保育園における遠足はレジャーや遊びではなく、学びを交えた保育の延長です。遠足の狙いや目的を明確化することで園児は大きく成長します。安全に楽しく、実りのある遠足にするために園側はどう準備を進めていけば良いのでしょうか。
この記事では保育園における遠足の狙いとおすすめのレクリエーション、当日までの準備の流れを紹介します。遠足を計画している園長や担当者の方はぜひ参考にしてください。
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引用元:保育のカタチ
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遠足を実施する狙いとは?
はじめに、遠足の年間を通しての狙いと季節ごとの狙いを紹介します。
【共通】遠足の狙い
全ての季節で共通する遠足の狙いは下記の6つです。
- 屋外の広い場所で思い切り体を動かして楽しむ
- 花や木、虫が鳥など自然に触れる
- 季節による環境や自然の移り変わりに気づく
- いつもと異なる場所で、周りの人と協力し合いながら楽しい時間を過ごす
- 仲間や保育士に愛着を持つ
- 外でお弁当を食べる楽しさやおいしさを知る
保育園の遠足では自然に触れることがメインになりがちですが、いつもと違った環境でお友達と楽しく過ごす時間も大切にしましょう。
【季節別】遠足の狙い
遠足では建物の中ではわからない季節の移り変わりを直接、肌で感じることもできます。春と秋の季節別に遠足の狙いは以下のとおりです。
春(5月~6月)の狙い
- 4月に出会った先生や友だちとの関係を深める
- 春の気候を五感を使って思い切り感じ取る
- 春の生き物や植物に触れてみる
秋(9月~10月)の狙い
- 秋の生き物や植物に触れてみる
- 秋の気候を五感を使って思い切り感じ取る
- 公共施設でのマナーや過ごし方を学ぶ
各季節はその時期ならではの生き物や植物、気候を体全体で感じるのが狙いとなっています。
遠足のベストシーズンはいつ?
遠足のベストシーズンは春(5月~6月)または秋(9月~10月)です。屋外で自然と触れる狙いがある場合は暑い夏や寒い冬の時期は避けるのがおすすめです。行き先や遠足の狙いに合った時期を選んでみてください。
夏に海やプールへ遠足に行く保育園もあります。しかし、夏は熱中症が懸念されるため、遠足は無理のない計画を立ててあげましょう。
遠足の準備の流れ
遠足の準備をする流れは以下の7ステップです。
- 行き先の決定
- 下見
- 当日の流れの決定
- 役割の分担
- しおりの作成
- レクリエーションの決定
- 保護者への周知
遠足の準備は園児の安全を確保するためにも、引率する保育士全員で情報を共有してください。
行き先の決定
遠足の狙いや子どもたちの興味・関心、普段の行動範囲から行き先を決定しましょう。行き先と同時に、保育園からの移動手段も検討します。主な移動手段として考えられるのが、以下の4つです。
- 徒歩で移動
- 親子遠足なら現地集合
- 路線バスや電車など公共交通機関を利用
- マイクロバスや観光バスを貸し切る
公共交通機関を利用する場合は最寄りバス停や駅から目的地に徒歩でアクセスできるのかを確認します。駅から遠いケースではバスの手配を検討すると行き先の候補が広がります。
下見
目的地が決定したら実際に実際に現地の下見に行きましょう。当日の流れや子どもの様子をイメージしながら下見を行うのがおすすめです。また、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 最寄り駅または駐車場から、目的地への道順と所要時間
- 園児が使用できるトイレの場所
- (親子遠足ならば)おむつ交換や授乳ができる場所の有無
- 集合写真撮影の場所
- お弁当を食べる場所
- レクリエーションが実施できるか確認
- スマートフォンの電波状況
音楽を流したり、場所を広く使ったりするレクリエーションを検討している場合には施設側に確認を取っておくと安心です。
当日の流れの決定
下見などが終了したら遠足当日の流れを大まかに決めます。
- 集合
- 移動
- 目的地に到着
- 記念撮影
- レクリエーションまたは施設の見学
- 昼食
- 自由時間
- 集合して園に帰る
普段とは異なる環境で過ごすため、人数確認はこまめに行うことが大切です。また、移動前や昼食前、各種見学前には、トイレに行く時間を確保しましょう。
役割の分担
遠足を安全に楽しく過ごすためには保育士の連携が必要不可欠です。「自分以外の誰かがやっているだろう」というトラブルを防ぐためにも役割分担をしておきましょう。大まかな役割は以下の5つです。
- 子どもたちの先頭を歩く「引率係」
- 時間どおりに進行させる「タイムキーパー」
- こまめに人数を確認する「人数確認係」
