【園関係者必見!】縦割り保育・異年齢保育で得られるメリットとは?デメリットやおすすめの遊びも解説

日本における保育方針は「横割り保育」や「同年齢保育」と呼ばれる、同じ年齢でクラスを分ける方法が一般的でしたが、近年「縦割り保育」と呼ばれる保育方針の人気が高まってきました。

保育園で過ごす時間は、子どもの性格や価値観を形成するためのものであり、保育方針の違いは子どもの成長にも大きく関わります。

そこでこの記事では、縦割り保育・異年齢保育について、導入された理由のほか、ねらい・メリットとデメリット・おすすめの遊びなどを解説します。縦割り保育・異年齢保育について詳しく知りたい園関係者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

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引用元:保育のカタチ

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縦割り保育とは?異年齢保育の違いについて

縦割り保育とは、違う年齢の子どもと一緒に過ごすことを目的とした保育方針のことです。横割り保育は、同学年の子どもが1つのクラスに所属し、一緒に過ごす保育方針となります。今まで横割り保育が主流でしたが、最近は縦割り保育を導入する保育園が増加傾向にあります。

はじめに、縦割り保育について導入された背景と縦割り保育のねらいについて解説します。

縦割り保育が導入された理由

縦割り保育が導入された理由として、共働き世帯と核家族が増加したことがきっかけで、子どもの他人と関わる力や思いやる心が育ちにくくなっていることが挙げられます。

日本における保育の歴史は、1876年に現在のお茶の水女子大学付属幼稚園が開園したことからはじまりました。その後、保育園や幼稚園が全国に広がり、その時代の課題をもとに改善策が取り入れられ、さまざまな保育の形を経てきました。

共働きの家庭が多い現代は少子高齢化のほか、国内の人口や給与の格差・一人っ子の増加・隣人や周囲の方との関わりの減少が課題とされています。社会に出れば、年上・年下関係なくさまざまな方と関わることが必須のため、異なる年齢の子どもを1つのクラス編成にし、関わる機会を作るようになりました。

このクラス編成が、縦割り保育もしくは異年齢保育と呼ばれる保育方針となります。縦割り保育は必ずクラスで分ける必要はありません。行事だけ縦割り保育のようにしたり、期間を決めて縦割り保育を行ったりする保育園もあります。

縦割り保育のねらい

縦割り保育のねらいは、以下の2つです。

  • 年齢が違う子どもとの関わり方
  • 協調性・社会性を身に付ける

先述した日本の現状を踏まえたうえで、詳しくみていきましょう。

年齢が違う子どもとの関わり方を学ぶ

縦割り保育のねらいは、年齢が違う子どもとの関わり方を学ぶことです。現在の日本は一人っ子が増加しており、近所で子ども同士で遊ぶことが少なくなってきました。大人ばかりに囲まれた生活では、子どものときに「自分と違う存在がいる」ということに気が付きにくくなっています。

そのため、縦割り保育によって、年上・年下の子どもへの関わり方を学び、年齢に合わせた関わり方や思いやりを身に付けられるようにしています。

協調性・社会性を身に付ける

縦割り保育を導入するねらいの2つ目は、協調性・社会性を身に付けるためです。

縦割り保育は、自分と年齢も性格も違う存在と関わるため、自尊心のほか、責任感・忍耐力・思いやりなどを少しずつ身につけられます。

縦割り保育のメリット

縦割り保育・異年齢保育にはどのようなメリットがあるか、気になる方もいるのではないでしょうか。ここからは、縦割り保育・異年齢保育のメリットを5つ紹介します。

学びの機会が増える

縦割り保育は同じ年齢の子どもだけでなく、違う年齢の子どもと関われるため、学びの機会が増えることがメリットです。一人っ子が多い現代は、以前のように年上の子どもが年下の子どもの面倒をみたり、年下の子どもが年上のこどものマネをしたりする機会が減少しています。

縦割り保育は、年齢が異なる子どもと関わりを持てるので、接し方や遊び方などの学びの機会を提供できます。

自ら行動できるようになる

縦割り保育を導入するメリットは、自ら行動する機会を作れることです。兄弟がいると「お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じことがしたい」と年上の子どもの行動を年下の子どもがマネすることがあります。

