近年、共働きの世帯が増え、保育施設の需要が増加しています。一方で、保育士の不足で頭を抱える施設が多いのも事実です。潜在保育士の復職は、保育士不足を解消するために注目されています。
そんな潜在保育士ですが、「なぜ復職しないのだろう」「復職をサポートする制度はないのだろうか」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、潜在保育士の復職について解説します。また、潜在保育士が復職しない理由や潜在保育士に対する復職支援制度も併せて紹介します。
この記事を読めば、潜在保育士の復職について理解できるので、潜在保育士の復職に関して知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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引用元:保育のカタチ
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潜在保育士とは
潜在保育士とは、保育士免許を取得していながら、保育士として現場で働いていない人のことです。保育士としての実務経験の有無に関わらず、免許を取得していて保育士として働いていなければ「潜在保育士」と呼ばれています。
復職しない潜在保育士の人数
引用元:こども家庭庁「保育士・保育の現場の魅力発信に関する取組について」
令和6年にこども家庭庁が更新した情報によると、潜在保育士の人数は、令和4年度時点で約111万人です。潜在保育士の人数は、調査開始時から右肩上がりで増加し続けています。
保育士の人数に関しては増えているものの、多くの保育施設で保育士不足が問題視されているのは、潜在保育士の増加が背景にあるといっても過言ではありません。保育への処遇改善は見直されていますが、保育士不足は改善されていないため、潜在保育士を獲得することが人材不足解消の鍵といえます。
潜在保育士が保育士を辞めた理由
過去に現場で働いていた保育士たちは、なぜ職場を離れ退職を選んだのでしょうか。以下では、潜在保育士が保育士を辞めた理由を紹介します。潜在保育士の復職にも関係するので、ぜひ参考にしてみてください。
職場の人間関係が悪い
潜在保育士が保育士を辞めた理由の1つ目は、「職場の人間関係が悪い」です。人間関係に関しては、職員同士の問題だけではありません。保育士は子どもの親と関わることも多いため、上手く関係を築くことができずに退職に追い込まれる場合があります。
また、保育士の現場では女性の割合が多く、特有の人間関係があります。同僚や上司との人間関係に問題があり、精神的に追い込まれることが少なくありません。職場における人間関係の問題は、保育士が退職する大きな要因です。
給料が低い
潜在保育士が保育士を辞めた2つ目の理由は、「給料が低い」です。保育士の給料に関しては、処遇の改善の取り組みにより、年々上昇傾向にあります。しかし、職業全体の平均年収に比べると低く、保育士の給料問題は改善されていません。
近年、保育士に限らず、キャリアアップなどの理由から転職をする人が増えています。保育士を辞めた人の中には、他業界に転職してより高い給料を受け取っている人も多いことから、給料の低さで復職しない人も少なくありません。
保育士の給料事情に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ライフステージの変化
潜在保育士が保育士を辞めた3つ目の理由は、「ライフステージの変化」です。保育業界では、結婚や出産、妊娠などのライフイベントから退職する人が一定数います。ライフステージの変化による退職は、女性の割合が高い保育業界ならではの理由です。
保育士の業務は、残業や持ち帰り仕事が多く、保育士と子育ての両立は難しいといわれています。ライフステージの変化から、退職したり、転職したりする可能性が高い傾向にあります。
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潜在保育士が復職しない理由
潜在保育士は保育士免許を持っていたり、現場での経験があったりするにも関わらず、復職しないのはなぜでしょうか。ここからは、潜在保育士が復職しない理由を3つ紹介します。潜在保育士にアプローチしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 給料が低い
- 仕事がハード
- 子育てとの両立が難しい
それぞれ順に紹介します。
給料が低い
潜在保育士が復職しない1つ目の理由は、「給料が低い」です。保育士の給料問題は、保育士を辞めた理由にもありました。給料の低さは、仕事の継続や復職を考えるうえで、ネガティブな要素として捉えられているようです。
給料の問題は、生活に大きな影響を与えます。自身のキャリアにおいて給料の上昇が見込めなければ、あえて保育業界に復職しようと考える人は少ない可能性があります。保育士の復職や離職を考えるうえで、給料問題が大きく関係しているのは無視できません。
仕事がハード
保育士が復職しない2つ目の理由は、「仕事がハード」です。保育士の仕事は、子どもたちのお世話だけでなく、親とのコミュニケーションや事務作業など多岐に渡ります。また、保育士の仕事には、専門性が求められます。
長時間の勤務は、精神的にも肉体的にもストレスがかかり、体調を崩す方も少なくありません。さらに、人員が不足している施設では、残業をしたり、仕事を持ち帰ったりしなければならないこともあります。ワークライフバランスなどの観点から、自分に合った職業に転職する場合も多いです。
