「伝わりにくい自園の魅力が言語化できた」見学に来なければ分からなかった部分が親御さんに伝わり、入園者数が増えた事例

\自園と相性のよい人材が長く働いてくれる、保育のカタチの採用支援/

目次

はじめに

今回は、大阪市中央区にある企業主導型保育園、ハピオスインターナショナル様の園児募集支援事例をご紹介します。
担当の寺内様にご支援前の状況から「保育のカタチ」との取り組み、そして得られた変化について詳しくお話を伺いました。

1分で読める今回の事例のポイント

Before

  • 1歳児、2歳児が定員にならないことが続いていて、応募がくる状況を作りたかった。
  • 園がやりたいこと、やっていることが伝わりにくく、実際に見学にきて体験しないとわからないことが多かった。見学に来てもらうまでのアプローチに課題を感じていた。
  • 情報発信(特にホームページ)をどうして良いのか分からなかった

After

言葉で伝わりにくかった保育の内容を言語化し、ターゲットとカテゴリを分類して発信した結果、

  • 見学からの申し込みが増加。1.2歳児クラスが定員に達し、入園待ちが出ている状態。
  • 園のコンセプトや保育内容が明確に親御さんに伝わるようになり、問い合わせ・見学の質・量ともに向上した。特に、園のことを知った上で来てくれる方が増えた。
  • 情報発信に対して、チーム全体での取り組みとして定着してきた。

導入してよかったところ

  • 自園の魅力や強みが言語化できたこと
  • 狙ったターゲットに響いているのが実感できたこと
  • スタッフ全体で情報発信へ前向きに取り組めていること
  • 情報発信の迷いがなくなり、何をしたらいいかがクリアになったこと
  • 情報発信の習慣化ができたこと

ハピオス様について教えてください

保育のカタチ 本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。まずは、ハピオスインターナショナル様についてご紹介をお願いします。

ハピオス様 はい、ありがとうございます。ハピオスインターナショナルは、大阪市中央区で運営している企業主導型保育園です。

私たちは、子どもたちが将来グローバル社会で活躍できるよう、幼い頃から国際的な視野を育む保育に力を入れています。ネイティブの先生との日常的な関わりや、様々な文化に触れるイベントなどを通して、子どもたちの可能性が広がる保育を目指しています。食育、英語、保育の3つに特に力を入れています。

食育の話はこちらの記事をご参考にしてみてください

保育のカタチ:ホームページを拝見すると、いつも楽しそうな子どもたちの姿が印象的ですね。

ハピオス様:はい。特徴としては、遊びの中で英語が自然と身についていく、ということを意識しています。また、職員や子どもたちとのコミュニケーションから、独自の保育につなげていくような、楽しい保育を実施しています。例えば、職員と子どもたちの発案で、イグアナカフェにみんなで行ってみたりしましたよ。

保育のカタチ:記事にありましたね!私も拝見してすごいな、と思ったところです。その他、園の特徴がわかるような記事や写真がたくさんでしたね。

1〜2歳児の応募を増やしたい、という園児募集の課題

保育のカタチ:今回ご相談いただいた背景としては、どのような課題があったのでしょうか?

ハピオス様:開園から約10年と、1〜2歳児の定員が埋まっていなかったことが課題の一つでした。

2023年からホームページでブログの発信やInstagramの発信など、取り組みは始めていたのですが、なかなか思うような効果が出ない状況でした。

例えば、ご見学に来ていただいてから入園申し込みに繋がらないことが多かったり、そもそも見学まで至らなかったり、ということも課題として持っていました。

保育のカタチ:そのような背景があったんですね。原因をどのように考えられていたんでしょうか。

ハピオス様:ご見学に来ていただくまでのアプローチに課題があるな、とは思っていたのですが、どのように解決しようか思案していたところです。どうしても保育は体験や経験で行ってきた部分が大きく、それを親御さんに情報としてどう届けたらいいのか、ずっと手探り状態でした。発信はしていたものの、「これで合っているのかな?」「ちゃんと伝わっているのかな?」という不安がありました。

また、「特徴的な保育のタイミング」で発信していたこともあり、ペースがマチマチで、継続的に発信するのが難しかったこともあり、結果として問い合わせや見学に、なかなか繋がっていないと感じていました。

保育のカタチ ありがとうございます。「誰にどのような内容で発信するのか、ということ」と「発信を継続すること」、これは多くの園が抱えている課題かもしれませんね。

保育のカタチとの取り組み

保育のカタチ:そんな中で弊社にご依頼をいただいたのですが、どのような取り組みをさせていただいたか、一緒に振り返っていただけますでしょうか。

ハピオス様:まずは情報発信の相手方を明確にしました。具体的には、園の課題に合わせて、「入園検討中の親御さん」と「求職者」という2つの狙いに対して、情報発信をするということを改めて明確にしました。

保育のカタチ:ターゲットをしっかりと定めた、ということですね。

ハピオス様:はい。次に、園の強みを改めて振り返って一緒に言語化していき、強みに沿った発信内容で発信をスケジュール化していきました。具体的には、ハピオスの3つの柱である、「食育」「英語」「保育」の分類に沿って、バランスよく発信することを心がけました。

園にいると当たり前になっている日常の保育の中にも、外部の視点から見ると親御さんの方にとって非常に価値のある、魅力的なポイントがたくさんあるんだ、と教えてもらいました。

どう書いていいか分からない、という問題には、発信の型を教えていただいたので、その型に合わせてブログの発信をつくっていきました。

保育のカタチ:そうですね。強みの言語化、発信内容の分類、投稿のスケジュール作成、そして、投稿の型を伝えさせていただきました。実際にやってみていかがでしたか?

