保育士の採用試験内容について徹底解説!公立と私立で試験が違うって本当?

「保育士の採用試験内容を知りたい」「公立と私立は試験対策が違うのだろか」など、保育士採用試験について悩んでいる方もいるのではないでしょうか。保育士の採用試験内容は公立の保育園と私立の保育園で異なり、それぞれにあった学習や実技対策が必要です。

この記事では、保育士の採用試験について詳しく解説します。これから保育園に就職・転職を考えている保育士の方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
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保育士の採用試験は何をする?

保育士の採用試験は公立の保育園なのか、私立の保育園なのかで試験の内容が異なります。公立保育園の採用試験を受ける場合は、教養試験の受験が必須です。

一方、私立保育園は営業主体となる団体(企業、社会福祉法人、学校法人など)が採用試験を実施します。そのため、公立保育園の採用試験とは異なり、面接だけで終わる園もあれば、独自の実技試験が準備されている園もあります。

保育士の採用試験は2通り

保育士の採用試験は、先述したとおり応募先によって試験内容が異なります。公立保育園と私立保育園の試験内容は以下のとおりです。

  • 公立保育園は公務員試験を受ける
  • 私立保育園は園側が設定した採用試験を受ける

公立・私立保育園の採用試験について、それぞれ詳しく解説します。

公立保育園は公務員試験を受ける

公立保育園に勤務するためには、公務員試験をパスする必要があります。公務員試験は一般事務などと同じく、教養試験が必須です。その他にも、保育の専門知識も問われるため、広い範囲の試験対策が必要となります。

公務員試験は年齢制限が設けられているケースが多々あるため、予め問い合わせをしておきましょう。

また、人数が足りているという理由で採用試験が実施されない自治体もあります。他にも保育園を希望しても児童福祉施設や児童館のような公共機関に配属されるケースもあるため、募集要項をしっかりと確認しましょう。

私立保育園は採用試験を受ける

私立保育園では各自求人募集に申し込むことで、採用試験を受けられます。採用時期や募集人数は園や時期によって違い、必要とされる人材も異なります。求人情報を随時チェックして、条件に合った保育園を見つけましょう。

詳しい試験内容は応募者のみに告知する保育園も少なくないため、私立保育園の採用試験も対策をしておくことが重要です。

公立保育園の試験内容と対策

公立保育園の採用試験内容は以下のとおりです。

  • 一次試験は筆記試験
  • 二次試験は作文・小論文・実技試験など

それぞれの試験内容を解説します。

一次試験は筆記試験

筆記試験の内容は、一般的な教養を測る「教養試験」と保育士としての専門知識を測る「専門試験」が出題範囲です。

それぞれの試験内容は、以下のとおりです。

教養試験①能力を測る分野の試験範囲1文章を読んで内容を理解する「文章理解」
2文章題や計算がメインの「数的推理」
3数や暗号から暗号を導き出す「判断推理」
4与えられた資料から読み解く「資料解釈」
②知識を測る分野の試験範囲1政治・社会・経済などの分野から出題される「社会科学」
2国語・文学・思想・日本史・世界史・地理・芸術などの分野から出題される「人文科学」
3理系の分野から出題される「自然科学」
専門試験1保育・子どもに関する専門的な理解度を測る試験

保育の知識だけではなく、公務員としての能力も求められるため、幅広く学習する必要があります。

二次試験は作文・小論文・実技試験など

公立保育士の二次試験は、作文や小論文が行われます。「少子高齢化について」「待機児童問題について」などの、保育に関する事柄がテーマとなることが多いので、普段から情報収集をして対策をしておくことが重要です。

その他にも、自治体によっては実技試験が実施されるケースも見受けられます。実技試験の内容は各自治体によってさまざまですが、音楽や造形・言語(読み聞かせや素話)などが多いです。

一次試験、二次試験のあとに個別または集団で面接を行い、合否が決定します。

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私立保育園の試験内容と対策

私立保育園の採用試験の流れは以下のとおりです。

  • 一次試験は書類審査
  • 二次試験は実技試験

保育園の方針や採用時に重視しているポイントによって、試験内容は大きく変わることもあるため、募集要項をしっかりと確認しましょう。それぞれの試験内容を詳しく解説します。

一次試験は書類審査

私立保育園の一次試験は書類選考が中心になります。履歴書やエントリーシートも、ただ書くだけでは通過できません。

以下の事柄を盛り込んで、作ると反応率が高まるでしょう。

  • 自分が学んできたこと
  • 保育士として働くにあたり、大切にしていること

丁寧かつわかりやすくまとめられた履歴書をつくると、選考が有利に進む可能性が高まります。応募書類について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

