保育園には大きく分けて公立と私立があります。「公立保育園と私立保育園、働くならどっちがいいかな」と迷っている方も多いでしょう。公立には公立の、私立には私立ならではの働き方があり、自分がどちらが向いているか気になるのではないでしょうか。
そこで本記事では、公立保育園と私立保育園の違いとはどんなものなのか、それぞれの保育士の働き方を紹介していきます。
公立か私立かどちらが良いか迷っているという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
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公立と私立の保育園の違いとは?
公立保育園 | 私立保育園 | |
運営元 | 市区町村 | 社会福祉法人や株式会社、NPOなどの民間法人 |
給料面(ボーナスなど) | 約543万円 | 約375万円 |
福利厚生面 | 地方公務員と同じ扱いとなるため、福利厚生などの待遇は充実している | 園の運営法人によって大きく異なる |
仕事内容(働き方) | ・保育士と地方公務員の両方の資格が必要・各自治体で統一された保育方針に基づいて保育を行う | ・保育士資格保有者・各園の特色や保育方針」に基づいて行う |
異動の有無 | 3年〜4年内に異動がある | 一カ所の園で働くことが多い |
こう見るだけでも、2つの保育園は大きく異なることが分かります。
公立保育園と私立保育園の保育士はどちらの方が良い?
「公立保育園と私立保育園、働くならどっちがいいかな」と迷っている方も多いでしょう。そんな方のために、ここからは公立保育園・私立保育園に向いている人・向いていない人について解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
こんな人は公立保育園がおすすめ
【安定性を求める人】
私立保育園も、原則は8時間勤務なのですが、保育園は残業や持ち帰りの仕事の多さなどが問題視されてきました。公立保育園は勤怠がきちんと管理されており、緊急を要する以外は定時で終わることがほとんど。
サービス残業などもなく、産休・育休も取りやすいので、出産・育児を経ても戻ってくれるのがメリットです。指導やサポート体制がしっかりしているのも安心材料になるでしょう。
【給与・待遇面を期待する人】
私立保育園の保育士の給与や待遇というのは、園の経営状態によってそれぞれ。公立の保育士は、公務員として給与が安定しているのも特徴です。昇給・賞与をはじめ、福利厚生・保険関係の加入も充実しています。
勤続年数に応じて昇給していきますし、もちろん残業代などもキッチリ支給されます。退職金制度もありますので、長く続ける保育士が多いです。
こんな人は私立保育園がおすすめ
【自分のアイデアを生かした保育がしたい人】
私立保育園は公立保育園と違い、それぞれの園ごとに個性があります。自分に合った方針や保育内容の園を探すことができ、自分のアイディアを活かせる場面が多いです。スポーツや音楽、英語などさまざまなことに力を入れている保育園も多く、時代のニーズに合った保育を追求することも、自分の保育観に合う園を選ぶことも可能です。
自分に合った教育方針の保育園を見つけることもできるでしょう。
【採用に年齢制限がない】
公立保育園の場合、公務員の受験には年齢制限があります。自治体によって年齢は異なりますが、大体30歳頃までとなっています。採用条件については各園の規定や方針によりますが、年齢に関わらず積極的に採用しているのが私立保育園なのです。
ブランクがある人や、セカンドキャリアとして保育園に勤めたい人には適しているといえるでしょう。
公立保育園の特徴
ここからは、公立保育園の特徴について解説していきます。
- 保育の質が担保されるが転勤が多い
- 保育の内容が自治体ごとに決まっている
- 園舎に歴史があって設備が充実している
特徴とともにどのような働き方が求められるかをチェックしていきましょう。
保育の質が担保されるが転勤が多い
公立保育園は、運営元が地方自治体のため、自治体内での転園が多いのが特徴です。
保育の内容が自治体ごとに決まっている
運営元が自治体であることから、保育の内容が自治体で統一されているのも大きな特徴です。また、自治体が定めた保育内容を提供できるよう、各種研修が手厚く行われています。つまり、同自治体の公立保育園内であれば、どの保育園でも同じ保育プログラムを提供しているということです。
園舎に歴史があって設備が充実している
公立の保育園は、自治体が土地を購入して施設を建てているため、比較的園舎が古いぶん広い土地にある傾向にあります。設備的にも充実していて、園庭が広くて遊具が充実しているところが多いです。また、自治体の予算にメンテナンスの料金も含まれているので、こまめに園舎がメンテナンスされているため、それほど古さを感じない園が多いのも公立ならではと言えるでしょう。
公立保育園での働き方
- 公務員となる公立保育園の保育士には定期昇給があり長く勤めるほど給与は高くなる
- 数年単位で配属替えが行われるので様々な園で勤務できる
- 福利厚生が完備されている
公立保育園の保育士は公務員にあたるので、しっかりキャリアを積みたい保育士さんや、福利厚生がしっかりしている方がいい・残業がないほうがいい安定志向の保育士さんに向いています。
私立保育園の特徴
ここからは、私立保育園の特徴について解説していきます。
- 比較的若い保育士が多い傾向にある
- 独自の保育方針を持っている
- 園舎の形態も様々
特徴とともにどのような働き方が求められるかをチェックしていきましょう。
比較的若い保育士が多い傾向にある
私立保育園の場合は、保育士は各運営団体と勤務契約します。雇用形態は社員・パート・アルバイトなど運営団体の基準によって異なりますが、私立保育園では、養成校を卒業するか、保育士試験に合格すれば働くことが可能なため、公立保育園よりも就業しやすい傾向にあります。
そのため、比較的若い保育士が多い傾向にあります。
独自の保育方針を持っている
私立保育園は公立と異なり、独自の保育方針を決められるため、バラエティーに富んだ保育をしている園が多いです。
スポーツやアートなどに力を入れる保育園があれば、英語教育や受験対策などを重視する保育園、食育に力を入れる園があるなどプログラムも多様です。
園舎の形態も様々
マンションの一室を保育施設として構えている、会社の一室を保育園にして屋上を園庭代わりにしているなど、私立保育園の園舎の形態はさまざまです。
私立保育園での働き方
- 基本的には異動がないので長く一つの園で働ける
- 運営元の運営方針によって給与額や待遇面に大きな差がある
- 年功序列の向きが少ない保育園なら実力次第で出世できる
- バラエティーに富んだ保育ができる
保育士自身の個性や得意分野を活かしたいなら、私立保育園がおすすめ。長く一つの園で働けるのも、私立保育年ならではです。ただし、私立保育園は人手不足も加わり、延長保育や早朝保育などのお手伝いなどで残業がある場合もありますので、その点は注意が必要です。。
公立保育園と私立保育園で迷ったときはどうする?
