【人材不足解消】保育士が感じる入社後のギャップとは?園側ができる対処法を解説

保育士が入社後に感じるギャップを園側が把握することはとても重要です。保育士が感じるギャップを把握し、対応をすることで早期退職を防ぎ、価値観を認め合える和やかな職場作りが可能となります。

そこで、この記事では、保育士が入社後に感じるギャップと、保育園ができる対処法を詳しく解説します。保育士不足を解消したいと考えている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

保育のカタチの葛尾です!

入社後のギャップはできるだけ減らしておきたいところですよね。
入社前の説明と、入社後のコミュニケーションは、弊社の保育園でも意識的に実践しているところです!

ぜひ参考にしてみてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

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住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
LINE

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入社後にギャップを感じる保育士は多い

保育士が入社後に感じるギャップは数多くあり、ときには業務に支障をきたすこともあります。

人材不足によりさまざまな課題が残る保育業界では、保育園ごとに保育士のギャップに対処することが重要です。保育士が日頃感じているギャップを理解し、保育士の退職を防止できるようしっかり対処しましょう。

保育士が感じる入社後の5つのギャップ

保育士が入社後に感じるギャップは5つあります。ギャップをそのままにしておくと早期退職につながったり、肝心の保育業務に身が入らずに大きなミスをしたりする可能性があります。

保育園側で対処するためにも、保育士が感じるギャップを把握しておきましょう。それでは、保育士が感じるギャップを1つずつ解説していきます。

職場や人間関係

保育園では、大手企業のように「自分の仕事だけをこなす」というわけにはいかず、職員が連携することで保育園の目標が達成されるため、保育士の誰もが職場の中で「人間関係」を気にしながら業務をしています。園側と保育士間の協力や情報共有が必要不可欠なため、職場や人間関係におけるギャップを感じている保育士は多いです。

少しでも人間関係が悪化すると、保育士は働きにくい職場となってしまい、保育士として働きたいのに退職に至ってしまうケースがあります。また、教育業界では保護者とのつながりも重要で、いわゆる「モンスターペアレント」から理不尽なクレームにも対応しなければなりません。

職場内だけでなく、関係者も含めて人間関係に悩まされる特徴がある保育士は、体力的な悩みより精神的な疲弊によって退職することもあります。

給与の安さ

保育士の退職理由トップともいえる「給与の安さ」は、入社前の保育士が考えているよりも給与が少ないため、大きなギャップとなります。保育士の平均年収は320万円前後といわれているため、全職種の平均年収と比較すると年収が100万円も低くなっているのです。

補助金制度の「処遇改善加算」により、少しずつ保育士の給与が上がってきているとはいえ、保育士の入社前に持つ理想と入社後の現実で、まだまだ大きなギャップにつながっています。

仕事量の多さ

保育士が給与の問題と同じくらいギャップを感じているのは「仕事量の多さ」です。人材不足により保育士の仕事量は、非常に負担が重くなっています。残業が慢性化しているなど、保育以外の業務の負担が多いことが早期離職の原因につながっています。

負担となる業務として、ミーティングや記録・報告などが挙げられます。また、クラス便りや保育記録の記入など、事務作業が原因となっていることが多いです。

保育方針との相違

地域の特性や経営者・園長の方針によって、保育園の方針はそれぞれ異なります。ときには保育方針が合わない保育士もおり、納得ができないなどで離職を考えることがあるのです。

子どものしつけや褒め方などの取り決めをしている保育園もあり、園長や同僚との価値観の違いで職場の居心地が悪いと感じる保育士もいます。

結婚や妊娠・出産・療育

保育園は女性の職場といっても過言ではなく、ライフスタイルが変わると退職を考える保育士が多くなっています。特に、結婚や妊娠・出産や療育などは「急に休めない」「残業で帰りが遅くなる」など、家庭と仕事の両立が難しく、退職を余儀なくされてしまう保育士が多いのです。