二次試験は実技試験

私立保育園の二次試験は、実技試験が中心となります。園によって内容はさまざまですが、代表的な実技は以下のとおりです。

  • ピアノ
  • 絵本
  • 造形(製作・絵画)
  • 保育の実技
  • ダンス
  • 特技

私立保育園は「園とマッチしているか」「教育理念と合っているか」など、実技能力や人柄もチェックされます。さまざまな視点から保育園に合う保育士を見極めるための実技なので、バランス良く対策しておきましょう。

ここからは、私立保育園の実技試験の課題や対策方法を詳しく紹介します。

ピアノ

保育現場に欠かせないピアノの実技試験は、ほとんどの私立保育園の採用試験で実施されています。ピアノの実技試験の内容を大きく分けると、以下の3種類あります。

1課題曲の演奏・試験前に指定された課題曲を演奏する試験
・チェルニーやバイエルといった練習曲の本や童謡が課題になりやすい
・童謡は弾きながら歌うことを求められるケースも多い。
2自由曲の演奏・自分で選んだ曲を演奏する試験
・難解な曲を選んで、面接官に見栄をはる必要はない
・童謡を選び、弾き歌いでアピールするのも良い
3初見演奏・採用試験当日、課題曲が与えられる試験
・難しい曲ではなく、童謡「ちょうちょ」のような、簡単な内容が多い

課題曲・自由曲の演奏は練習を重ねて対策しておきましょう。試験官はピアノの演奏技術だけでなく、雰囲気や子どもたちとの関わり方もチェックしています。ピアノが苦手でも、ネガティブな雰囲気にならないように明るい雰囲気で臨むのがポイントです。

また、初見演奏対策は「楽譜に慣れておくこと」が重要です。高度な曲を要求されるケースは稀なので、メジャーな童謡は即興で演奏できるように、練習しておくと安心です。

絵本

絵本の読み聞かせも採用試験で実施されることが多いです。面接官を前に、園児たちに読み聞かせをするように実技を行います。保育園側から想定している対象年齢を告げられ、予め持参するように指示されるケースがほとんどです。「なぜその絵本を選んだのか」についても質問されることが多いため、答えられるように準備しておくと良いでしょう。

読み聞かせはピアノのように明確な基準がないため対策が難しいですが、以下のポイントを意識するのがおすすめです。

  • 抑揚をつけながら、ゆっくりはっきり読む
  • 話に合わせた表情で読む
  • 相手にしっかり絵が見えるようにする
  • 試験官の反応も意識して話を進める

造形(製作・絵画)

造形の実技試験では「絵画制作」と「工作」が出題されます。絵画制作では画材の特性や色の三要素、捕色などを理解したうえで、のびやかに描くと良いでしょう。制作物のクオリティも大切ですが、必ず時間内に完成させることが重要です。

工作はその場で伝えられた課題を、丁寧かつスピーディーに仕上げるのがポイントです。時間に余裕があれば、子どもの喜びそうな工夫を盛り込むのも良いでしょう。工作も絵画と同様に、時間内に終わるかが重要となります。

保育の実技

保育を行う実技試験は、実際に在園している子どもたちを相手に保育を行います。事前に対策しにくいですが、試験官は完璧な保育は求めいるわけではなく、明るく積極的に子どもたちと関われるかどうかをチェックしています。

これまでの保育実習や職場をとおして学んできたことを思い出し、自分の知識と経験を活用して積極的に子どもたちと関わりましょう。手遊びやペープサートの技術を取り入れて、特技をアピールするのもおすすめです。

ダンス

近年、実技試験にダンスを取り入れている保育園もあります。ダンスをする園児をイメージして自分でオリジナルの振付を考えることもあるため、前もって振付を考えておくことがポイントです。

試験官はダンス技術の高さではなく、体をどれくらい大きく動かせるか、楽しそうに踊れるかをチェックしています。保育園では発表会や運動会で保育士も一緒に踊る機会が多いため、子どもたちにとって魅力的な表現ができるようにしておきましょう。

特技

面接官から課題が出されず「特技をみせてください」といわれることもあります。保育につながる特技を披露すると、より良い印象を与えられます。

ピアノ演奏が得意ならば、実技試験と違った演奏を披露しても構いません。その他にも、ペープサートや絵画制作・折り紙・人形劇なども、保育に関する特技なので、披露するのが良いでしょう。

まとめ

保育園の採用試験は公立保育園と私立保育園で内容が異なります。公立保育園の採用試験は公務員試験のため、幅広く勉強しておく必要があります。

私立保育園においては一次試験が書類選考、二次試験で実技試験が設けられているところが多いため、しっかりと対策しておきましょう。実技試験では人柄や取り組む姿勢も重視されています。近い将来、保育士として活躍する自分の姿をイメージして、挑むのが重要です。

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