保育園でできる園児の熱中症対策7選!園児が熱中症になったときの対処法も紹介

総務省消防庁報告データでは、全国で6月から9月の期間で熱中症が原因で救急搬送された方が2010年以降大きく増加しています。重度な熱中症となった場合、後遺症が残るリスクもあるため常に警戒が必要です。

自分で対策できない園児に対しては、周囲がサポートしてあげることが重要です。それでは、保育園では熱中症対策としてどのようなことを行うべきなのでしょうか。

この記事では、保育園でできる園児の熱中症対策を紹介します。また、園児が熱中症になった場合の対処法もあわせて紹介します。

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目次

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引用元:保育のカタチ

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保育園の熱中症対策は国のガイドラインに従う

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間居続けることにより、体温調節機能が適切にできなくなり体内に熱がこもった状態を指します。

厚生労働省では、「熱中症予防のための情報・資料サイト」で熱中症に関する情報を発信しており、子どもについては体温の調節能力が十分に発達していないため、特に気を配る必要があるとしています。

また、室内では扇風機やエアコンで温度を調節したり、室温をこまめに確認したりすることが推奨されています。屋外においても、日傘や帽子の着用や日陰の利用、こまめな休憩をすすめています。

熱中症予防のための情報・資料サイト」では、熱中症の予防についてのリーフレットがダウンロードできるので、ぜひ参考にしてください。

子どもが熱中症になりやすい理由

子どもが熱中症になりやすい理由として、以下が挙げられます。

  • 体温調節が苦手だから
  • 地面からの反射熱を受けやすいから
  • 子ども自身が体調不良に気付けないから

国のガイドラインでも言及されているとおり、子どもは体温調節機能が未発達であるため、熱中症にかかりやすいです。また、子どもは身長が低いため、地面からの反射熱による影響が特に大きいことも要因となります。

保育園でできる園児の熱中症対策7選!

子どもは熱中症にかかりやすいため、保育士は常に気をつける必要があります。保育園でできる園児の熱中症対策を7つ紹介します。

  • こまめに水分補給の時間を作る
  • 高温多湿の環境を作らない
  • 保冷剤を常備しておく
  • つば付きの帽子を被らせる
  • 夏服を風通しの良いものにする
  • 暑さ指数(WBGT)を確認する
  • 子どもから目を離さない

各対策の詳細は、以下のとおりです。

こまめに水分補給の時間を作る

熱中症対策として、最も気をつけたいのが水分補給です。水分補給することで、脱水状態になるのを避けられます。

一度に大量に飲むよりも、1時間おきに少しづつ飲むことが重要です。また、汗をかくことでビタミンとミネラルが失われるので、水ではなく麦茶などのドリンクを飲むのも良いでしょう。

高温多湿の環境を作らない

園児が熱中症にならないためには、高温多湿の環境を作らないことも重要です。昨今の常識として、熱中症は室内でも発生するリスクがあることが知られています。

これは、部屋が密閉されていて高温多湿の状態になると、外で過ごすのと同じような状況となるためです。熱中症対策として、遮光カーテンなどを利用して室温が上がりにくくすることが重要です。また、冷房を使用して室内温度を下げると同時に湿度も下げて快適な空間をキープしてください。

保冷剤を常備しておく

熱中症にならないためには、体を冷やして熱くなりすぎないようにしなければなりません。そこで、前頸部や腋窩部、鼠径部を冷やす保冷剤を常備しておくのがおすすめです。

保冷剤がない場合、冷やしたタオルを常に冷蔵庫に入れておくのも良いでしょう。外出時などに使用する場合は、クーラーボックスに入れて冷えた状態をキープしておくことが重要です。

つば付きの帽子を被らせる

頭に直射日光が当たると、体温が上昇して熱中症になりやすくなります。そこで、外出時には帽子を着用するのが一般的です。

また、つば付きの帽子を被らせれば、より熱中症対策として効果的です。暑がって帽子を嫌がる園児がいる可能性がありますが、外出時は常に目配せして帽子を被らせることが重要です。

夏服を風通しの良いものにする

保育園によっては、指定服が存在する場合があります。指定服の中で、夏服が厚手なものとなっている場合、汗をかきやすくなり水分が不足して熱中症のリスクが高まります。

そこで、夏服は風通しの良いものを選択することが重要です。また、指定服ではなく親が自由に選べる体制を整えるのも良いでしょう。

暑さ指数(WBGT)を確認する

暑さを図る指標として、気温だけでなく暑さ指数(WBGT)も参考となります。暑さ指数は、湿度や日射、輻射など周辺の熱環境、そして気温の3つを使用した指標のことです。

