保育士の持ち帰り仕事は当たり前?残業の内容や実態・持ち帰りを辞めたいときの対処法を解説!

保育士の業務は日々忙しいことが多く、大きな行事の準備や年度が切り替わる時期などは持ち帰りの仕事が多い職業といえます。「自分以外の保育士は持ち帰り仕事をしているのか」気になる方もいるでしょう。

そこで、この記事では持ち帰り仕事の実態や内容、持ち帰りを減らすための具体的な対処法を紹介します。持ち帰り仕事に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
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保育士の持ち帰り業務はどれくらいある?

保育士の業務は園児の世話をはじめ、保護者対応・行事の計画立案や準備・指導計画の作成など、多岐にわたっています。そのため、勤務時間内に全てをこなすのは難しく、自宅に持ち帰って処理することも多い傾向にあります。

持ち帰り仕事が多いのは保育士の不足と、業務を遂行するのに十分な時間が確保できないことが原因です。国の基準通りに保育士を配置しても、書類仕事などは勤務時間内に完了することができないため、結果的に持ち帰り仕事が発生する事態となっています。

保育士の持ち帰り仕事の内容

保育士の持ち帰り仕事の内容で多いのが「事務業務」と 「制作業務」です。それぞれくわしく解説します。

事務業務

保育士の事務業務で、持ち帰り仕事になるのは以下の4つが多い傾向にあります。

  • お誕生日会や行事担当の計画案作成
  • 日報の作成
  • 毎月のお便り作成
  • 保護者への連絡

保育士の業務は、計画案作成のほか、日報作成・毎月のお便り作成・クラスの保護者へ向けた連絡などがあります。これらの業務は通常、勤務時間内に遂行する必要がありますが、対応しきれない場合に持ち帰り仕事となります。

制作業務

保育士の制作業務で持ち帰り仕事になることが多い内容は、以下のとおりです。

  • 画用紙やリボンの作成
  • 壁面装飾の作成
  • 子どもが製作したものの仕上げ作業
  • お誕生日カードの作成
  • 行事で使う小道具や衣装の作成

園児の保育記録帳やお便り作成などは、個人情報保護の観点から持ち帰りが禁止されているところも多いです。そのため、園で事務業務を行い、自宅で製作物の準備を行う保育士も多くいます。

持ち帰り仕事をしている人の割合

保育士で持ち帰り仕事をしている人の割合は、週に1回以上持ち帰っている人が80%ほどいると考えられています。2019年の厚生労働省の調査によると、保育士の平均残業時間は1ヶ月に4時間程度であるとされています。

参照:厚生労働省賃金構造基本統計調査

しかし、平均残業時間は残業代が支払われている時間をもとに算出された平均値のため、残業代が発生していない持ち帰り仕事は含まれていません。そのため、平均よりも多く持ち帰り仕事をしている人が多いです。

保育士の持ち帰り仕事は明確にはなっておらず、状況が深刻であることは明らかといえるでしょう。

保育士の残業について気になる方は、下記の記事をご覧ください。

持ち帰り仕事をしないといけない理由

なぜ、大変な思いをしてまで保育士が持ち帰り仕事をしないといけないのでしょうか。ここからは、保育士が持ち帰り仕事をしないといけない理由を、公務員保育士と幼稚園教諭の2つに分けて紹介します。

公務員保育士の場合

公務員保育士の一日は、部屋の清掃や子どもたちの出迎えから始まります。その後、着替えや出欠の確認を行い、外遊びや散歩、年齢に応じた保育を行います。お昼の給食タイムには一緒に食事をし、園児がお昼寝したあとは呼吸確認や連絡ノートの記入などに時間を割くため、朝からお昼過ぎまでは子どもたちに付きっきりの状態といえるでしょう。

お昼寝のあとには、おやつを食べたり帰りの会をしたりして、保護者がお迎えを待ちます。保護者が迎えに来たら、その日の子どもたちの様子を報告して引き渡しを行います。子どもたちがいなくなった後は掃除や日報作成などの事務仕事や制作業務をこなさなければならず、勤務時間内に終わらない仕事を持ち帰る人が多いです。

ほぼ子どもたちに付きっきりのタイムスケジュールの中で、勤務時間内にすべての仕事を終わらせることは困難といっても過言ではないでしょう。

持ち帰り仕事は時間外労働としての給料が支払われるべきですが、保育所側は正確に把握していないことが多く、サービス残業となっています。

幼稚園教諭の場合

幼稚園教諭が持ち帰り仕事をする理由は、預かり保育があるという理由と送迎バスで送り迎えに時間が取られることが最大の要因です。公立保育園よりも長い時間預かり保育をしている幼稚園もあり、公務員保育士と同様に子どもを見ている間は、事務仕事をすることは困難です。そのため、園内で事務作業を終えることができないこともあるようです。

このような実態はデータとしてはほとんど明らかにされていませんが、持ち帰りの仕事は保育園・幼稚園ともに、負担の大きな問題の1つとなっています。

保育士が持ち帰り残業するのは違法?