ハピオス様:普段あまりものを書く機会がないので、最初は苦労しました。見本の記事を作っていただいたり、作ったものを添削していただいたことで徐々に理解が深まって、最終的にはできるようになっていけた、というところはすごく楽しい部分でした。

また、伴走していただくなかで、投稿のハードルを下げていただいたのはすごくよかったですね。

保育のカタチ:と、いいますと?

ハピオス様:途中、私が保育に割く時間が増えて、なかなか記事を作成できずにいたことがありました。その際に、写真+1行2行でもよいので投稿しましょう、と言っていただけたことで、非常に気が楽になりました。

保育のカタチ:やらないよりはやった方が良い、ということと、ハピオス様は写真の力が強かった(印象的なお写真が多かった)ので、良さを活かすためにアドバイスさせていただきました。実際に、写真が多くても、テーマに沿っていて、なぜこの保育をやっているのか、があれば、みている人には伝わる記事になると思います。

支援後の成果や変化について

保育のカタチ 具体的なエピソードを交えてお話しいただき、ありがとうございます。様々な取り組みを経て、どのような変化や成果を実感されていますか?

ハピオス様:一番嬉しいのは、やはり見学のお申し込みが増えたこと、そこから入園申し込みにつながって、1、2歳児の定員が埋まったことですね。見学の件数が大きく増えた、ということではないのですが、見学にきてくださる方に明らかに変化がありました。

例えば、以前は大手のインターナショナル園さんとの比較で見学に来られた方が多かったのですが、今は小規模園の中で、と具体的に絞った段階で来られていて、園の特徴がしっかりと伝わっているなと感じました。私たちが発信した情報が、求めている親御さんの方にしっかり届いている証拠だと感じています。

見学に来られた方のお話を聞いても、「ホームページを見て、こういう園だと思って来ました」とおっしゃる方が増えましたね。以前に比べて、見学から入園に繋がる率も上がりました

保育のカタチ:初めて1、2歳クラスが定員になったということで、非常によかったですね。もちろん、3〜5歳児についても、同じことをやっていく形になりますね。他には何か変化を感じたことはありますか?

ハピオス様:成果が出たことで、職員の情報発信に対する意識にも変化がありました。特に写真への意識が変わって、園のカメラで魅力の伝わる写真を撮れるように試行錯誤しています。

日常的にアンテナを張るようになったり、園全体でと積極的に話し合う機会が増えたり。情報発信が、一部の担当者任せではなく、チーム全体で取り組むものになったと感じています。

「保育のカタチ」さんと一緒に考えて、次に何をすればいいか明確になったことで、情報発信に対する苦手意識や不安が減り、自信を持って取り組めるようになったのも大きな変化です。これでいいんだ、と確信が持てたことが、チーム全体の安心感と一体感に繋がっています。

保育のカタチ 素晴らしいですね。定員の充足はもちろん、園の皆様が自信を持って情報発信に取り組めるようになり、チームとしての一体感も生まれたというお話は、とても嬉しいですね。

最後に、今回の成功を踏まえ、今後のハピオスインターナショナル様の展望や、同じような課題を持つ他の園へのメッセージをお願いします。

ハピオス様 今後は、今回「保育のカタチ」さんと一緒に確立した情報発信の仕組みを土台に、さらに改善していきたいと考えています。限られた時間で発信をしていたので、発信するカテゴリが偏りがちになってしまったりと反省点もありましたので、できることはまだまだたくさんあると感じています。

他の園の皆様も、きっと情報発信に悩んでいる方がたくさんいらっしゃると思います。私たちの経験から言えるのは、「何から始めていいか分からない」「一人で抱え込んでいる」「頑張っているのに成果が見えない」という状況なら、専門家の意見を聞いてみることをお勧めしたいということです。

プロの視点が入ることで、自分たちだけでは気づけなかった園の本当の魅力や、それを効果的に伝える方法を発見できます。そして、伴走してもらえることで、迷いがなくなり、継続して取り組む力が生まれます。

園の素敵な取り組みや教育への思いは、必ず親御さんの方に伝わります。ぜひ気軽に保育のカタチさんにご相談してみてください。

保育のカタチ ハピオス様の取り組み、私たちも引き続き応援しております。本日は貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

【取材後記】

担当の寺内様からは、ハピオスのいいところをしっかりと伝えたい、という思いが伝わってきました。今回の事例のように、園独自の強みを言語化し、ターゲットに響く形で情報発信を仕組み化することで、問い合わせ数増加や入園の申し込みに繋げる、といった具体的な成果に繋げることが可能です。「保育のカタチ」では、貴園の魅力を最大限に引き出し、必要な方に届けるための採用・園児募集マーケティングをご支援しています。情報発信にお悩みの園様は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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