暑さ指数は、熱中症予防サイトやアプリなどで無料で確認できます。暑さ指数を常にチェックして、冷房の温度設定や外出可否の判断などに役立ててください。

子どもから目を離さない

熱中症対策として、子どもから常に目を離さないことも重要です。子どもの場合、どうしても暑い中でも遊ぶことに熱中してしまい、熱中症になる可能性があります。

子どもに異変が発生しても、見逃してしまうと発見したときには重症化するケースもあるため注意が必要です。そのため、子どもだけで行動させずに、保育士も付き添い、常に観察するようにしましょう。

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保育園での熱中症対策をするときのポイント

保育園で実際に熱中症対策をおこなう際は、以下のポイントを意識してください。

  • 園内で過去の事例やマニュアルを共有するようにする
  • 子どもにもわかりやすい言葉で伝えるようにする
  • 保護者にも協力してもらう

各ポイントの詳細は、以下のとおりです。

園内で過去の事例やマニュアルを共有するようにする

一般的な熱中症対策を知るだけでなく、過去園内で発生した事例を把握しておくことも重要です。また、対策内容をマニュアル化して、スタッフ全員に共有する必要があります。

スタッフ同士で共通認識を持てば、スタッフ間でうまく連携して熱中症を防止できる体制を整えることが可能です。また、シナリオを作成して園内研修をすることで、緊急時でも適切に対応できるようになります。

園内研修について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

子どもにもわかりやすい言葉で伝えるようにする

熱中症については、子どもにも周知することも重要です。ただし、子どもに対して専門用語を用いてもうまく伝わらないため、わかりやすい言葉で伝えることが重要です。

言葉だけでなく、写真やイラストなどを用いるとより伝わりやすくなるでしょう。

保護者にも協力してもらう

園児が寝不足などで体調不良になった状態では、より熱中症にかかるリスクが高まります。そこで、保護者の協力を得て熱中症対策を行なってください。

保護者に対して、熱中症に注意する旨のお便りなどを配布して、注意喚起と同時に協力を得ると良いでしょう。

園児が熱中症になったときの対処法

熱中症対策をしたとしても、予期せぬ事態が発生する可能性があります。ここでは、園児が熱中症になった場合の対処法を症状別に解説します。

軽度の症状の場合

軽度な熱中症は、身体の水分が失われて疲労感を感じやすい状態にあります。具体的な症状としては、息切れや気だるさ・立ちくらみ・めまいなどが挙げられます。

上記の症状がみられたら、すぐに水分補給を行なってください。水ではなく、スポーツドリンクを摂取すれば失われた塩分も一緒に補給できます。水分補給と同時に、涼しい場所で休憩を取らせることも重要です。

中程度の症状の場合

中程度の熱中症になると、体温が37.5℃を超えることがあります。体温が上がると同時に、脳への血流が低下して集中力が低下するなどの症状もみられます。ひどい症状の場合、顔の青ざめやひどい頭痛が発生するので注意が必要です。

中程度の症状がみられる場合、すぐに涼しい場所へ移動させて身体を冷やしてください。この際、極端に温度が低い場所に移動すると体温の急激な変化により症状が悪化するケースもあるので注意しましょう。

重度の症状の場合

重度の熱中症になると、けいれんや呼吸困難などの症状がみられます。意識がもうろうとなり、歩行もままならないケースが多いです。重度の熱中症になると、死亡する可能性もあるため早急な対応が必要です。

水分補給や休憩させて、それでも改善しない場合は救急車を呼んでください。また、服を緩めて保冷剤などで身体を冷やしてあげるなどの対応も必要です。

まとめ

熱中症は年齢に関係なく、身に危険を及ぼすため常に対応が必要です。子どもの場合は自分の体調変化に気がつかない可能性があるため、周囲が常に目配せしておく必要があります。

保育園の場合、すべての園児に注意を払い、こまめな水分補給と部屋の温度を快適な状態に保つことが重要です。この記事で紹介した対策などを参考に、熱中症を防ぎましょう。

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引用元:保育のカタチ

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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