保育士にとって、適切な休憩時間を確保することは非常に大切です。労働基準法に定められた休憩時間の原則に注意し、適切に配慮することで、保育士の健康と生産性を向上させられます。
今回の記事では、保育士の休憩時間を確保するためにはどうすれば良いのか、対策や労働基準法のルールなどを解説します。
保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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住所 | 〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201 |
許可番号 | 厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764 労働者派遣事業:派27-304996 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート |
求人施設 | 保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など |
対応エリア | 全国 |
連絡手段 | 電話番号:06-6210-5326 LINE |
保育士は休憩時間を確保しにくい?
保育士は、子どもたちの安全・健康・教育に対する責任が重く、常に体力を使う仕事です。そのため、休憩時間を確保しにくいのが現状です。
しかし、休憩時間をしっかりと取ることができなければ、体力面やメンタル面での問題が発生し、結果として保育の質の低下にも直結してしまいます。
労働基準法で定められた保育士の休憩時間
労働基準法では、保育士の出勤時間や休憩時間についてルールが定められています。
ここでは、労働基準法で定められた保育士の休憩時間について詳しく解説します。
最低限必要な休憩時間
労働基準法によって、以下のように最低限必要な保育士の休憩時間が定められています。
勤務時間 | 休憩時間 |
---|---|
6時間〜8時間 | 45分以上 |
8時間以上 | 60分以上 |
以上の休憩時間は最低限の時間です。ただし、早朝や夕方の短時間など、労働時間が6時間に満たない場合は休憩時間を設ける義務はありません。また、パートやアルバイトなど、雇用形態が異なる場合でも上記の休憩時間は変わりません。
休憩時間における3原則
労働基準法において、休憩時間には以下の3つの原則が定められています。
1. 労働時間の途中に休憩を設ける必要がある
休憩時間は原則として、労働時間の途中に休憩を設ける必要があります。
そのため、9~16時出勤の保育士に15~16時の休憩を設けることはできません。忘れがちなルールなので、注意しましょう。
2. 休憩は一斉にもしくは交代で与えなければならない
基本的に休憩は一斉にもしくは交代で与えなければなりません。
保育士の場合、一斉に休憩を取ることが難しい場合もあります。その場合は、労使協定(36協定)を結ぶことで、交代で休憩を与えられるようになります。
保育園や施設によって運用方法は異なりますが、保育士が安心して休憩を取れるよう配慮が必要です。
3. 休憩時間中は業務から離れさせる必要がある
休憩時間中は業務から離れさせる必要があります。
そのため、子どもの様子を見守らなければならない給食中やお便りを書いている時間は、休憩時間として認められません。保育士が完全に業務から離れられるような職場環境を作ることが大切です。
保育士の休憩時間を確保するための対策
保育士は子どもの命を預かるため、体力的にも精神的にも負担が大きい仕事です。そのため、定期的に休憩時間を確保することが、職場の労働環境を整えるうえで重要です。
ここでは、保育士の休憩時間を確保するための対策を紹介します。
休憩のとりやすい雰囲気を作る
保育士は1人で多くの子どもを担当するため、忙しい時間が多いことは事実です。しかし、休憩をとることによって、保育の質や生産性が向上するでしょう。
そのため、保育士が休憩のとりやすい雰囲気を作ることが大切です。園長がベテランの保育士に働きかけ、休憩するのがあたり前という空気を徐々に作っていけると良いでしょう。
業務量を見える化して保育士の配置人数を調整する
保育士の業務内容やその量を把握することが、休憩時間を確保する上で非常に重要です。保育士の業務内容を見直し、効率化を図ることで時間の余裕を作ることができます。また、保育士の配置人数を充分に確保することで、休憩時間を取れるようになるでしょう。
保育ICTシステムを活用する
保育ICTシステムを導入することで、子どもの情報を一元的に管理できます。また、保育士同士で資料を共有する際、ICTシステムを使うことで効率的に共有可能です。
保育ICTシステムによって業務効率が向上すれば、保育士の休憩時間も確保しやすくなります。
勤務体制を見直す
保育士の勤務体制を見直すことで、休憩時間を確保できます。保育園や幼稚園の場合、パートやバイトの採用を検討することで、保育士の業務負担を減らせるでしょう。
また、夜勤経験がある方や、日勤のみの勤務を希望する方を採用することも、保育士の労働環境を改善するための方法の1つです。
保育士の休憩時間を十分に確保するメリット
保育士の休憩時間を十分に確保するメリットは、主に以下の2つです。
- 保育士の離職を防止できる
- 保育士のパフォーマンスが上がる
保育士の離職を防止できる
保育士が過度にストレスを感じたり、疲れがたまりすぎると、離職してしまう保育士もいます。
しかし、休憩時間を十分に取ることによって、保育士のメンタルケアができ、ストレスや疲労を解消できます。それにより、保育士の離職を防止できるでしょう。
保育士のパフォーマンスが上がる
休憩時間を十分にとることで、保育士は緊張状態から解放され、リラックスできます。
また、集中力も回復するため、保育士のパフォーマンスが上がることが期待できます。
【まとめ】保育士の休憩時間確保は離職防止につながる
保育士の休憩時間を適切に確保することは、労働基準法と生産性の観点の双方から大切なことです。労働基準法に定められた休憩時間の原則に注意し、適切に配慮することで、保育士の健康と生産性を向上させられます。
保育園は、保育士の休憩時間を確保するための雰囲気づくりや、業務量の見える化などの改善策を打ち出すことが必要です。保育士の休憩時間確保は離職防止につながるので、ぜひこの記事を参考にして上手く休憩時間を確保してみてください。
保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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