乳児(0歳児)3人につき1人
1歳児5人につき1人
2歳児6人につき1人
3歳児20人につき1人
4,5歳児30人につき1人

参考:「保育内容の継承」及び「保育の充実」に係る移管条件について

在籍する園児の数をチェック

地域の配置基準を確認したら、次は自園に在籍している(する予定の)園児の数をチェックしましょう。定員ちょうどの園児数であれば、そのまま次の計算に移行します。定員割れしている場合は、実際園に通っている園児の人数で計算しましょう。

ここでは、定員満員の園として計算していきます。

利用定員
乳児(0歳児)8人
1歳児10人
2歳児12人
3歳児20人
4歳児15人
5歳児15人
合計80人

年齢ごとの園児数を配置基準で割る

最後に、年齢ごとの園児数を保育士の配置基準で割っていきます。そののち、年齢ごとに算出された保育士の数を足し、四捨五入して計算終了です。

計算式のポイント
それぞれの年齢ごとの保育士の人数を計算する際の小数点:小数点第2位を切り捨て
各年齢の保育士数の合計を計算する際の小数点:四捨五入

この記事で例として取り上げた「茨木市の園」では、定員80人の場合、保育士数は9人必要ということになります。

利用定員保育士数
乳児(0歳児)8人3人(8÷3=2.66を小数点四捨五入)
1歳児10人2人(10÷2)
2歳児12人2人(12÷6)
3歳児20人1人(20÷20)
4歳児15人0.5人(15÷30)
5歳児15人0.5人(15÷30)
合計80人9人

【2023年】保育士の配置基準を75年ぶりに見直し?

保育士の配置基準は2023年6月の閣議決定で75年ぶりに見直されました。現代の少子化および保育士の待遇改善を図るために勘案されたもので、6月13日に閣議決定された「子ども未来戦略方針」にも記載されています。

2)幼児教育・保育の質の向上 ~75 年ぶりの配置基準改善と更なる処遇改善~
具体的には、「社会保障と税の一体改革」以降積み残された1歳児及び4・5歳児の職員配置基準について1歳児は6対1から5対1へ4・5歳児は30対1から25対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等の更なる処遇改善を検討する。

こども未来戦略方針(令和5年6月13日)
年齢現行改善案
1歳児6対15対1
4,5歳児30対125対1
75年ぶりの配置基準改正 現行の配置と配置改善案

こども家庭庁の小倉大臣は、2023年4月11日の記者会見の質疑応答で1歳児および4・5歳児の職員配置基準についても、「2024年度の予算編成過程において具体的な内容を詰めていく」と発言しています。

保育士の配置基準における緩和の流れ

平成28年4月から待機児童を解消し、受け皿を拡大するための緊急的な措置として、保育基準が一部緩和されました。朝夕の延長保育を家庭的保育者、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格を持つ人でも対応できるようになっています。

特例内容
1朝夕など児童が少数となる時間帯における保育士配置に係る特例保育士最低2人配置要件について、朝夕など児童が少数となる時間帯においては、保育士2名のうち2名は子育て支援員研修を修了した者等に代替可能とする。
2幼稚園教諭及び小学校教諭等の活用に係る特例保育士と近接する職種である幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭を、保育士に代えて活用可能とする。ただし、全体で1/3を超えない(保育士を2/3以上配置する)ことが必要。
3保育所等における保育の実施に当たり必要となる保育士配置に係る特例保育所等を8時間を超えて開所していることなどにより、認可の際に最低基準上必要となる保育士数(例えば15名)を上回って必要となる保育士数(例えば15名に追加する3名)について、子育て支援員研修を修了した者等に代替可能とする。ただし、全体で1/3を超えない(保育士を2/3以上配置する)ことが必要。
厚生労働省「保育所における保育士配置の特例(平成28年4月施行)の実施状況調査について(平成28年10月1日)」

参考:厚生労働省「保育所における保育士配置の特例(平成28年4月施行)の実施状況調査について(平成28年10月1日)」

緊急措置は一時的な対応であり、依然として保育園の増設や待機児童問題の解消が求められています。また、今後待機児童が解消し、保育士の確保が安定して行える状況になれば、廃止される可能性もあります。利用する際は十分留意してください。

保育士の配置基準を満たしていないと?

保育園を運営するにあたり、国の定める基準を下回らないこと、2人以上の保育士の常時配置が原則となっています。基準を満たさなければ保育園の運営は認められません。

認可保育園は年1回の立入調査、認可外保育園は原則として年1回以上の立入調査が義務付けられています。このとき基準違反が見つかれば、改善指導が行われます。1ヶ月以内に改善されなければ、事業停止命令または施設閉鎖命令の対象となるため、注意しましょう。

違反した場合の処罰について気になる方は、下記の記事もご覧ください。

あわせて読みたい
【知らなきゃ危険】保育士の配置基準を違反すると?処分や違反しないための対策を徹底解説! 保育の質を確保するため、国や自治体で設定された保育士の配置基準は非常に重要です。基準を遵守することは保育施設の運営において不可欠です。基準を破った場合には、...

まとめ

現在、国の定める保育士の配置基準に関して「保育士の人数を増やすべき」という声が高まっています。 一時的には配置基準が緩和されていますが、保育士を確保することは容易ではなく、万一立ち入り調査で問題が発覚すれば業務停止の可能性もあります。

将来的に、保育士がどのように求められるかは変化する可能性があるため、動向に注視しておきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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