ここまでみてきて、公立保育園にも私立保育園にも、いいところと悪いところの両方があるのが分かったのではないでしょうか。そうなってくると困るのが、「自分はいったいどっちに行ったらいいのか?」という悩みが生まれるところです。
最後に、公立保育園と私立保育園で迷ったときはどうするべきかを紹介していきます。
- 自分に合った働き方を考えて決める
- 園見学やボランティアに参加して実際に見る
上記の2点は、当たり前のことに見えて実はとても大切なことなのです。それぞれについて詳しく解説していきますので、どちらに進むべきか、どちらに転職するべきかを悩んでいる方は、ぜひ一緒に見ていきましょう。
自分に合った働き方を考えて決める
自身のキャリアアップなども考慮したうえで、どのような働き方を選択するべきかを考え、就職先を検討していくことはとても大切なことです。私立保育園か公立保育園かを悩んだら、自分に合った働き方ができるのはどちらかを考えてみましょう。
【私立保育園がおすすめ】
- 同じ保育園で毎年卒園していく子どもたちを見送りたい人
- 実力が反映されやすいので自分の特技やアイデアを活かしたい人
- 新しい取り組みやシステムに取り組みたい人
【公立保育園がおすすめ】
- いろいろな地域の子どもたちとふれあいたい人
- 長く安定した生活をしたい人
公立保育園と私立保育園にはそれぞれメリットがあります。自分に合った働き方を考えて決めるという点においては、公立か私立かで選ぶのではなく、どの園で働きたいかどうかを基準にした方が良いともいえます。
園見学やボランティアに参加して実際に見る
公立保育園は公務員としての身分が保証されており、給与や待遇などの面で恵まれています。しかし、民営化が進んでいることで将来的な不安は残ってしまうデメリットも。私立保育園も保育士の待遇改善が進んでおり、実力が反映されやすかったり、新しい取り組みやシステムが採用されやすかったりもします。
そのため、事前に気になる園の見学をしておくことも大切です。
特に私立保育園は園によって保育の仕方に違いがありますから、私立保育園に進みたい場合は特に複数の縁を見学した方が良いでしょう。公立保育園の場合はある程度保育の仕方は画一化されていますが、雰囲気はやはりそれぞれ。希望する自治体の園を訪問して、自分に合いそうな園を選ぶといいでしょう。
【まとめ】自分らしい働き方ができる職場を選ぼう
- 公立保育園は自治体、私立保育園は民間が運営している
- 公立保育園は公務員試験の合格が必須で異動がある
- 私立保育園はそれぞれの園に個性があり異動がない
- 公立・私立どちらにしても自分に合った園を選ぶことが大切である
公立保育園と私立保育園の違いについて、仕事内容や給料、待遇などさまざまな視点から紹介してきました。公立保育園と私立保育園には保育をするという点で大きな違いはありませんが、運営法人によって給料や福利厚生といった待遇面や保育方針が大きく異なることが分かったのではないでしょうか。
公立保育園と私立保育園、どちらが良いとは一概には言えません。どちらを選ぶべきか迷う時には、まずは自分の状況、希望、やりがいなどと照らし合わせてみましょう。
今働いている保育園が自分に合わないと思う場合は、公立保育園と私立保育園の違いを踏まえて就職先を選んでください。
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめです。
保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。現場の先生には、まずは話を聞いて、ヒアリングをもとに最適な幼保施設の提案をいたします。無理に転職を促したり、会わずに提案をしたりすることはありません。
転職を考えている保育士はぜひ一度保育のカタチにご相談ください。
住所 | 〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201 |
許可番号 | 厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764 労働者派遣事業:派27-304996 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート |
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