折り紙は、子どもたちにとって楽しくリラックスできる活動の1つです。しかも、知育や手先の器用さを養うことができるので、保育園で良く取り入れられています。
そこで今回の記事では、保育士の方に向けて、子どもから人気のある折り紙の教え方を紹介します。効果やメリットとあわせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
【保育士必見】折り紙の教え方

ここでは、保育士が子どもに折り紙を教える際のポイントについて解説します。
- 折り紙活動の約束を子どもと確認する
- 保育士が手本を見せる
- 子どもと一緒に折り紙を折る
- できていない子どものサポートをする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①折り紙活動の約束を子どもと確認する
保育士が折り紙を教えるときは、子どもたちと事前に約束をしておくことが大切です。約束とは、折り紙を破ったり、飛ばしたりしないことなどです。
子どもたちに約束させることで、スムーズな活動につながります。また、将来約束を守るような子どもに育つことも期待できるでしょう。
②保育士が手本を見せる
保育士は手本を見せて、子どもたちに折り方を教えます。
折り紙の基本は、耳をつけたり、山折りと谷折りにしたりすることです。保育士が手本を見せることによって、子どもたちはよりイメージを持ちやすく、自信をもって取り組むことができます。
③子どもと一緒に折り紙を折る
保育士は子どもたちと一緒に折り紙を折ることも大切です。
子どもたちは保育士と一緒に折り紙を折ることで、楽しみながら手先の器用さを養えます。また、保育士側も子どもたちと自然なコミュニケーションが取れるので、より親密な関係を築けるでしょう。
④できていない子どものサポートをする
保育士はできていない子どものサポートをすることも大切です。
折り紙は、簡単に見えても難しい部分があります。保育士が教えながら段階的に進めると良いでしょう。子どもたちの成長を見守りながら、手厚いサポートをしっかりと行ってみてください。
保育士が折り紙を教える際のポイント

ここからは、保育士が折り紙を教える際のポイントを紹介します。
折り紙を教える際は、以下のポイントを意識することで、子どもたちが楽しく学べる環境を作れます。
子どもでも分かりやすいように声かけをする
折り紙を教える際は、子どもたちが理解しやすいような言葉を選んで声かけしましょう。
また、手順を一度確認してから始めることで、子どもたちがスムーズに折ることができます。
折り目を付けて端を揃えられるように教える
折り方を教える際は、丁寧に1つずつ教えていくことが大切です。
無理な力を入れて折り紙を折ると形が崩れてしまったり、折り目がつきにくくなったりします。そのようなときは、折り目を付けて端を揃えられるように教えましょう。
折り目をつけて端を揃えることで、綺麗な仕上がりになります。
折り紙が得意な子どもと苦手な子どもにそれぞれ配慮する
保育士は、折り紙が得意な子どもと苦手な子どもの差を認識して、それぞれに合った方法で教える必要があります。
折り紙が得意な子どもと苦手な子どもにそれぞれ配慮することで、子どもたち全員が楽しめる折り紙か活動になるでしょう。
折り紙が得意な子ども
折り紙が得意な子どもには少し難しめのお題を出すことで、さらなる成長を促すことができます。
また、自己肯定感を高めるために、完成した折り紙作品を褒めることも大切です。
折り紙が苦手な子ども
折り紙が苦手な子どもには、簡単な作品から教え始めることで自信をつけられるように心がけましょう。
さらに、細かな折り方に慣れるまで手伝ってあげることで、ストレス無く折り紙活動を楽しめるようになるでしょう。
子どもに折り紙を教える効果とは?

折り紙は、子どもたちが楽しめる活動の1つです。
また、折り紙には集中力や忍耐力、想像力などのさまざまな能力を養えます。ここからはどのような能力を養えるのかを見ていきましょう。
集中力・忍耐力・想像力を鍛えられる
折り紙を折りながら何を作りたいのかイメージを膨らませて完成に向けて1つずつ作業を進めることで、集中力や忍耐力を養えます。
また、自分なりのアレンジを加えることで想像力を豊かにすることもできます。
指先が器用になる
折り紙を折ることで、子どもたちの指先が柔らかくなり、手元の細かい作業が器用にできるようになります。
これは、将来的に字を書く、手芸をするなどの能力にもつながります。
やり遂げる力が習得できる
折り紙は完成するまでに時間がかかりますが、最後までやり遂げることで達成感を感じられます。
この達成感や自信が子どもたちの自己肯定感を高め、やり遂げる力が身につくでしょう。
保育士が折り紙を活用するメリットとは?

保育士が折り紙を活用するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
【ストレス解消】
折り紙は、手先を使いながら集中できます。子どもたちはもちろん、保育士のストレス解消にもつながるでしょう。また、クラス内で折り紙活動をすることで、和やかな雰囲気を作ることもできます。
【手軽さ】
折り紙は、空き時間や移動時間などでも手軽に行えます。また、特別な場所や道具が不要なのも特徴です。
【知育効果】
折り紙には、図形や色彩の理解力・空間認識力・手先の器用さを育むといった知育効果があります。また、想像力や創造力を育むことも期待できます。
【自由度の高さ】
活動の内容をアレンジできるため、子どもたちの興味を引きやすいです。季節やイベントに合わせた折り紙、動物やキャラクターをモチーフとした折り紙など、バリエーションも豊富です。
【コストの安さ】
折り紙は紙1枚あたり数円程度で手に入るため、教材費がかかりません。予算的な負担も少ないので、手軽に取り入れられます。
【まとめ】保育士は折り紙の教え方を押さえよう

今回の記事では、子どもから人気の折紙の教え方や効果、メリットについて解説しました。
折り紙は、子どもたちが楽しく学べる活動です。保育士は折り紙を活用することで、子どもたちの能力を育むだけでなく、クラスの雰囲気を和らげることもできます。
保育士の方は、ぜひこの記事を参考にして折り紙を広く活用してみてはいかがでしょうか。