保育士の残業に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

子育てとの両立が難しい
保育士が復職しない3つ目の理由は、「子育てとの両立が難しい」です。保育士の勤務時間は長く、仕事量も多いため、子育てとの両立が難しいといわれています。結婚や出産で保育士を辞めた人は、子育てとの両立ができなければ復職するのは難しいでしょう。
長時間勤務は、親や子どもにとって良い影響はありません。また、共働きだからといって、どちらかが仕事を辞められるとも限りません。勤務時間が長く、仕事量の多い現場を経験した方は、保育士に復職する選択が難しい場合もあります。
潜在保育士が復職するための対策
潜在保育士へのアプローチは、保育士不足の問題を解決するためにも有効です。潜在保育士に復職してもらうには、復職しやすい環境や制度を整える必要があります。以下では、復職してもらうための対策を解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
労働環境の改善
潜在保育士に復職してもらうためには、労働環境の改善が大切な要素の1つです。保育士を辞めた理由として、「職場の人間関係」や「休憩が取りづらい」などの問題が挙げられています。特に、職場の人間関係に関しては、施設内での対策が必要です。
保育業界全体として対策が必要なこともありますが、それぞれの施設が改善できることもあります。潜在保育士に復職したいと思ってもらうには、「ここで働きたい」「ここに戻ってきたい」と思われるような環境作りが大切です。
保育士の離職やその対策について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

労働条件の改善
労働条件の改善は、潜在保育士に復職してもらうために大切な要素です。潜在保育士が復職しない理由として、「給料が低い」「仕事がハード」といった問題を挙げました。保育士への待遇が改善されれば、今後のキャリアアップに期待して、働き続けたいと考える人も増える可能性があります。
保育士に復職しない理由として、「子育てとの両立が難しい」などの問題があります。給料や勤務体制が改善されれば、復職の意向を示す潜在保育士が増える可能性が高まるでしょう。労働条件の改善は、国や各自治体によってされつつあります。しかし、復職してもらうためには、さらなる改善や施設独自の制度の見直しなどが必要です。
潜在保育士の復職率を上げるためには復職支援制度の活用もおすすめ
保育士の復職率を上げるには、復職支援制度の活用もおすすめです。以下では、復職に関する支援制度やセミナーの紹介をします。支援制度について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
各行政の復職支援
行政機関では、潜在保育士に対して復職の支援をしています。こども家庭庁では、全国で保育士・保育所支援センターの設置運営事業に取り組んでいます。全国の保育士・保育所千円センターの数は、令和5年6月時点で72箇所です。主な事業内容として、潜在保育士に対する再就職の相談や求人情報、研修情報の提供をしています。
東京都では、復職支援として「おかえり保育士」を作成しています。おかえり保育士は、復職のイメージを持ちやすいガイドブックです。潜在保育士に向け、東京都におけるサポート制度や復職した保育士のインタビューがまとめられています。
参照元:こども家庭庁「保育士の復職支援の強化について」、東京都福祉局「おかえり保育士-保育士の復職応援ガイドブック-」
保育士就職準備金貸付制度
保育士準備金制度とは、保育士の人材確保を目的として、各種貸付制度を設けた再就職支援事業です。条件を満たした潜在保育士は、就職の準備のために必要な資金を貸付できます。また、一定期間対象の地域で勤務することにより、返還猶予や免除の申請が可能です。
保育士就職準備金貸付制度は、多くの自治体で実施されていますが、内容や条件は各自治体により異なります。また、就職準備金貸付制度を実施していない自治体においては、別の支援制度を実施している場合があります。詳しく知りたい方は、各自治体のホームページを参考にしてみてください。
潜在保育士の復職に関するセミナー
潜在保育士は、各行政や民間企業が開催しているセミナーに参加できます。セミナーでは、就職相談やキャリアアップの研修などを受けられます。この種のセミナーは、定期的に開催されており、ネットでの申し込みが可能です。
また、潜在保育士だけでなく、保育事業者を対象としたセミナーもあります。内容は、労働環境の整備や人材確保などさまざまです。保育士の復職や離職対策について詳しく知りたい方は、事業者向けセミナーの活用をおすすめします。
まとめ
この記事では、潜在保育士が復職しない理由や復職支援制度について解説しました。
潜在保育士の復職率を高めるには、国や自治体だけでなく、各施設での取り組みが必要です。それぞれの施設では、労働環境や保育士への待遇を改善することにより、復職したいと思える職場作りが求められます。
潜在保育士の復職は、保育士不足を解消するために有効な方法です。潜在保育士の復職で人員が増えれば、施設内における労働内容や労働時間の改善に期待できます。復職支援なども活用し、復職しやすい職場を目指しましょう。
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引用元:保育のカタチ
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