- 子どもや保護者が怪我をしたときに応急処置をする「救急係」
- 遠足の撮影を担当する「写真係」
しおりの作成
役割分担などが終わったら遠足のしおりを作り、事前に子どもたちに渡しておきましょう。しおりに記載する主な情報は以下の4つです。
- 遠足当日の流れ
- 予定している歌の歌詞
- 見学する施設のマップ
- 雨が降ったときの対応
親子遠足の場合は保育士の連絡先や自由時間終了後の集合場所を記載しておきます。集合場所関係はマップにわかりやすく記しておきましょう。しおりの内容について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
レクリエーションの決定
遠足ならではのレクリエーションを取り入れると子どもたちたちは喜びます。また、バス移動をする場合には車中でのレクリエーションもいくつか用意しておきましょう。
現地で行うおすすめレクリエーション
- 現地のロケーションを使った「宝探しゲーム」
- 保育士の背負った袋やカゴにボールを入れる「玉入れ競争」
- 電車をどんどん長くしていく「じゃんけん列車」
バスで行うおすすめレクリエーション
- お弁当のおかずがどんどんバスに乗っていく「おべんとバス」
- バスの中で歌うのに持ってこいな「バスにのって」
- 遠足にちなんだものを取り入れて盛り上がる「おちたおちた」
保護者への周知
日程や行き先などが決まったら遠足のしおりとともにお便りを作成し、保護者へ周知します。集合時間や特別な持ち物などはお便りだけでなく、口頭での声かけも同時に行うのがおすすめです。
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遠足での保育士の持ち物
保育士が遠足に持っていく基本的な持ち物をまとめました。行き先や目的、遠足のねらいに応じて内容を調節しましょう。
- お弁当
- 箸やフォーク(忘れた子どものために、多めに持っていくと良い)
- ビニールシート
- ホイッスル(笛)
- 園児の名簿
- 救急セット
- スマートフォン
- カメラ
- 時計
- タオル
- 帽子
- ハンカチやティッシュ
- ビニール袋
- 子どもの着替え類
荷物を収納するバックは両手が空くリュックサックがおすすめです。また、緊急時に備えて保育園や訪問先の施設、バス会社などの連絡先をスマートフォンに登録しておきましょう。
遠足当日の流れ
遠足当日の流れをみていきましょう。
- 荷物を持って保育園に集合
- 遠足の約束ごとをみんなで確認
- 保育園を出発
- 目的地に到着
- 見学など学び
- お弁当とレクリエーション
- 自由時間
- 保育園へ戻る
- 保育園に到着
保育園に戻ってきたらその日の振り返りを行いましょう。遠足の中で一番楽しかったことや、思い出に残ったことを子どもたちと話し合うのがおすすめです。
遠足を成功させるためのポイント
遠足を成功させるために以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 安全性の確保
- 事前準備をしっかりと行う
- 雨の日のスケジュールも立てておく
それぞれの項目について詳しく解説します。
安全性の確保
遠足では狙いを達成することも大切ですが、子どもたちの安全の確保も重要です。自然とのふれあいを狙いにした遠足ではスズメバチなど、危険な生物に遭遇することも考えられます。保育園の外に出る遠足はいつも以上に注意して子どもたちの安全を確保しましょう。
事前準備をしっかりと行う
子どもたちが安全に過ごせるように事前準備は万全にしておきます。毎年、同じ場所で遠足を実施していても気を抜かず、さまざまな場合を想定して事前準備を行いましょう。
雨の日のスケジュールも立てておく
出発時が晴れていても遠足の途中で雨が降る可能性もあります。予定していたレクリエーションやプログラムが悪天候で遂行が難しくなったときに備えて、代替えを考えておきましょう。
たとえば、お弁当の場所や自由時間を過ごす場所、記念撮影の場所など、雨が降った際のスケジュールも立てておくのがおすすめです。園児の持ち物にレインコートなど雨具を追加しておくと、荒天時でも安全に移動できます。
まとめ
この記事では保育園の遠足のねらいや準備の流れ、当日の注意点を解説しました。普段の環境と違うからこそ、子どもは想定外の行動を起こすケースがみられます。事前に決めた遠足のねらいを達成することも大切ですが、何より重要なのは園児の安全です。
遠足当日はいつも以上にこまめな人数確認や見守りを行いましょう。引率する保育士同士も常に情報交換し、楽しい1日が過ごせるように安全に気を配って充実した遠足にしてください。
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