【園関係者必見】保育園運営にはPDCAサイクル役立つ?必要性やメリット・事例などを紹介

現在、保育園で評価を実施していますか。ほとんどの保育園が評価をしていると応えるでしょう。しかし、保育における評価は園によっては曖昧な部分もあり、現場で働く保育士によっては不満を抱く場面もあるかもしれません。

保育園における評価に役立つのが、PDCAサイクルです。PDCAサイクルは保育士が正当な評価を受けられるだけでなく、保育の質の向上にもつながります。この記事では、保育園運営になぜPDCAサイクルが必要なのか、導入するメリットやデメリットについて解説します。園長または管理者の方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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雇用形態正社員、契約社員、パート
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なぜ保育園運営にPDCAサイクルが必要なのか

保育園運営にPDCAサイクルが必要な理由は、保育の質を向上するためです。保育の質向上のためには、評価が大切だといわれています。

評価の大切さについては、厚生労働省が平成21年3月に発表した「保育所における自己評価ガイドライン」に記載されています。

評価は園長や管理者側からの評価と保育士自身の評価にわかれますが、いずれも基準がなくては正当な評価は難しいでしょう。PDCAサイクルを導入すれば、曖昧だった評価の基準がはっきりします。

また、保育士は目の前の業務に追われ、毎日が同じことの繰り返しになり、成長のきっかけを失いがちです。PDCAサイクルを使えば、次に何をすべきかがわかるため、螺旋階段をのぼっていくかのように少しずつレベルアップしていけるでしょう。

PDCAサイクルとは?保育園における事例

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の各アルファベットの頭文字を取ったものです。PDCAサイクルを保育の現場に当てはめるとどうなるのか、実践例を紹介します。

P(計画)

保育園での「P」は、以下の業務が該当します。

  • 保育計画(保育課程)
  • 指導案作成

保育計画とは、年度初めの4月から翌年3月までの見通しを立てることです。一年後の年度末に子どもたちがどのように成長しているのかを逆算して計画を考える必要があります。

そして想定した目標を達成するために、指導案を作成します。子どもたちの成長を促す活動内容や、保育士は何をするべきなのかを定めます。保育計画と指導案作成は、運動会や発表会など、各イベントごとに内容を話し合うことも大切です。

保育計画や指導案作成が完了したら、Dの実行に移ります。

D(実行)

保育園での「D」は、以下の業務が該当します。

  • 実際の保育活動
  • 行事の運営

先ほどの「P」で想定した計画をもとに、実際の保育を展開していきます。生活全般のサポートや運動・制作遊び、公園への散歩を含む探索などを、日々の保育に取り入れていくのが実行です。

また、行事を計画した際には、子どもたちがスムーズに取り組めるように運営していきます。

C(評価)

保育での「C」は、以下の業務が該当します。

  • 保育記録
  • 職員ミーティング

保育活動や行事後には、子どもたちが成長したところや気づいた点などを保育士が細かく記録します。そして、職員同士で共有するミーティングの時間を設けて、評価を行います。

ミーティングの際は問題点や反省点、新たな課題が出るでしょう。評価や課題を今後はどのような遊びや活動に注力していくべきなのか、整理していきます。

評価は、現場の保育士だけでなく、運営側の職員も入ることが重要です。

A(改善)

保育での「A」は、以下の業務が該当します。

  • 全体の見直し
  • 改善策の見直し

「C」で課題点が見えてきたら、保育計画や指導計画に全体的な見直しが必要かを確認します。「P」で立てた計画に囚われず、子どもたちの成長を促しつつ安全な保育を行えるよう、改善策を考えましょう。

