子育てに見守る保育が大切な理由とは?子どもが生き生きする理由や注意点も紹介

子育てにとって見守る保育が大切だと思っても、中々実施できない保育園も多いのではないでしょうか。「ケガをさせたら大変」「どこまで園児主体で保育をおこなったら良いかわらかない」など、疑問が数多くあるでしょう。

この記事では、見守る保育とはどのような保育なのか、どのようなメリットがあるのかなど、見守る保育が重視される理由について詳しく解説します。

子どもの成長に大きく影響する見守る保育について理解し、ぜひ実践してみてください。

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目次

保育士の採用をするなら保育のカタチがおすすめ

引用元:保育のカタチ

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許可番号厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764
労働者派遣事業:派27-304996
雇用形態正社員、契約社員、パート
求人施設保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など
対応エリア全国
連絡手段電話番号:06-6210-5326
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見守る保育とは?

見守る保育とは「子どもを見守り、保育を行うこと」を指します。しかし、子どもを見ているだけで良いというわけではありません。子どもたちを見守りながら、必要なときに助け船を出すことも必要です。

遊びの中で、子どものやりたいことに挑戦させ、ときには挑戦によって失敗を経験させることも大切だといえるでしょう。とはいえ、怪我につながる行為は、事前に注意してあげる必要があります。

見守る保育では子どもから助けて欲しいといわれたり、危険につながったりしない限りは子どもの成長を見守りながら保育を実施することが重要です。

見守る保育が大切な理由

見守る保育では、子どもの「自主性」が育てられる特徴があります。子どもが自主性や表現力などを育てていく成長過程では、見守る保育が特に重要だといえるでしょう。

見守る保育によって、子どもにどのような影響があるのかについて詳しく解説します。

子どもの自主性を重んじられるから

遊びや生活の中で、口を挟んだり手を貸したりしないことは、子どもの自主性を重んじることにつながります。

遊び方が違っていたり、物事の取り組みが遅かったりするとつい横から手や口を出してしまいそうになる大人は多いでしょう。しかし、必要のない手助けは、自主性が育ちにくいと考えられます。

保育士は、見守る保育を重視し、子どものサポートに専念することが大切です。

子どもの自己肯定感が上がるから

子どもの行動や言動を一度受け止めることで自信がつき、自己肯定感が育まれます。

言動や行動を何度も否定することは、子どもの自信を失わせ、自主性を喪失させかねません。子どもの行動や言動は、極力受け止めることが大切です。

しかし、危険性が高い場合や道徳に反する行為は、きちんと止めなけれなりません。危険ではないものの否定が必要なときには、否定だけではなく必ず「どうして違うのか」などの理由も一緒に伝えると良いでしょう。

子どもの好奇心や表現力を育てられるから

子どもは、常日頃からさまざまなことに興味を持っています。子どもが好奇心で行動するときは、保育士は口を挟まず、子どもに身をもって体験させることが大切です。

また、折り紙などの工作でも、子どものしたいようにさせることで、個性的な表現力が養われる可能性があります。子どもの好奇心や表現力を育てるためにも、積極的に見守る保育を取り入れましょう。

子どもの危機察知能力を育むから

見守る保育が子どもたちにとって習慣になると、保育士が声をかけてくるのは「何か危険なときがあるとき」であることがわかるようになります。

「保育士が声をかけてくる=危険なこと」に結びつくと、声をかけられる前に自分で「危ないかもしれない」という危険察知能力が培われるでしょう。

自分の身に降りかかる危険を察知することは、生きていくうえで非常に大切です。見守る保育を実施するなかでも、危険なことをきちんと理解できるようになるまでは、何度でも危険であることを伝えるようにしましょう。

見守る保育で子どもが生き生きする理由

見守る保育では、子どもの生き生きとした表情が、多くみられます。見守る保育で子どもが生き生きとする理由があるのです。ここからは、その理由について、詳しく解説します。

自分でやりとげたと子ども自身が感じるから

「保育士が手伝ってやり遂げたこと」と「子どもが自分でやり遂げたこと」では、達成感が異なります。失敗に失敗を重ねたことでも、最後まで自分1人でやり遂げることによって、大きな達成感が生まれるのです。

また、子どもによって何をどう満足するのかはそれぞれ異なります。見守る保育では、子どもが納得できるまで諦めずに最後までやり遂げさせ、子どもに達成感を味わってもらうことができます。

感情を出し切ることができるから

楽しみや喜びなどの「正の感情」とは違い、怒りや悲しみの「負の感情」は、声をかけられることで、妨げられてしまうことが多いといわれています。声をかけることが悪いわけではありませんが、感情を全て出し切ることも必要です。

たとえば、喧嘩が勃発してしまったとき、最後まで感情を出し切った子どもたちは、その後仲良く遊んでいるということがあるのです。一方、途中で保育士に止められてしまった喧嘩は、長引いてしまう傾向にあります。

このようなケースからも、危険ではない限り見守る保育を実施し、子どもに感情を全て出させることが大切だといえるでしょう。

自分で決められるから

保育士が指図をしたり、何でも手伝ったりしなければ、子どもは自分が思うように物事を決められるようになります。

どのようなことに納得し、何をするのかなどを、子ども自身に決定させることができるのは、見守る保育の大きなメリットです。

見ていてハラハラすることや、手伝ってあげたくなる保育士もいるでしょう。しかし、自分で考えて物事を決めたほうが、子どもは達成感や納得感を持つことができ、生き生きとできるようになります。

