【保育園関係者必見!】避難訓練の指導案や計画書・記録の書き方は?狙いもあわせて解説

自然災害などが発生した場合、いかに的確かつ速やかに避難できるかが重要です。保育園でも避難訓練を実施して実践力を養う必要があります。園関係者の中には、避難訓練をどのように実施すれば良いか、指導案や計画書をどのように書けば良いのかわからない方もいるでしょう。

この記事では、避難訓練の指導案や計画書・記録の書き方などについて徹底解説します。保育園関係者にとって必見の情報が満載なので、ぜひ参考にしてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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連絡手段電話番号:06-6210-5326
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保育園の避難訓練のねらい

指導案を書く前に、避難訓練のねらいを把握しておきましょう。保育園での避難訓練は、園児・保育士・保護者によってねらいが異なります。

園児

園児のねらいは、保育士の指示を聞いて避難できるようになることと、避難する手順を理解して災害時に落ち着いて行動できるようになることです。

避難訓練の経験を積むことで、保育園の中だけでなく家庭で災害が発生した場合でもスムーズに避難が行えようになります。

保育士

保育士のねらいは、園児を安全に避難させつつ自分の安全を確保できるようになることです。

避難訓練をすることで、災害が発生しても冷静な判断をしながら避難できるようになります。

保護者

保護者へのねらいは、災害が発生した場合にどのように連絡を取るのかということと、安全に引き渡しする方法を明確にすることです。

災害時は電話がつながりにくくなったり、連絡が取れなくなったりすることが予想されます。そのため、避難訓練でどのように連絡を取るのかを明確にしておくと安心です。

また、災害時には保護者への引き渡しが発生するため、避難訓練で安全引き渡すための方法やルートを明確にすることも必要となります。

月別のねらい

保育園では、毎月避難訓練をすることが義務となっています。そこで、月別にねらいを定めておくと指導案や計画書を作成しやすくなります。

ねらいに沿って訓練を行うことで、より密度の濃い訓練ができるようになるでしょう。

各月のねらいの一例を紹介します。

4月どこに避難をすれば安全なのかを把握する
避難場所やどのように避難をするのか、保育士がどのように動けば良いかを明確にする
5月保育士同士の連携が取れるようにする
保育士の指示を聞いて、園児が避難できるようにする
6月災害発生時の優先順位を決めて、どのように行動するかを明確にする
園児が落ち着いて避難できるようにする
7月園児一人ひとりの行動を確認する
8月自由遊びやイベント開催時を想定して避難訓練を行う
保護者の動きも想定してスムーズに避難できるようにする
9月どのように連携を取るかを明確にする
台風でガラスが割れることを想定して訓練する
10月給食中や午睡中などの時間帯に園児が落ち着いて避難できるようにする
11月未満時の避難やフォローを中心に訓練する
12月突然の避難訓練に園児が対応できるようにする
保育士の共通理解を確認しておく
1月安全なところから避難できるようにする
2月緊張感を持って避難訓練をする
園児と保育士の連携ができているか確認する
3月園児一人ひとりがきちんと避難できるかを確認する

保育士と園児だけでなく、保護者も含めてねらいを定めるのが重要です。

保育園の避難訓練の指導案の書き方

ここでは、保育園の避難訓練の指導案の書き方について解説します。

実施する日時

避難訓練は実施する日時を決めておこなうのが一般的です。日時が前もってわかれば、保育士が避難訓練に合わせて食事のタイミングを変更したり、子どもが活動する時間を調整したりできます。

避難訓練の計画は年間予定で明確にする場合もあれば、毎月の定例会議などで決定することもあります。

災害が発生する場所と原因

避難訓練の指導案には、どのようなシナリオで実施するのかを記載しましょう。特に、災害が発生する場所と原因は明確にしておく必要があります。

火災を想定した訓練を実施するのであれば「調理場で調理中に火災が発生した」と場所と原因を明確にすると良いでしょう。そのほかにも、正門から不審者が侵入したなどと不審者訓練を取り入れるのもおすすめです。

不審者対応について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

避難の方法と避難する場所

災害が発生する場所と原因を決定したら、発生した災害と原因に対して最適な避難方法や避難場所を記載します。

避難ルートは、必ずしも1つとは限りません。そのため、最適な避難ルートをクラスごとに想定しておくことが重要です。また、想定した災害に対して、一番安全に避難できる場所はどこかを明確にしておく必要があります。

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保育園の避難訓練の種類

保育園における避難訓練は、地震・火事・水害・不審者の4つが一般的です。

災害別の避難訓練の内容は、以下のとおりです。

種類詳細
地震揺れが発生したら窓際から離れ、落下物が落ちてきても頭を保護できるようにヘルメットなどを身に付ける。揺れが収まったら子どもに慌てて外に出ないよう指示し、子どもの人数を確認して外に出る準備をする。そして、避難経路に従って誘導し、避難場所で点呼を取る。
火事火元を確認したうえで、ハンカチやタオルなどで鼻と口を覆って、低い姿勢で移動する。また、火災の拡大を防止するため、可能な限り窓やドアを閉める。そして、子どもを安全な場所に誘導して、人数を確認する。
水害水害の状況を確認しつつ、子どもに上着の着用を指示し人数確認をおこなう。そして、子どもたちを安全な場所に集めて適切な場所に誘導したのち、人数を確認する。
不審者不審者の状況を確認し、子どもを集めて人数を確認する。その後、身の安全を確保できる場所に誘導し、人数の確認をおこなう。

毎月違うパターンの避難訓練を実施するのがおすすめです。

園児に避難訓練の大切さを理解してもらうために園ができること

避難訓練においては、いかに訓練が大切かを園児に理解してもらうことが重要です。そこで、保育園ができることを3つ紹介します。

絵本・紙芝居

絵本や紙芝居は、園児の興味を引きやすく、重要性を認識してもらいやすいです

防災に関連する絵本や紙芝居が数多くあるため、年齢に合ったものを用意してみてください。

防災や避難の大切さは、劇をとおして学んでもらうのもおすすめです。劇の構成を考える際は、どのような被害が発生するのか・災害発生時にどのように動けば良いのかを盛り込むようにしましょう。

上記の構成にすることで、災害の恐ろしさや避難の重要性をわかりやすく教えられます。

クイズや迷路

子どもにクイズを出したり、避難経路を迷路にしたりして避難の重要性を理解してもらうのもおすすめです。

クイズは火事の際は濡れたハンカチを口に当てて避難するのが正しいか否かを○×で回答してもらうと、楽しみながら覚えられます。

迷路においては、避難経路を迷路化して、場所や道順を覚えてもらうと良いでしょう。

避難訓練にICTを活用するのもおすすめ

実際に災害が発生した際だけでなく、避難訓練にもICTを活用するのがおすすめです。ICTシステムは園内のパソコンやスマホから園児の管理やメールの一斉送信、職員への伝達などができるツールです。

導入には費用がかかりますが、助成金の申請ができるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ICTについて気になる方は、下記の記事をご覧ください。

まとめ

保育園における避難訓練は、園児だけでなく職員や保護者にとっても重要な経験の場です。避難訓練を実施するためには、過去の実施状況などを含めて、計画を立てることが重要です。

避難訓練は、園児が正しい避難方法を理解し、実際に行動できるかが鍵となります。この記事で紹介した内容を参考に、安全に避難できる体制を整えてみてください。

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引用元:保育のカタチ

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