持ち帰り仕事をしている保育士が多いことがわかりましたが、持ち帰り残業するのは違法なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここからは、持ち帰り仕事が違反か否かや残業代について解説します。

持ち帰り残業は違法ではない

結論からいうと、保育士が自ら持ち帰り業務を行うことは違法ではありません。

なぜなら、持ち帰り仕事は園長または上司からの命令に基づくものではなく、保育士が自発的に行なっているものだからです。ただし、園長または上司から指示があり自宅で仕事をする場合、法的には「残業」にあたり、残業代が支払われます。

保育士の持ち帰り残業の違法性についてさらに詳しく知りたいという方は、下記記事をご覧ください。

残業代が出ないケースが存在する

園長または上司から指示があると残業代が支払われますが、支払われないケースも存在します。それは「みなし残業手当が支給されている場合」です。

みなし残業手当は、保育士が残業するであろう時間数を前もって給与に加算しているため、持ち帰り仕事をしても残業代は支給されません。20時間のみなし残業手当が適用されている場合、残業があってもなくても残業代は支払われないことになります。

しかし、みなし残業時間を超過した分は残業代として支払われます。万が一、超過しても支払われない場合は、損をしているため、転職を検討したり後述する対処法を試すのが良いでしょう。

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持ち帰り仕事を減らすコツ

持ち帰り仕事を減らすコツは、以下の5つです。

  • やることを可視化して優先順位を決める
  • 制作業務のアイデアを集める
  • 他の保育士と協力して分担する
  • 隙間時間を利用して作業工程も減らす
  • 制作物が長持ちするよう工夫する

それぞれ詳しくみていきましょう。

やることを可視化して優先順位を決める

多くの業務をこなさなければいけない場合、どの業務から手をつけて良いかわからなくなる方もいるのではないでしょうか。そんなときは、自分が担当している業務をリスト化し、可視化することから始めましょう。可視化することで、締め切りの近い業務から順に優先順位を決められ、適切な時間配分で仕事を片付けることができます。

また、各業務にどの程度の時間が必要かも見積もっておくと、スケジュールを管理しやすくなります。

制作業務のアイデアを集める

残業がないときに、製作物やお便りに使える挨拶文例やイラスト素材などをストックしておくのも、持ち帰り仕事を少なくするコツです。ストックしておくとすぐに使えるので、業務の効率化につながります。ファイルごとにまとめてパソコンに保管しておくことで見つけやすくなります。

また、遠足のしおりについても例文を使ったりアイデアを取り入れたりすることで、時間短縮できます。しおりの作り方を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

他の保育士と協力して分担する

保育士同士が協力して得意な業務を分担することで、持ち帰り仕事を軽減することができます。パソコンを扱うのが得意な人や工作や裁縫が得意な人など、保育士それぞれに得意分野があります。保育士一人ひとりが得意な分野を担当することで、作業はスムーズに進むでしょう。

業務を分担することで各保育士が業務に集中して取り組むことができ、誤りやミスを防ぐことも可能です。今現在、他の保育士と分担する環境が整っていない方は、園長や主任などに相談してみましょう。

隙間時間を利用して作業工程も減らす

隙間時間を有効に活用することも、持ち帰り仕事を減らすコツの1つです。子どもたちが昼寝している時間やテレビを見ている時間などに事務業務や制作業務を進めることで、自宅での作業を減らせます。

しかし、目を離した際に怪我したり事故が起こったりする可能性もあります。そのため、子どもたちを第一優先にしながら作業を行わなければなりません。

制作物が長持ちするよう工夫する

毎回製作物を1から用意するのは保育士にとって大きな負担となるでしょう。そこでおすすめなのが、毎年の行事や季節に関する製作物を繰り返し使えるように工夫することです。

製作物はラミネート処理することで長持ちします。また、誕生日表の名前を書く部分を、マグネットを貼り付けられるようにしたり、紙を張り替えられるようにしたりしておくと、新年度も再利用できます。自分の作業量も減らせられるので、ぜひ実践してみてください。

持ち帰り仕事が少ない保育園の特徴

持ち帰り仕事に悩んでいる方の中には「持ち帰りが少ない保育園に転職したい」という方もいるのではないでしょうか。持ち帰り仕事が少ない保育園として、認可外保育園や病院内の院内保育園のようなイベントや行事が少ないところが挙げられます。これらの保育園は、準備や練習に必要な業務量が少ないため、勤務時間内に終わらせられることが多い傾向にあります。

また、企業に勤める社員の子どもたちを対象とした企業内保育施設も、イベントや行事が少ない傾向にあり、残業や持ち帰り仕事はそれほど発生しません。

持ち帰り仕事がなくならないなら?

先述したコツを試してもどうしても持ち帰り仕事がなくならないという方は、上司に負担の実情を伝えて分担について相談するのがおすすめです。

上司に相談するには、以下の具体的なデータを用意して臨むと良いでしょう。

  • 持ち帰りや残業した日付や時間
  • 持ち帰った仕事の内容
  • どうして持ち帰りが必要になったのか

もし、上司がうまく応じてくれない場合は、労働基準監督署に相談することや転職を考慮すると良いでしょう。

まとめ

保育士が持ち帰りで行う仕事の主な内容は、指導計画の作成やクラスの便り作成、行事や壁面の制作などです。持ち帰り仕事は、上司からの指示であれば残業代が支払われますが、自発的に持ち帰った場合は残業代が支払われません。

持ち帰り仕事を減らすには予めやることを可視化するほか、他の保育士と分担すること・デザインをストックしておくこと・制作物を使い回すことなど、業務を効率的に行う必要があります。

業務の効率化を図っても持ち帰り仕事が減らない場合は、上司に相談するのがおすすめです。しかし、相談しても状況が変わらない場合は転職を検討してみると良いでしょう。

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保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。現場の先生には、まずは話を聞いて、ヒアリングをもとに最適な幼保施設の提案をいたします。無理に転職を促したり、会わずに提案をしたりすることはありません。

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住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
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