保育園の保育目標とは?園全体・年齢別の例や保育理念・保育方針との違いについて解説!

保育園の保育目標とは、園が掲げる達成すべき目標のことです。保育目標を掲げることは、子どもたちの成長の道標といっても過言ではありません。

この記事では、保育園における根幹となる保育目標に光を当て、園全体の目標から年齢別に応じた具体的な目標例までを掘り下げて解説します。

さらに、保育目標を形成するうえで基礎となる保育理念、保育理念を実現するための保育方針との違いについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

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引用元:保育のカタチ

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保育目標とは

保育目標は、園児たちが毎日をどのように過ごし、どのような方向で成長してほしいかを示す指標です。

園児が持つ個性や興味、能力を加味しながら、それぞれの成長段階に応じて計画を立てます。そのため、保育目標は園児たちの将来の土台を作ることを根源としつつ、具体的な活動や取り組みを明確にするものといえるでしょう。

【園全体】保育園の保育目標の例

首都圏を中心に、全国に保育園を運営しているベネッセ保育園を例に挙げて紹介します。ベネッセ保育園では、下記のような保育目標を立てています。

1.自分で考え、すすんで行動する子ども
 自分からすすんで物事に取り組む態度を持ち、意欲をもって最後までがんばる子ども
2.友だちと楽しく遊ぶ子ども
 さまざまな人とかかわることの喜びを知りながら、楽しく遊べる子ども
3.感性豊かな子ども
 さまざまな発見と感動を味わいながら、自分らしさを表現できる子ども

引用:私たちの想い保育理念・保育目標

「保育目標」は、保育園が何を目指しているのか、どのような価値観を大切にしているのかを示す重要な指針となります。

【年齢別】保育園の保育目標の例

保育目標は年齢別に細分化するのも有効です。ここからは、厚生労働省が発している保育所保育指針に基づいて、年齢別に保育園の保育目標の例を紹介していきます。

0歳児の保育目標例

0歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 保健的で安全な環境をつくり、常に体の状態を細かく観察し、疾病や異常は早く発見し、快適に生活できるようにする。
  • 一人一人の子どもの生活のリズムを重視して、食欲、睡眠、排泄などの生理的欲求を満たし、生命の保持と生活の安定を図る

引用:厚生労働省「保育所保育指針

0歳児は、信頼関係を築き、基本的な生活リズム(睡眠や食事)を整え、五感を通じた各種の刺激によって感覚の基礎を培いていくことが重要とされています。

1歳児の保育目標例

1歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 保健的で安全な環境をつくり、体の状態を観察し、快適に生活できるようにする。
  • 一人一人の子どもの生理的欲求や甘えなどの依存欲求を満たし、生命の保持と情緒の安定を図る。
  • 様々な食品や調理形態に慣れ、楽しい雰囲気のもとで食べることができるようにする。

引用:厚生労働省「保育所保育指針

1歳児は自ら歩き始める年齢のため、安全かつ快適に生活できる環境構築が求められます。また、単語の発声練習を含むコミュニケーション能力の育成や自発的に食事できるような指導を目標にすると良いでしょう。

2歳児の保育目標例

2歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 安心できる保育士との関係の下で、食事、排泄などの簡単な身の回りの活動を自分でしようとする。
  • 保育士と一緒に全身や手や指を使う遊びを楽しむ。
  • 身の回りに様々な人がいることを知り、徐々に友達と関わって遊ぶ楽しさを味わう。

引用:厚生労働省「保育所保育指針

2歳児は自我が芽生え、探究心が旺盛になります。保育園では、自己表現を促し、協調性と社会性を育てる活動を組み入れましょう。また、友達と関わって遊ぶ楽しさを味わい、全身や手や指を使う遊びを通して想像力を育むことも目標とします。

3歳児の保育目標例

3歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 身近な動植物や自然事象に親しみ、自然に触れ十分に遊ぶことを楽しむ。
  • 身近な社会事象に親しみ、模倣したりして遊ぶことを楽しむ。
  • 身近な環境に興味を持ち、自分から関わり、生活を広げていく。
  • 生活に必要な言葉がある程度分かり、したいこと、して欲しいことを言葉で表す。

引用:厚生労働省「保育所保育指針

3歳児になると、集団での生活に慣れ、より複雑な社会的相互作用が始まります。保育園での目標は、友だちとの関わりをとおして、思いやりを理解させ、ルールを守ることができるようになることです。また、自分の意見を持って表現する力を伸ばすことも求められます。

4歳児の保育目標例

4歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 異年齢の子どもに関心を持ち、関わりを広める。
  • 身近な動植物に親しみ、それらに関心や愛情を持つ。
  • 身の回りの人々の生活に親しみ、身近な社会の事象に関心を持つ。
  • 身近な環境に興味を持ち、自分から関わり、身の回りの物事や数、量、形などに関心を持つ。

引用:厚生労働省「保育所保育指針

4歳児は、さらに高度な社会性と独立心を育成することを目標にします。身の回りのものや数・量・形に親しむ活動を取り入れ、学ぶ楽しさを知るきっかけを作ることも求められます。

5歳児の保育目標例

5歳児の保育目標例は、以下のとおりです。

  • 親しみをもって日常の挨拶をする。
  • 生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。
  • いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。
  • 絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを味わう。

引用:厚生労働省「保育所保育指針

5歳児は小学校へ上がる準備期間となるため、保育目標には学習に対する積極性を高めることが含まれます。簡単な読み書きや数の概念を理解してもらうよう心がけましょう。

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保育園の保育目標と保育理念・保育方針の違い

保育園における「保育理念」・「保育目標」・「保育方針」は、それぞれ異なる要素を表していますが、全て保育の質を高めるために非常に重要な役割を果たします。

ここからは「保育理念」・「保育目標」・「保育方針」の違いを解説します。

保育理念とは?

保育理念とは、保育園の根底にある考え方や信念のことを示します。保育園が何を最も大切にしているか、どのような子どもの成長を願っているかが示されており、全体の方向性を定める基盤となります。

保育理念について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

保育方針とは?

保育方針とは、保育理念や保育目標を達成するための方法や具体的な実践例が定められたものです。

カリキュラムや日常の活動を通じて、子どもたちにどのような経験を提供するかが含まれます。

保育目標・保育理念・保育方針の関係性

保育目標・保育理念・保育方針の関係性はピラミッドを意識するとわかりやすいでしょう。保育理念がトップに位置しており、保育方針は土台・中間に位置するのが保育目標となっています。

それぞれがうまく連携し合うことで、子どもたち一人ひとりの発達を最大限に支援することができるようになっています。

まとめ

保育園の保育目標は、保育理念・保育方針のトップに位置し、子ども達の将来を形成するための基礎となります。

年齢に応じて変わる子どもたちの身体的、精神的ニーズに合わせた保育目標を立て、それに基づいた活動やカリキュラムを提供することが重要です。

これから保育目標を立てる方は、厚生労働省「保育所保育指針」をもとに制定すると良いでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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