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見守る保育を行う際の注意点

見守る保育を心掛けようと思っていても、なかなか思うように保育ができない場合もあります。しかし、見守る保育では必要な援助と危険な行為以外は、原則として口出しや手だしは厳禁です。

見守る保育を行うときには、注意点があります。特に、保育園で見守る保育を実施する場合は、注意点をしっかり把握しておくようにしましょう。

口を出しすぎないようにする

良かれと思い「こうした方が良いよ」と子どもに声をかけたり、アドバイスしたりする保育士は多くいます。しかし、見守る保育では、口の出しすぎはよくありません。

子どもにとっては、毎日が新しい発見ばかりです。危険なときや、子どもが自分から保育士に声をかけない限り、口や手を挟まずに見守ることが大切です。子どもが助けを求めにきたときは、正解を伝えるのではなく、「こんなことはどうかな?」など、あくまで助言として意見を伝えてあげると良いでしょう。

中には、自ら発信することが苦手な子どももいます。声を掛けにくそうにしている子どもには、「いまなにしてるの?」など、声をかけて助け船を出してあげると良いでしょう。

危険な場合は止めるようにする

見守る保育といえども、ときには口を挟まなければならないときもあります。危険につながる行動をしたときは、すぐに声をかけ、その場で止めるようにしましょう。

また、道具を使用する運動では、見守りながらもすぐに手助けできる距離にいることが大切です。万が一のとき、遠くにいると声をかけが間に合わない可能性があります。鉄棒などでは手が届く場所で見守ってあげると、子どもは安心して取り組むことができるでしょう。

保育の環境を整える

見守る保育を実施する際は、保育環境が重要です。子どもの意思や意見を尊重した見守る保育では、環境を整えておく必要があります。

たとえば、クラス合同で活動する際、活動の場を複数用意しておくと、子どもは好きなタイミングで好きな遊びを選べます。子どもたちの発達状況や興味があることを細かく把握し、子どもにあった保育環境をつくることが、見守る保育を実施するうえで重要となります。

子どもの失敗や悲しみを受け止める

見守る保育の中では、子どもが失敗してしまうことが、通常の保育よりも多くなります。失敗を繰り返していると、子どもたちの中でイライラするなどの負の感情が生まれます。失敗によって苛立つのは、大人だけではありません。

このとき、怒ったり馬鹿にしたりなどしないようにしましょう。子どもの失敗やできなかったときの悲しみは、すべて受け止めてあげてください。子どもの心に傷が残るような態度を取ってしまうと、子どもは失敗することを恐れて、挑戦しなくなってしまう可能性があります。

見守る保育では「失敗しても大丈夫だよ」というスタンスで接することが重要です。

【ケース別】見守る保育の例

見守る保育についてを紹介してきましたが、具体的にはどのような対応が見守る保育になるのか、疑問に思う方もいるでしょう。そこで、よくある2つのケース別に見守る保育について解説します。

見守る保育の原則は「口を挟まない」「不要な手助けはしない」ことです。そのスタンスを忘れずに、考えてみましょう。

子ども同士の喧嘩

子ども同士が喧嘩をしているときは、むやみやたらに止める必要はありません。喧嘩になってしまっても、子ども同士が納得いくまで、話し合うことが大切です。

なかなか解決に進まないときは、両方の言い分を聞いたうえで、助言してあげると良いでしょう。ただし、叩き合いやつかみ合いなどが始まってしまったときは、すぐに止めに入らなければなりません。

廃材を使った遊び

廃材遊びは、子どもの創造性を伸ばせるため、見守る保育にはぴったりな活動です。子どもが作りたいものを製作できるだけでなく、作るにはどうすれば良いのかを子ども自身が考えるようになります。子どもたちの「あれが使いたい」などにしっかり対応できるように、テープやノリなどの備品は十分に用意しておきましょう。

十分な備品があれば、子どものひらめきや好奇心は、ぐんぐんと伸びていきます。なお、このときも子どもの発想力を尊重し、口出しや手出しをする必要はありません。頼ってきたときだけ、助言や援助することを心がけておきましょう。

廃材を使った遊び以外にも、SDGsに関する遊びを取り入れるのもおすすめです。SDGsの保育園での取り組みについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

まとめ

子どもの自主性を育むためには、見守る保育が重要です。通常保育よりも、子どもが主体となって物事を決めることができるので、生き生きとした顔が増えてくることでしょう。

見守る保育は、子どもの自己肯定感や感受性を養うためにも有効なため、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社シェンゲン執行役員、人事責任者
「保育のカタチ」事業責任者、採用支援コンサルタント

前職ではリクルートの代理店にて、7年間1,000社以上の採用支援を担当。シェンゲン入社後は、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団「保育のカタチ」を立ち上げ、事業責任者として従事。

保育園の統括マネージャーとして運営にかかわりつつ、保育士転職サービスでのキャリアサポートや、保育園への採用コンサルタントも行う。

採用活動を内製化する伴走型の採用支援や保育士向けの研修、紹介予定派遣などのサービスを公共機関や幼保施設の運営法人に向けて提供中。祖母、母、妹が保育士という保育士一家で育った。

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