「保育士の資格を取って働いてきたけど退職したい」そう考えている方もいるのではないでしょうか。不満を持ちながら働き続けることは、心身ともに負担を感じてしまうものです。退職理由は人間関係や仕事量など様々です。
実際保育士の退職理由として多いものは何なのでしょうか。退職しようと考えているのであれば、他の人の退職理由も気になるものです。
そこで本記事では、保育士の退職理由や退職を伝える時の例文を解説していきます。本記事を読めば、今の職場を円満に退職することができるでしょう。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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住所 | 〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201 |
許可番号 | 厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764 労働者派遣事業:派27-304996 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート |
求人施設 | 保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など |
対応エリア | 全国 |
連絡手段 | 電話番号:06-6210-5326 LINE |
保育士が退職を考える主な理由
今日では共働きの家庭が増え、保育士の存在はなくてはならない社会になっています。しかし、社会的な需要に対して、保育士の数は少なく負担も増えるばかりです。
また、保育士として働く中で仕事に対して不満に思うこともでてくるでしょう。まず初めに、どのような理由で退職を考えるのか見ていきましょう。
給料が低い
平成28年賃金構造基本統計調査では、女性保育士の月収換算では約27万円と発表されています。他の一般的な職種が約31万円のため、約4万円の差です。数字だけ見るとそれほど低く感じないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事内容を考えると現場の保育士は不満を持っているのかもしれません。
保育士は、子どもと遊ぶだけが仕事ではないのです。行事などの準備、子どもたちがいない間の事務作業、保護者への対応など幅広く仕事をこなしていかなければなりません。
これらの仕事量と給料が見合っていないため、給料が低いと感じるのではないでしょうか。
人間関係のトラブル
同じ職場で働くスタッフとの人間関係のトラブルから、退職を決意する人は多いでしょう。表面上では中がよさそうに見えても、保育士という女性社会の中は混沌としていることも多いです。
人間関係のトラブルから、仕事に影響がでてくるため転職し環境を変えようと考えるのも納得します。
サービス残業が多い
保育士は業務量が多く、サービス残業が多い仕事です。
職場で仕事が終わらず自宅に持ち帰って行う、いわゆる持ち帰り残業をすることもあります。もちろん給料はでず、プライベートの時間を削っての業務になります。
プライベートを確保できない事のストレスから、転職を考える方もいるのです。
職場との保育方針の違い
保育士として働き始めたばかりのころは仕事を覚えることで精一杯のため、あまり気にならないかもしれません。しかし、働いていくうちに保育園と自分の保育方針がずれているかもしれないと考え始めることもあります。
保育園の園長や他のスタッフと話し合い、解決できれば問題ないでしょう。
しかし、話し合いで解消されない場合は退職を考えるきっかけになることもあります。
結婚・出産
結婚・出産などの自分の人生に関わる節目に、仕事の働き方などを考え直す人も多いでしょう。結婚や出産などは人間関係のトラブルになりにくく、円満退職をすることができます。
退職を告げる前にすること
退職する前には、必ず上司に退職の意思を伝えなければなりません。勤めている保育園などの規則に、退職について記載されている場合もあります。
退職することを上司に伝える際には、必ず確認しておきましょう。
そのうえで、退職することを伝える前に下記の2点を確認する必要があります。
本当に退職したいと思っているのか考える
「退職したい」そう考える気持ちは、一時的なものではないか必ず確認しておきましょう。
例えば、今日の仕事で嫌なことがあると、退職したい気持ちが出てくることもあるのではないでしょうか。しかし、よく考えると「そこまでして退職したいとは思わないかも…」ということもしばしば見られます。
まずは、本当に今の職場を退職したいのか、退職して後悔しないのか、一度立ち止まって考えてみてください。
退職後はどうするのか明確にしておく
退職する前に、退職後の方針を明確にしておきましょう。ハローワークに登録すると条件をクリアできれば、登録3カ月後から失業保険を受給できます。
