保育所だけではなく、一般企業においても組織をマネジメントする存在が必要です。管理職がマネジメントを担当することになり、実務だけでなく組織を総括したり人事をおこなったりしなければなりません。
保育園における管理職の果たす役割は、とても重要です。それでは、保育園における管理職とは、具体的にどのような職務を担当するのでしょうか。
この記事では、保育園における管理職の仕事内容や、必要な資格、給与などを徹底解説します。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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許可番号 | 厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764 労働者派遣事業:派27-304996 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート |
求人施設 | 保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など |
対応エリア | 全国 |
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保育園における管理職とは?
保育園における管理職は、園長や主任保育士のことを指します。保育園の管理職は総括者となる存在であり、担当するセクションの組織を運営したり人事を管理したりする立場になります。
管理職の種類と仕事内容
保育園における管理職は、以下の5つです。
- 園長
- 主任保育士
- 副主任保育士
- 専門リーダー
- 職務分野別リーダー
各管理職の仕事内容は、以下のとおりです。
園長
園長は保育園の最高責任者であり、保育園の運営や経営までを担当します。
保育園内の各セクションや保育士とのやり取りだけでなく、保護者や行政とのパイプ役を担う存在です。保護者からのクレームがあった場合は、最終的な対応を園長がします。
保育士にまつわる人事だけでなく、次世代を担う人材を育成するのも園長の仕事の1つです。
主任保育士
主任保育士は園長の補佐役であり、保育士のトップといえる立場です。現場の最高責任者となり、特定のクラスを持たないのが一般的です。
実務は園長のサポートをおこなうことがメインとなりますが、場合によっては園長の代理としての役割を担います。保育士をうまく配置するために、シフトを組んだり業務の調整をおこなったりするのも主任保育士の役割の1つです。
ほかにも、教材や備品の選定や保護者とのやり取りをおこなうこともあります。
副主任保育士
副主任保育士は、主任保育士の補佐役という位置付けです。園長と主任保育士が不在のときに代理を担当する立場にあります。保育園によって、事務所にいることが多い人と現場でメインに活動する人にわかれることが多いです。
副主任保育士はライン長と呼ばれる場合も多く、園長や主任保育士から受けた指示について、保育士に伝達する役割を担っています。また、保育士からあがってきた声を収集して園長や主任保育士にフィードバックしたり、人材育成の実質的な指導をおこなったりします。
専門リーダー
専門リーダーは、保育士の中で分野別のスペシャリストとなる存在です。2017年に新たに制定された「処遇改善等加算Ⅱ」により、保育士の処遇改善を目的として副主任保育士とともに追加されました。
副主任保育士と似たポストとなりますが、専門リーダーは保育に参加するのが中心です。保育士の中で、専門性の高い中堅保育士という位置付けとなっています。
職務分野別リーダー
職務分野別リーダーとは、3年以上の経験を有した保育士が対象となり、専門分野のリーダーとして活躍する職務を担当します。保育士の待遇改善や離職の防止などを目的として、副主任保育士や専門リーダーとともに設立されました。
副主任保育士や部門リーダーが中堅を対象となるのに対し、職務分野別リーダーは若手が対象となるポジションです。部門リーダーは、子どもの保育や食育・衛生管理などの専門分野のリーダーとして活動します。
管理職になるための資格や条件・給与について
保育園の管理職に就くためには、資格が必要な場合があります。また、管理職になるための条件や給与もそれぞれ大きく異なるのが特徴です。
ここからは、管理職になるための資格や条件・給与について、職位別に詳しく解説します。
園長
園長になるための条件は、公立保育園と私立保育園で異なります。
公立保育園の場合は地方公務員となるため、保育士資格の取得と同時に公務員試験をクリアして正規職員保育士として採用されなければなりません。さらに、10年以上の実務経験を積み、園長への昇格試験を受けて自治体から承認を得る必要があります。
私立保育園の場合は、専門リーダーや主任保育士などの経験を積み、園長になることが多いです。
園長の給料については、内閣府が令和元年度に公表した資料によると、私立保育園が年収679万円程度、公立保育園が年収759万円程度となっています。
参照元:内閣府「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」
園長になるための資格について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
「保育園 園長 資格」の内部リンク挿入
主任保育士
主任者保育士になるための資格や条件は、決められていないことが多いですが、以下の項目をもとに選定している保育園が多い傾向にあります。
- 勤務年数
- 経験
- スキル
主任保育士になる経験年数の目安は、厚生労働省によると平均勤続年数は21年程度とされています。いきなり主任保育士となるケースは稀で、職務分野別リーダーや副主任保育士などを経て、ステップアップするのが一般的です。
ほかにも、日本保育協会が主催する主任保育士研修会を受けて知識を習得する方法もあります。主任保育士の場合、職務手当が月4万円程度に設定されている場合が多く、422万円程度の年収となる場合が多いです。
参照元:厚生労働省「保健師等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ」
副主任保育士
副主任保育士になるためには、7年以上保育士として経験を積んでキャリアアップ研修を受けるのが一般的です。
キャリアアップ研修はマネジメントに加えて、以下の中から3分野を受講する必要があります。
- 乳児保育
- 幼児教育
- 障害児保育
- 食育・アレルギー
- 保健衛生・安全対策
- 保護者支援・子育て支援
- 保育実践
- マネジメント
副主任保育士は手当てが月4万円ほど付き、月収は26万円から29万円程度となる場合が多いです。
専門リーダー
専門リーダーとなるためには、7年以上の勤務年数と職務分野別リーダーとしての経験が必要となります。さらに、先述したキャリアアップ研修で4つ以上の分野の研修が完了していなければなりません。
専門リーダーの場合は月4万円の手当が付き、副主任保育士と同じレベルの給与を得られる場合が多いです。
職務分野別リーダー
職務分野別リーダーになる際に資格は不要です。都道府県単位で実施されている研修を受けたうえで、研修が修了した後に職務分野別リーダーの発令を受けることで職務分野別リーダーになれます。
職務分野別リーダーになると、月5,000円の手当を得られます。
管理職に就くためのキャリアパス
保育園で管理職に就くためのキャリアパスとして、その園の昇格方針に沿って、どのような基準で昇格するのかを理解した上で、希望に沿った形で昇格していくことが重要です。
そのためには、面談などを通して園と意向を擦り合わせる必要があります。
もう1つのキャリアパスとして、一定の経験を積み、ほかの保育園に転職する方法があります。新たに設立された保育園で即戦力となる管理職を求めているケースが多いです。自分の実績や経験をうまくアピールできれば、管理職として転職できる可能性が高まります。
まとめ
保育園の管理職は園長のほか、主任保育士・副主任保育士・専門リーダー・職務分野別リーダーの5つです。
管理職は現場で働く保育士と違い、より責任感が問われますが、得られる収入は増え、やりがいや達成感を得られるでしょう。
今後、管理職に就きたい方は、同じ保育園で長く働く方法と一定の経験を積んでほかの保育園に転職する方法でキャリアアップを狙うのがおすすめです。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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