【季節別】保育園で流行りやすい病気10選!蔓延を予防するコツも紹介

子どもたちに病気は付きものですが、保育園としては感染症を最大限に防がなくてはいけません。保育園には流行りやすい病気があり、蔓延を予防するためにはコツがあります。

この記事では、季節別に保育園で流行りやすい病気について詳しく解説します。また、保育園として病気の蔓延を予防するコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

\支援実績1000社以上!園の全体最適を考えた採用をサポート!/

目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。

住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
LINE

\支援実績1000社以上!園の全体最適を考えた採用をサポート!/

【季節別】保育園で流行る病気10選!

春夏と秋冬の季節別に分けて、保育園で流行る病気について紹介します。

春夏に保育園で流行る病気

春夏に保育園で流行りやすい病気は、以下の5つです。

  • 手足口病
  • 水疱瘡
  • プール熱
  • はやり目
  • とびひ

春夏に保育園で流行る5つの病気について、順に解説していきます。

手足口病|手足口に水ぶくれ

手足口病は名のとおり、手のひらや口の中・足の甲・足の裏に2-3mmの小さな水ぶくれ(発疹)ができる病気のことです。

発熱はみられないことが多く、発熱を伴ったとしても38度以下で済むことがほとんどです。ただし、口の中の水ぶくれが破れると痛みを伴うため、水を飲むのも苦痛を伴います。

手足口病は感染力が高く、1シーズン中に複数回かかることもあります。主な感染経路は、飛沫、接触、糞口(便に排泄されたウイルスが口から入ること)です。

マスク着用や、洗い、うがいなど基本対策を行いましょう。また、おむつ交換のときは手袋を着用したり、しっかり手を洗ったりすることも大切です。

水疱瘡|強烈な感染力

水疱瘡は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、全身に水ぶくれを伴う赤い発疹が出てかゆみを伴います。

水疱瘡は非常に感染力が強いため、飛沫感染だけでなく空気感染も考えられます。同じ教室にいるだけで感染してしまうことがあるということを覚えておきましょう。

また、子どもの家族で水疱瘡にかかった人がいると他の家族も感染する可能性が高いといえます。潜伏期間が2週間前後と長いため、登園者本人が元気でも注意が必要です。

プール熱|プール以外でも感染

プール熱は「咽頭結膜熱」という感染症です。プールで感染することがあるため、プール熱と呼ばれています。

症状は高熱(39℃以上)・咽頭痛・目の充血・まぶたの腫れ・目やになどが挙げられます。プール熱はプールだけで感染するわけではありません。感染者の唾液、鼻水、目やになどが付いたものに接触することで感染する恐れがあります。

マスクの着用や手洗いなどで予防するほか、感染者との接触、タオルの共有は避けましょう。また、おむつ交換のときには手袋をし、使用後のおむつは密閉して捨てることが重要です。

はやり目|発症1週間後がピーク

はやり目は正式名「流行性角結膜炎」という感染症で、アデノウイルスが原因とされる結膜炎です。

潜伏期間は1週間程度で、目の充血やまぶたの腫れ、涙目、目やになどの症状が現れます。はやり目は発症から1週間を過ぎくらいが症状のピークとなり、その後徐々に症状が消えていきます。

ウイルスに接触することで感染するので、手洗いの徹底やタオルの共有を避けるなどの対策が効果的です。

とびひ|患部が覆われていることが大切

とびひは「伝染性膿痂疹」という病気で、全身に火事のように発疹が広がることから「とびひ」と呼ばれています。

とびひには2種類あり、水ぶくれを伴う「水疱性膿痂疹」が夏に流行る感染症です。あせもや虫刺されなどを引っかいたりすることで原因の細菌に感染し、さらに浸出液が自分の体に触れることで全身に広がります。

患部をひっかいた手で友だちに触れたり、おもちゃやタオルを触ってそれを共有したりすることで移るので注意しましょう。

こども家庭庁ー保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」では、「病変部を外用薬で処置し、浸出液がしみ出ないようにガーゼなどで覆ってあれば、通園が可能である。」とされています。きちんと患部が覆われて接触できないようになっていれば、他の子どもに移るのを防げます。

秋冬に保育園で流行る病気

秋冬には次のような感染症が流行る恐れがあります。

  • インフルエンザ
  • ノロウイルス・ロタウイルス
  • マイコプラズマ肺炎
  • RSウイルス
  • おたふく風邪

ここからは、順に解説します。

インフルエンザ|症状が一気に現れる

インフルエンザウイルスはウィルスの増殖スピードが速いため、症状が一気に現れることが特徴です。

悪寒・発熱・関節の痛み・倦怠感などが代表的な症状で、感染力が強いため一気に広がる恐れがあります。インフルエンザの症状が現れた子どもは即座に別室で安静にし、保護者へ連絡して迎えに来てもらいましょう。

発症してから48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用すれば、通常重症化する可能性が低く、3日~5日で症状が治まります。重症化を防ぐために保護者にインフルエンザの疑いがあることを伝えて、医療機関で受診してもらうようにしましょう。

