【求職者必見!】面接官はここを見ている!採用担当の視点から紐解く保育園の面接攻略法

目次

はじめに

転職を考えている方にとって、面接は選考の中でも最も重要かつ難しい過程です。
面接の場では緊張して自分の良いところを出せなかった、なんてご経験ありませんか?

求職者の中で面接が好き、あるいは得意だという方はあまり多くはないと思います。

この記事では、採用担当、面接担当の視点に立って、どのような視点で面接をしているのか、選考のポイントをおいているのかを知ることができます。

分かりやすくいうと、

「面接側ってこんなこと考えてます、見てます」

ということです。

面接の成り立ちや採用担当が見ているところを知ることができれば、面接にどう臨めば良いかを理解することができるはずです。

是非今後の面接の参考になれば幸いです。

採用面接の仕組み

保育園が採用を行う目的は、大きくは園の目標の実現ができる人を採用すること。その手前に、園の仕事がうまく回るようにすること、が挙げられます。

例えば人が少ないので増やしたい、現在の人員の業務負担を減らしたい、といった現実的な目的から、園の保育理念を実現するための新しい力が欲しい、という目的までさまざまです。

欲しい人物像を決める

採用活動にあたって、まず保育園は欲しい人物像を決定します。

上に書いたような目的を実現できるのはどのような人物なのか洗い出して、条件を整理していきます。

必須の条件と、あったらいいな、という条件、この条件があったら問答無用でダメな条件、など、その中で優先順位をつけていくわけです。
もし、条件が多く書いてある募集を見たら、求職者の皆さんはどう感じますか?

採用する側としても、多すぎる条件は応募者が集まらなくなってしまう可能性があるため、必須の条件だけを厳選して記載していることが多いです。

採用基準を決める

欲しい人物像を決めたら、その条件に当てはまっているかどうかを見るために、採用基準を設定します。

例えば、下記のような項目について、それぞれ基準を設けるということです。

面接での行動質問によって見抜ける能力

・イニシアティブ:より高い目標に向けて、自分で考えて他者より先に行動を開始する能力
・バイタリティ:課題をやり遂げようと最後までやり切る能力
・自主独立性:周囲の意見や反応に惑わされず、自分の信念に基づき職務を遂行する能力
・柔軟性:状況に応じて自分の行動ややり方を修正し、適応できる力
・感受性:個人や集団の感情や欲求を感じ取って、反応、対応する力

面接での観察によって見抜ける能力

・インパクト:自信ある態度や親しみやすい雰囲気で、他から注目を引き、強く印象づける力
・理解力:会話や文章の中から、要点を正しく把握する力
・表現力:自分の考えや情報を会話や発表の際に明確に、効果的に伝える力
・ストレス耐性:様々な圧力や抵抗の中でも安定して職務をやり遂げる

それに当てはまる人物を書類と面接でみる

採用基準を決めた後は、応募者を書類と面接で採用基準に当てはまるか選考します。

特に保育園の選考では面接が重要な位置を占めているので、面接で何を答えるかという点については事前の周到な準備が必要です。

書類、面接について採用担当が見ているポイントをご紹介していきます。

面接担当の書類のチェックポイント

面接担当は、面接に入る前に、応募書類の以下の点に注目しています。
もし、ご自身の履歴書や経歴書に以下のポイントに当てはまる項目があれば、しっかりと回答できるように準備しておきましょう。

1.履歴書、職務経歴書、ESなどの検討
・どの経験が求めるポジションに関係していそうか
2.経歴に関する質問の準備
・文面では分からない箇所、興味がある箇所のチェック
・空白期間のチェック
・休職期間のチェック
・転職歴のチェック(回数、それぞれの勤続年数など)
3.行動面接で行う質問の準備
・採用基準にしているポイントの定義と着眼点を確認する
・応募者の経歴と着眼点をみながら、質問項目を検討する
・採用基準の必須(マスト)項目にしているものについては質問項目を多く準備しておく

特に、空白期間、休職期間、転職歴などは、基本的に気になる部分です。
嘘にならない範囲で、ポジティブな回答を準備しておくことをおすすめします。

面接の流れ

面接は概ね以下のような流れで行われます。もちろん園によってまちまちですが、特にしっかりと面接をする園では、以下のような流れを想定しておいていただければ大丈夫です。

・アイスブレイク(場の雰囲気をよくするための雑談)
・担当者の自己紹介
・面接の流れ、目的の説明
・今回の採用の背景の説明
・応募者の自己PR
・職務経歴の不明点の確認
・面接本編
・採用側が応募者の不安を解消するための時間

面接のチェックポイント

書類の注目ポイントを一通り聞かれた後は、採用基準に基づいた質問をされることになります。
面接での質問には、基本的に行動したことを中心に回答していくことがベストです。
回答を評価されるポイントは、以下の4点について。

・状況(Situation)
・役割(Task)
・行動(Action)
・結果(Result)

上記の4つの頭文字を取って、STARと呼ばれています。
この4点を含むように回答していくと、評価の高い回答になります。

特に、結果については、できるだけ数字やデータに基づいた客観的な指標を伝えられると良い評点を得られるでしょう。

注意すべきポイントとしては、

・感情や考えのみで話さない(行動のみで評価されます)
・曖昧な表現をしない(とても評判がよかった、など)
・将来や仮定の話のみをしない(今後のことは判断ができない)

以上に気をつけて話しましょう。

このような質問をされた時は

例えば、自身のお話の中に要素が足りていなかった場合、担当者は質問をすることで、情報を引き出して深堀しようとしてくれます。

先ほどの注意すべきポイントでお伝えした回答をした場合には、担当者から以下のような追加質問をされる可能性があります。
焦らず、具体的な情報をしっかりと伝えることを意識しましょう。

・個人の意見や考えの場合

「そういう状況で、あなたはどう対応したんですか?」
「あなたがそう考えたのは、どのような状況があったからですか?」
「そう考えたことで、どんな行動を取りましたか?」
「そのような行動をとった時のことを話してください」

・将来や仮定の話の場合

「これまでに、〜の具体的な事例はありましたか?」
「過去に〜した例を教えてください」
「1番最近で〜をしたときのことを話してください」
「今までは〜はいかがでしたか?」

・具体的ではない曖昧な話の場合

「具体的にはどのようなことをしたんですか?」
「実際には何をしたのかお伺いしてもよろしいですか?」
「あなたが〜したエピソードの一例を紹介してください」
「そのような状況での具体的な事例を話してください」

まとめ

いかがでしたでしょうか?
面接の仕組みと、採用担当の視点が分かれば、ご自身の経験をしっかりとまとめて有効な準備をすることができます。

もし、ご自身の経験をまとめるのが難しい、どのように表現したら良いか分からない、そもそも強みだと気づいていなかった、など、1人で情報を整理するのが難しいとお考えなら、是非保育のカタチのコンサルタントに気軽にご相談ください。

採用担当の視点から、応募書類や面接対策であなたの経験をしっかりと有効活用できるご相談に乗らせていただきます。

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この記事を書いた人

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