しかし、受給できる3カ月後までどうするのかや、保育士としてのブランクがあれば転職活動にも影響が出てきます。
そのため、貯金をしておくことや働いていない期間を使って自己研鑽するなど、計画を立てておきましょう。
退職理由を告げるときのポイント
退職を決意した後は上司に伝えていきます。上司に伝えるときは緊張します。
保育士は常に人手不足のため、退職の意思を伝えると上司によっては感情をむき出しにして怒る人も。
円満に退職できるようにするために、4つのポイントを伝えていきます。
退職する3カ月前には伝える
法律上は退職する2週間前に伝えるように決められています。しかし、会社によっては自由規定で1〜3カ月前と記されていることもあるため注意してください。
また、伝える時は必ず直属の上司に、アポイントを取ってから直接口頭で伝えることがマナーです。
他の保育士への引継ぎなど、業務に穴を残さないようにする必要があります。
しかし、体調や病気の関係で退職することもあるかもしれません。その場合、直接伝えることができない可能性もあります。その時は、電話で伝えるか退職代行を使うことも一つの方法です。
退職理由でネガティブなことを伝えない
「○○さんから虐められて…」
「給料が見合っていなくて…」
以上のようなネガティブなことを伝えないようにしましょう。
退職理由をハッキリと伝えたい気持ちはもちろんあるものです。しかし、ネガティブな理由を伝えるとトラブルになりやすいので注意しましょう。
園児や保護者にも伝える
退職時は園児や保護者にも説明しておきましょう。急に退職してしまうと園児が受け入れられなかったり、保護者からの保育園に対しての信頼も壊すことになりかねません。
また、その際にもネガティブなことは言わないようにして退職する旨を伝えましょう。
退職の意思を貫く
保育士は常に人手不足のため、必ずと言っていいほど退職しないように引き止められるでしょう。昇給や人間関係の改善など、あの手この手で退職を引き止めようとすることもあります。
その時は、上司の言葉を鵜吞みにせず、必ず退職の意思を貫くようにしましょう。
【例文】退職理由を上手く伝えるには?
これまで退職について解説してきました。できればできるだけ音沙汰なく退職したいものです。例えば、結婚や出産はやむを得ない理由と上司に捉えられ退職しやすくなります。
しかし、退職理由が違う場合はどう伝えればいいのでしょうか。ここからは、退職理由ごとにどのように伝えていけばいいのか紹介していきます。
人間関係のトラブルが原因の場合
【例文】
お時間いただきありがとうございます。今日は退職願を提出したく、伺いました。
理由は、私がここで学んだことを他の場所でも通用するか試したいと考えたからです。ここで学んだことを生かし、保育士として、1人の人間としてさらに成長していきたいのです。
人員が不足していることは重々承知していますが、退職願の受理お願い致します。
違う場所で自分を成長させたいということを伝えることで、ポジティブな印象をつけましょう。
給料が低いことが原因の場合
【例文】
お時間いただきありがとうございます。今日は退職願を提出したく、伺いました。
理由としては、私がこの保育園で働いてきた中で、期待に添えてなかったと感じたからです。他の保育園で1から勉強し直して、保育士としての実力をしっかりとつけてきたいと思います。
人員が不足していることは重々承知していますが、退職願の受理お願い致します。
給料にみあった働きができていなかったというように、捉えてもらえるようにしましょう。
ただし、給料というワードを使うと印象が悪くなるため、使わないように注意してください。
仕事量が多いことが原因の場合
【例文】
お時間いただきありがとうございます。今日は退職願を提出したく、伺いました。
理由としては仕事を効率的に回すことができず、他の方にご迷惑をかけてしまったため、保育士として学び直したいと考えたからです。ここで学んだことをステップアップ出来るように、様々な場所で保育士として学び直していきます。
人員が不足していることは重々承知していますが、退職願の受理お願い致します。
仕事量が多いことは伝えず、自分が効率が悪くて他の人に迷惑をかけてるように伝えましょう。罪悪感からここではもう仕事できないという雰囲気を伝えることで、退職願を受理してもらいやすくなります。
【まとめ】退職理由を上手く伝えて円満に退職しよう
本記事では、退職理由と退職時に注意したいポイントについて解説しました。退職したい理由は様々だと思いますが、「退職したい!」と決意したならあとは行動するだけです。
退職を引き止められても、あなたの人生をよりよくしていくために円満退職を目指して頑張ってくださいね。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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