改善策ができたら、もう一度計画を立てて実行→評価→改善と繰り返していきます。

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保育園でPDCAサイクルを導入するメリット

保育園でPDCAサイクルを導入するメリットは、以下の4つです。

  • 子どもに必要な保育が明確になる
  • 保育の方向性が明確になって計画を立てやすくなる
  • 安全管理をしやすくなる
  • 保育士の負担軽減につながる

1つずつ見ていきましょう。

子どもに必要な保育が明確になる

PDCAサイクルを導入すると、今現在目の前にいる子どもになにが必要なのかが明確になります。

保育園には0~6歳の子どもが在籍しており、日々成長をしていきます。しかし、個人によって成長スピードは異なるため、一人ひとりに合わせて保育を行うことが重要です。

PDCAサイクルを取り入れられれば、新たに何が必要なのかが明確となり、保育士自身も動きやすくなります。

保育の方向性が明確になって計画を立てやすくなる

保育を行うにあたって、指針になるのが厚生労働省が定める「保育所保育指針」です。2018年に実施された改訂には、小学校入学を見据えた目標を達成する「全体的な計画」が盛り込まれています。

PDCAサイクルを保育に取り入れることで、小学校入学までの保育の方向性が明確になり、計画を立てやすくなるでしょう。

安全管理をしやすくなる

保育園ではつねに不測の事態に備え、安全管理を徹底しなくてはなりません。保育園におけるリスクマネジメントを実践する際、PDCAサイクルが大いに役立ちます。

さまざまなリスクを未然に防ぐだけでなく、万が一トラブルが起こったとしても、最小限に抑えることができるでしょう。PDCAサイクルは再発防止にもつながるため、さらなる安全管理の徹底に役立ちます。

保育園における安全管理について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

保育士の負担軽減につながる

ルールが明確化されずに保育を行っていると、準備→チェック→指摘→修正が延々と繰り返され、管理者と保育士双方に大きなストレスが生じます。PDCAサイクルを導入すれば、日々の保育や行事に最低限取り入れるべき要素が明確化されるため、全員の負担が軽減されるでしょう。

また、管理者と現場で働く保育士の風通しの良い関係が構築できるのも、PDCAサイクルのメリットです。保育内容のレベルアップだけでなく、職場環境の改善にも役立ちます。

保育園でPDCAサイクルを回すデメリット

保育現場でPDCAサイクルを導入する唯一のデメリットは、保育士が子どもの達成度をシビアに捉えるようになることです。

「達成できた/達成できなかった」または「早い/遅い」など、PDCAサイクルのC(評価)の枠組みに当てはめて評価のみを重視する保育士が出てくる恐れがあります。子どもたちが今考えていることや要求を看過したり、臨機応変な取り組みを阻止したりするデメリットが考えられます。

PDCAサイクルをうまく進めるためには?

PDCAサイクルをうまく活用するには、環境づくりが大切です。ここからは、PDCAサイクルを回すための環境づくりに役立つICTとOODAについて解説します。

ICTを活用する

PDCAサイクルを使って効果を上げるには、保育士が保育に集中できる環境を整えることが大切です。保育士の負担を軽減するために有効なのが、「ICTシステム」の導入です。ICTシステムは園児の情報管理や保育士の勤怠管理、保護者への連絡など、日々の業務で役立つ機能が多く備わっている電子システムを指します。

ICTシステムがあれば、保育士の業務量を減らせることが可能です。また、保育士が同士の情報共有も容易くなります。ICTシステムがあれば、PDCAサイクルをより効果的に実践できます。

保育園におけるICTの活用についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

OODAサイクルを取り入れる

PDCAサイクルと同時に「OODAサイクル」を実践することで、より効果を実感できるでしょう。OODAサイクルは、以下の考え方です。

  • Observe(観察・みる)……調査をして問題と理由を特定する
  • Orient(状況判断・わかる)……問題を分析をして、対策案を複数考える
  • Decide(意思決定・きめる)……調整して決定する
  • Act(実行・うごく)……PDCAサイクルの次のサイクルへ進む

PDCAの各項目に対してOODAを実行すると、サイクルの精度が高まります。

まとめ

保育園にPDCAサイクルを導入すれば、達成度や問題点が明確化され、評価制度がはっきりします。PDCAサイクルを繰り返して実践していけば、保育の質も自然に向上していくでしょう。

また、PDCAサイクルは保育園のリスクマネジメントにもつながります。安全面も向上し、保護者に安心感を与えられます。PDCAサイクルをうまく活用して、子どもたちの健やかな成長につながる環境を作っていきましょう。

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引用元:保育のカタチ

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