一人っ子が多い現代では、自ら行動する機会が少ないため、縦割り保育を導入することで体験の場を提供できます。

自立心が芽生えやすくなる

縦割り保育は、自分がお手本になるために自ら行動する力がつきます。年上の子どもが年下の子どもを見たり、自分のマネをする年下の子どもの様子を見たりすることで、自立心が芽生えやすくなります。

問題を解決する能力が高くなる

自我が芽生える年齢の保育園児同士が関わり合いを持つ際に、トラブルや問題が生じることがあります。しかし、縦割り保育では、年長児が介入して解決を図ったり判断を委ねたりすることができるため、子どもだけで解決を目指せます。

何度か子どもたちだけで問題を解決することで、徐々に力が身についていくでしょう。

感謝する嬉しさ・感謝される喜びを学べる

縦割り保育は大人から褒められたり、感謝してもらえたりする機会が多くなります。そのため、感謝されたときの嬉しさや喜びを体験できます。

人から褒められた経験は、子どもの自己肯定感や幸福度アップにつながるため、縦割り保育を活用することで、さらに自信をつけられるでしょう。

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縦割り保育のデメリット

メリットが多い縦割り保育ですが、デメリットもあります。慣れていない生活や保育は子どもだけでなく、保育園のスタッフにも負担が生じるでしょう。

保育園で縦割り保育を導入したいと考えている方は、デメリットを知ったうえで十分な対策を取り、導入するのがおすすめです。それでは、デメリットを1つずつみていきましょう。

ストレスがかかる可能性がある

縦割り保育は「他の子は〇〇ができるのに、なぜ自分はできないのだろう」とストレスを感じやすい傾向にあります。また、異年齢との関わりに慣れていない子どもが、ストレスを感じる可能性も高いです。

慣れるまでは部屋の中に、年齢に合わせた区切りを作るのが良いでしょう。

活動内容が年長児に合わない可能性がある

子どもの年齢や成長速度で遊び方やできることが異なるため、活動内容が年長児にとっては退屈に感じる可能性があります。一方、年下の子どもが年上の子どもに合わせた遊びができず、自信を無くす可能性もあるため、注意が必要です。

その場合は、活動内容を年齢ごとに遊びを分けるか、後ほど紹介する遊びを取り入れることで解決できるでしょう。

トラブルが生じる可能性がある

縦割り保育は異年齢で喧嘩になったり、年下の子どもが事故や怪我をするなどのトラブルが生じたりする可能性があります。トラブルがきっかけで事故に発展しないように、前もってマニュアル化しておくと良いでしょう。

事後防止について気になる方は、下記の記事もご覧ください。

安全確保が求められる

体格や力の強さの違いは、怪我や事故につながる可能性があるため、安全確保が強く求められます。

安全を確保するためには、保育士の人数が必要となりますが、ほとんどの保育施設では人手不足が深刻な問題となっています。人数が足りない場合には、人員を確保したり保育園全体でフォローしたりして、一人の保育士に負担がかかりすぎないようにすることが大切です。

縦割り保育におけるおすすめの遊び

縦割り保育におけるおすすめの遊びは、以下のとおりです。

  • 玉入れ
  • ○○さんごっこ遊び
  • じゃんけん列車

身体を動かす遊びは、年上と年下の子どもがペアになって行うのがおすすめです。また、○○さんごっこのように年齢に関係なくできる遊びも取り入れると、年長児も飽きずに楽しめます。

その他にも、さまざまな遊びを取り入れたい方は、下記の記事もご覧ください。

まとめ

縦割り保育・異年齢保育は、年齢が異なる子どもたちと触れあえるため、さまざまな面で成長が期待できます。しかし、安全管理や事故防止が求められるので、保育士の人数が足りない場合には、人員を補充するか園全体でサポートしましょう。

縦割り保育・異年齢保育には多くのメリットがありますが、デメリットもしっかりと把握し、検討したうえで取り入れるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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