ノロウイルス・ロタウイルス|吐しゃ物の処理と消毒がポイント

ノロウイルスやロタウイルスは、感染性胃腸炎で「胃腸風邪」などといわれることがあります。しかし、激しい嘔吐・下痢・腹痛・発熱といった、つらい症状がみられるのが特徴です。

どちらの病気も突発的な嘔吐や下痢から症状が始まります。さらに、感染力の強さから保育園内で一気に広がってしまう恐れがあります。保育士が吐しゃ物の処理や消毒を速やかに行うことで、感染拡大を防げます。

ノロウイルスやロタウイルスには、アルコールなどの一般的な消毒薬などは効果が期待できません。消毒をする際は、酸性アルコール消毒剤を使用しましょう。また、家庭用塩素系漂白剤(ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム液)を希釈するのも効果的です。

マイコプラズマ肺炎|徐々に発症

肺炎の中でもマイコプラズマという細菌が原因の肺炎をマイコプラズマ肺炎といいます。2〜3週間の潜伏期間を経て徐々に発症するのが特徴です。発熱、頭痛など全身症状が表れ、のちに乾いた咳が出始めます。咳はひどくなり湿った咳に変わり、ついには咳が止まらなくなります。

マイコプラズマ肺炎は、風邪に比べると感染力は高くありません。しかし、飛沫感染や接触感染で移るので消毒を徹底することが大切です。

また、マイコプラズマ肺炎は、症状が治まってもウイルスの排出は続きます。感染を広めないために肺炎の園児本人にはマスクを着用してもらいましょう。

RSウイルス|2歳までには一度はかかる

RSウイルス感染症は呼吸器系の感染症で、乳児期の多く(2歳までにほぼ100%)の子どもが感染しているといわれています。RSウイルスは一度感染しても抗体ができるわけではなく、何度も感染するという厄介な病気です。

症状としては、発熱や咳、鼻水が数日間表れた後、呼吸をすると「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった音がするようになります。通常は1週間程度で自然と治ることがほとんどです。

RSウィルスは感染力が非常に高いため、一気に感染が広がることがあります。飛沫感染や接触感染が考えられるので、手洗いうがいの徹底やマスクの着用が有効です。

おたふく風邪|発症の数日前からウイルス排出

おたふく風邪は正式名「流行性耳下腺炎」という病気です。潜伏期間は16~18日と長く、耳の下(耳下腺)やあごの下(顎下腺)の腫れ、発熱などが代表的な症状です。

感染予防として、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染対策が大切です。ワクチンも有効ですが、任意接種なので自己判断となります。

\支援実績1000社以上!園の全体最適を考えた採用をサポート!/

保育園で流行る病気を予防するコツ

次に、保育園として流行る病気を予防するコツを紹介します。感染拡大を防ぐために日頃から意識して心がけるようにしましょう。

また、感染拡大を防ぐためには、職員全員と保護者との間で同じ認識を持つことが重要です。情報共有については、下記の記事をご覧ください。

手洗い・うがいを徹底する

感染予防の基本は「手洗い・うがいの徹底」です。食事の前や外遊びの後など手洗いのときには、子どもが手洗いやうがいがきちんとできているのか、保育士がしっかりと確認することが重要です。

手洗いの歌や手遊びもを活用し、楽しく正しい手洗いを覚えてもらうのも良いでしょう。

マスクの着用や検温を徹底する

保育士はできる限りマスクを着用して感染防止に努めましょう。子どもはマスクを着用してもすぐに外すので習慣化することは難しいですが、年齢によっては必要に応じてマスクの話をしてあげても良いでしょう。

また、登園前の検温は家庭で徹底してもらう必要があります。保育園では子どもの様子に細心の注意を払い、どこかいつもと違うと感じた際は検温をしましょう。

アルコール消毒を欠かさない

ドアノブ、机、おもちゃなど、子どもが触る場所は、こまめにアルコール消毒をしましょう。

しかし「ノロウイルス・ロタウイルス」の項でも述べたように、ウイルスによってはアルコールが効かないものもあります。複数の消毒薬を用意しておくと安心です。

定期的に換気する

室内を換気することも感染症予防として効果的です。特に、冬場は室内遊びが増え、空気が室内に滞りやすい傾向にあります。寒い時期でも1時間に1回程度、窓を開けて換気を行うようにしましょう。

まとめ

この記事では、保育園で流行りやすい病気や蔓延予防について解説しました。

大人では軽症の病気でも子どもは重症化する恐れがあります。保育園として病気が蔓延しないように予防対策を徹底し、保護者が安心して子どもを預けられる環境にしましょう。

\支援実績1000社以上!園の全体最適を考えた採用をサポート!/

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめです。

保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。採用から社員教育、それらの仕組み化まで幅広く取り組んでおり、人手不足の保育業界の中で、幼保施設にとって最善のパートナーが見つかるようなお手伝いをしています。

採用がうまくいかず悩んでいる方はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。

住所〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201
許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
LINE

\支援実績1000社以上!園の全体最適を考えた採用をサポート!/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

サポーターに相談したい方はこちら

どのようなことでも大丈夫です。
まずはお話を聞かせていただきますので、
お気軽にご相談ください。

06-6210-5326 受付時間:平日9:00-18:00