産休制度や保育士の人員に余裕がある保育園であれば、保育士が退職を防げる可能性はあります。しかし、人材不足が深刻化している保育園では、保育士のライフスタイルに合わせた職場環境を容易することが困難であるところが多いといえます。

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保育士と園側でギャップが生じる理由

保育士が感じるギャップに対し、対処しようと考えている保育園も多いことでしょう。しかし、実際は立場や価値観の違いによって、1つの物事に対する解釈や対応が異なっていることもあります。

ここでは、保育士と保育園側でギャップが生じる理由を紹介します。

立場や役割の違い

保育士と園側で立場や役割が違うことにより、ギャップが生じることがあります。ギャップを埋めるためには、双方の立場に立った解釈が必要です。

園側としては、保育士の育成をしたいという思いから指示をしたつもりでも、保育士は「仕事を押し付けられた」と解釈されるかもしれません。このように、保育士と園側の考え方や捉え方の違いにより、ギャップが生じるケースがあります。

価値観の違い

「メモを取るように指示した保育士がスマホを使って写真を撮っている」など、ジェネレーションギャップや育ってきた環境による価値観の違いにより保育士と保育園でギャップが生じています。

スマホを使うのはプライベートだと考える園側には、公私をきちんと分けようとする価値観があります。一方、保育士にとっては時短に対する価値観が強く、スマホも業務で利用できるツールの1つだと認識しているかもしれません。

スマホをプライベートと考えるかそれともツールとして考えるかは個人の価値観の違いで、「仕事の在り方」と「仕事のやり方」で意見がわかれ、ギャップが生じることがあります。

ギャップによる退職を防ぐためには?

保育士が感じるギャップから、退職に至ってしまうことを防ぐには、保育園側の対策がとても大切です。ここでは、園側が保育士の退職を防ぐために、どのようなことができるのかを紹介します。

採用活動の段階で園の方針を明確にしておく

採用活動における説明会や面接などで、労働条件や職場環境だけでなく「保育理念」や「保育方針」についても明確に伝えておくことが大切です。保育士の理解があいまいなまま入社すると、ギャップを感じてしまうため、事前に明確にしておかなければなりません。

保育理念や保育方針以外にも、実際の業務における内容を伝えておきましょう。相談や業務上のフォローができる体制が構築されている場合は、その点も伝えると効果的です。

内定後に交流できる場を設ける

入社前に懇親会や食事会などを開催して先輩保育士や教育担当者と顔合わせをし、安心して入社できる環境を準備しておくのも有効です。新たに入ってくる保育士の緊張を和らげ、高いモチベーションで入社初日を迎えてもらえるでしょう。

年度末などで保育園の行事が多い場合は、教育担当者だけでも顔合わせをして、少しでも多くの交流の場を設けておくと、入社後の人間関係におけるギャップを防ぐことができます。

相談できる体制を整える

新人保育士は、慣れない職場環境で多くの悩みを抱えがちなため、相談できる体制を整えておくことも重要です。入社直後は面談を毎日行うなど、園側が積極的に「聞く場」を設けることで「相談しやすい」雰囲気を作れます。

最低でも入社後1~2週間に一度面談を行い、その後は1ヶ月に1回面接したり、LINEなどを活用して相談できる機会を作ったりすると、保育士の悩みも軽減されるでしょう。

ICTを活用する

ICTシステムとは「Infomation and Communication Technology」の略で、インターネット技術を使った現代におけるコミュニケーション方法です。ICTシステムを活用すれば、保育園の働き方改革とコミュニケーションの活性化が期待できます。

ITCシステムを活用すれば、園児の管理や保育士の勤怠管理、日誌やお便り配信など、さまざまな場面で利用することが可能で、保育士の業務軽減につながることでしょう。

ICTシステムを導入するメリットなどを詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

まとめ

保育士が入社後に感じるギャップは、事前に対処しておくことで軽減することができます。また、保育園が行う対策によっては、保育士の退職防止につなげられます。

ギャップは視点の違いや価値観の違いから起こる可能性が高いため、保育士と園側が話し合いをしながら歩み寄ることが大切です。

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保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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