ファミリーサポートセンターとは？依頼できること・利用方法・メリットを紹介！

ファミリーサポートセンターは、家庭や子育てに関する悩みを、専門的にサポートしてくれる相談場所です。不安やストレス、教育に関する悩みに対して、経験豊富な専門家が助言してくれるでしょう。

この記事では、ファミリーサポートセンターに依頼できることや利用方法、メリットについて紹介していきます。安心・安全な発展をサポートするための心強い拠点として、ファミリーサポートセンターの存在を知り、活用することで、より充実して保育活動を進めていくことができるでしょう。

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元：保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。

ファミリーサポートセンターとは？

ファミリーサポートセンターは、子育て支援事業を担う組織です。地域の「相互援助組織」であり、保育施設ではありません。

乳幼児や小学生を預かる依頼会員と、援助を提供する提供会員を調整し、子育ての橋渡しをしています。厚生労働省による子育て援助活動支援事業に基づく組織で、保育資格がなくても講習を受けた会員が活動しています。

一度に預かる子どもの人数は原則として1人で、市町村が運営する支援施設のアドバイザーが円滑な相互援助をサポートします。地域の結びつきと信頼を基盤に、子育て家庭に安心と助けの手を差し伸べてくれるでしょう。

ファミリーサポートセンターで依頼できる保育内容

ファミリーサポートセンターでは、どのような悩みを解決できるのでしょうか。ここでは、ファミリーサポートセンターで依頼できる保育内容について紹介します。

保育施設の時間外における保育

ファミリーサポートセンターでは、提供会員が保育施設の時間外に子どもの預かってくれます。預かり場所は安全が確保できるよう、提供会員の自宅や児童館、地域子育て支援センターなど、会員同士が合意のもとで決定しています。

規定は市町村によって異なるため、住んでいる地域で具体的な取り決めを確認してください。ファミリーサポートセンターは地域の相互援助を通じて子育て家庭をサポートしてくれるでしょう。

保育施設や習い事などの送迎

保護者の事情により送迎が難しい場合、提供会員が子どもの送迎を担当し、保育活動をサポートします。児童の習い事に合わせて送迎してもらうこともできます。依頼、提供会員、アドバイザーの3者で確認を行い、連絡漏れを防ぎます。

柔軟かつ信頼性の高い送迎サービスは、保護者にとって心強く、子どもたちにとっても安心感を与えるでしょう。保護者と提供会員の連携を重視し、多様な保育ニーズに応えてくれます。

子育て相談

熟練のアドバイザーが子育ての相談にのってくれます。対面だけでなく電話相談もしていて、育児に悩む保護者が孤立しないような支援が展開しているのです。

依頼会員が提供会員に相談するケースもあり、地域全体での子育て支援を重視しています。専門的で温かなアドバイスを通じて、さまざまな子育ての課題に寄り添い、地域の絆を深める大切な拠点です。

病後の子ども・病児の保育

提供会員による病児・病後児の預かりも保育内容の1つです。「病児」は急変はないが回復期に至っていない児童、「病後児」は病気の回復期で、集団保育が難しく、保護者が勤務などの都合により保育が難しい児童を指します。

センターではこれらの児童の様子を確認し、提供会員に預けることが可能です。柔軟かつ安心な保育環境を提供し、保護者にとって頼りになる支援を展開しています。子どもたちの特別なニーズにも応じ、包括的なサポートを提供しています。

ファミリーサポートセンターの利用方法

ここでは、ファミリーサポートセンターの利用方法について紹介します。ファミリーサポートセンターの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

依頼会員・提供会員・両方会員とは

依頼会員は援助を受けたい人で、保育やサポートが必要な場合に会員登録します。提供会員は子育ての援助を行いたい人で、自治体やセンターの講習を受けて活動を開始します。

両方会員は援助を受けることと提供することの両方を希望する人で、依頼会員と提供会員のどちらかとして活動することが可能です。

会員登録をすると、依頼会員は援助をしてくれる提供会員を、提供会員は援助を受けたい依頼会員を探し合います。この仕組みを通じて、地域の相互援助の関係で子育て支援をしているのです。

利用までの流れ

ここでは、利用までの流れを、依頼会員と提供会員にわけて紹介します。

「依頼会員】

1. 会員登録をする
2. 提供会員に申し込む
3. アドバイザーから提供会員の紹介を受け、打ち合わせ
4. 提供会員による保育
5. 保育料金を支払う

アドバイザーが希望する保育内容に合わせて提供会員を紹介してくれるため、依頼会員は事前に必要な保育内容を明確にしましょう。

【提供会員】

1. 会員登録をする
2. 講習を受ける
3. アドバイザーから依頼会員の紹介を受け、打ち合わせ
4. 保育を実施し、活動報告書を作成して提出
5. 依頼会員から保育料金を受け取る

提供会員は講習を受け、アドバイザーによる依頼会員の紹介を受けてから活動を開始します。

利用料金

利用料金は自治体によって異なり、サポート内容や時間帯によっても変動します。基本利用料は1時間あたり500～800円程度で、全体的には約700円前後が一般的です。ただし、早朝・夜間、日曜日や祝日、年末年始などは利用料が1,000円程度に上がることがあります。

ファミリーサポートは「幼児保育・教育の無償化」対象であり、3～5歳までは月額3.7万円、0～2歳の住民税非課税世帯は月額4.2万円までが無償となります。

利用できる時間

利用時間は自治体によって異なりますが、一般的には午前6時から午後10時の間でサポートが受けられます。平日以外にも、日曜日、祝日、年末年始など、さまざまなタイミングで利用可能です。

また、自治体によっては緊急時や夜間、早朝でも対応可能な場合があります。さらに、宿泊込みのサポートで夜間から翌朝まで子どもを預かってくれるサービスもあり、一部自治体では特別な時間帯を設定しています。詳細はお住まいの地区の行政の窓口やホームページで確認してみてください。

ファミリーサポートセンターを利用するメリット

ファミリーサポートセンターを利用するメリットは下記のとおりです。

• 利用料金が安い
• 地域の子育て経験者が多く安心

ファミリーサポートは基本の利用料金がリーズナブルで、平日は1時間あたり1,000円以下です。保育園よりも料金が低いため、経済的なメリットがあります。

また、提供会員には50〜60代の子育てが終わった経験豊富な方が多いため、ベテランのサポートが期待できるでしょう。保育士や看護師も在籍する場合があり、安心して子育ての相談や預かりを依頼できます。

ファミリーサポートセンターを利用するデメリット

ファミリーサポートセンターを利用するデメリットは下記のとおりです。

• 提供会員が少なく予約が取りづらい
• 利用中の怪我や事故が心配

提供会員の数が全国的に限られているため、一部の自治体では予約が取りづらいことがあります。数日先まで予約が埋まり、当日の利用が難しい場合もあるでしょう。また、過去には怪我をする事例もありました。転倒や落下など、0〜2歳の幼児の事故が多い傾向にあります。

まとめ

ファミリーサポートセンターは、子育てを支援してくれる拠点です。保育施設ではなく地域の「相互援助組織」で、依頼できることは保育や送迎、相談など多岐にわたります。

利用方法は会員登録をし、提供会員との打ち合わせからはじまります。安価な利用料金と、経験豊富な提供会員が地域のコミュニティを支え、安心して子育てのサポートを受けられるでしょう。子育てに悩みを抱えている方は、ぜひ利用してみてください。

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元：保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。