「有給を使って日々の忙しい業務から離れたいけど、休みがなかなか取得できない」このような悩みを抱えている保育士も多いのではないでしょうか。休みが取れない理由は、休みが取りづらい雰囲気であったり人手が足りなかったりするなどいろいろあるでしょう。
休みを取りたいのであれば、有給休暇をとりましょう。有給休暇は一定条件を満たしていたら誰でも取得できる休暇のことです。ただ、有給休暇をどのように取れば良いかわからないというもいるかもしれません。
そこで本記事では、保育士の有給休暇の現状や取りやすくする方法などを詳しく解説します。なかなか休みが取れなくて悩んでいる保育士の方は、ぜひ参考にしてください。
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保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめ
引用元:保育のカタチ
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめです。
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住所 | 〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201 |
許可番号 | 厚生労働大臣許可番号有料職業紹介事業:27-ユ-303764 労働者派遣事業:派27-304996 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート |
求人施設 | 保育園、幼稚園、認定こども園、病児保育、事業内保育、学童保育、託児所など |
対応エリア | 全国 |
連絡手段 | 電話番号:06-6210-5326 LINE |
有給制度の基本情報
そもそも有給休暇とはどのような休みなのでしょうか。「給料が支払われる休み」となんとなくは知っているけど、詳しくは知らない方もいるかもしれません。まずは有給休暇の基本情報について確認していきましょう。
1年目でも有給は取れる?有給休暇を取る条件・対象者
有給休暇は以下の条件を満たした全ての労働者に付与される休暇のことです。
- 雇用されてから6か月間継続して勤務している
- 6か月間の前勤労美の内80%以上出勤している
上記の条件を満たしていれば、雇用形態や業種など関係なく全ての労働者に有給休暇が付与されます。そのため1年目でも雇用されてから6か月経過すると有給休暇が付与され、取得が可能になります。
付与される有給休暇の日数は?
一定条件を満たすと全ての労働者に有給休暇が付与されますが、日数は勤続年数や雇用形態によって異なります。
先述した「雇用されてから6か月間継続して勤務していること」「6か月間の前勤労美の内80%以上出勤していること」の条件を満たした労働者には、10日間の有給休暇が付与されます。そこから1年経つごとに以下のように日数が付与されます。
雇用されてから起算した継続勤続年数 | 有給休暇が付与される日数 |
6か月 | 10日間 |
1年6か月 | 11日間 |
2年6か月 | 12日間 |
3年6か月 | 14日間 |
4年6か月 | 16日間 |
5年6か月 | 18日間 |
6年6か月以上 | 20日間 |
一方パートやアルバイトなど労働日数が少ない場合(週所定労働日数が4日以下かつ週所定労働時間が30時間未満)には、以下のように有給休暇が付与されます。
雇用形態によって付与される有給日数は異なるので、気になる場合は確認してみるのもおすすめです。
有給休暇には2年間の有効期限がある
意外と知られていませんが、有給休暇には2年間という有効期限が定められています。その年内に取得できなくても翌年に繰り越しされるので安心ですが、有給休暇は2年間を越えてしまうと無くなってしまうので注意が必要です。
年5日は有給休暇を取得する義務がある
これまでは有給休暇の取得日数についての義務はありませんでした。しかし、働き方改革の一環で2019年4月より労働基準法が改正され、年5日の有給休暇の取得が義務化されました。
対象者は10日以上の有給休暇を付与される全ての労働者で、付与された日から1年以内に5日の有給を取らなけばいけません。また取得する時期に関しても雇用主は労働者の意見を聞き尊重するように定められています。
この法改正で有給休暇が取りづらい環境にある保育士の方も、以前よりは気軽に取得できるようになるかもしれません。
勝手に有給の取得を決めることができない
有給は国の規定であるため、雇用主が勝手に「この人には有給は与えない」「この日に取得するように」などと勝手に決めることはできません。
たとえパートやアルバイトだとしても一定の条件を満たしていれば有給は必ず付与され、雇われている方の意向で取得することが許されています。
保育士はあまり有給休暇消化できない?
保育士は有給休暇が取得できないイメージがありますが、現状はどうなのでしょうか。実際の現状や有給休暇が取れない・取りにくい理由について詳しく見ていきましょう。
保育士の有給休暇取得の現状
「全国保育協議会 会員の実態調査報告書2016」によると、私立保育園で働く保育士の平均有給休暇取得の現状は3日~6日が一番多く、次いで7日~9日、10日~15日となっています。
- 2日以内:2.6%
- 3日~6日:23.9%
- 7日~9日:27.2%
- 10日~15日:30.7%
- 16日~20日:9.6%
- 21日以上:1.9%
また公立保育園で働く保育士の平均有給休暇取得も3日~6日が一番多い割合になっています。保育士は有給休暇が取りづらいイメージがありますが、極端に低いというわけではなさそうです。
保育士が有給休暇を取れない・取りにくい理由
保育士が有給休暇を取れない・取りにくいと感じる理由は以下のようなことが考えられます。
- 保育士の人手が足りない
- 保育園全体で有給休暇が取りづらい雰囲気にある
人手が足りていない保育園では1人の保育士が休むと、ほかの職員がいつもの倍以上働くことになります。子どもを見る人が少なくなるので、安心して有給を取得することが難しいでしょう。
また、保育園全体で有給を取る人が少ないと、休みが取りづらい雰囲気になってしまいます。このような理由から保育士は有給休暇が取れない・取りにくいようです。
保育士が有給休暇を取りやすくする方法
保育士の有給休暇取得の現状や休みが取りづらい理由などはわかりましたが、どのようにしたら有給が取得しやすくなるのでしょうか。保育士が有給休暇を取りやすくするコツを確認しておきましょう。
何回かに分けて取得する
有給はまとめてではなく、何回かに分けて取得すると取りやすくなります。
保育園によっては繁忙期ではなくても長期間休まれてしまうと、その間ほかの保育士さんの業務量が倍になってしまったり、代わりとなる職員の数が足りなくなってしまったりする可能性があります。
有給はまとめてではなく数回に分けて取得しましょう。
タイミングに気を付ける
有給休暇を取得するときはタイミングにも気を付けましょう。
たとえば年度初めや年度末、運動会や発表会などのイベントがあるときは忙しいので避けた方が無難です。またインフルエンザや風邪などが流行する冬場も、ほかの保育士さんが体調を崩す可能性があるので休まない方がいいでしょう。
休んでも負担にならない時期なら有給も取りやすいかもしれません。
有給休暇を取りやすい保育園に転職する
現在勤めている保育園で有給休暇が取得しづらいのであれば、休みが取りやすい園に転職するのもおすすめです。
保育園によっては保育士の有給休暇取得に前向きなところも多くあります。
転職サイトなどで、保育士の有給消化率の高さなども見ることができるので、それを目安に転職活動をスタートしてみるのもいいでしょう。
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保育士が転職する方法は?
保育士が転職する方法はたくさんあります。たとえば転職サイトで探したり紹介してもらったり、ハローワークで探したりするなど。中でもおすすめなのが「保育のカタチ」のような転職サイトを利用することです。
「保育のカタチ」はスマホ1つで利用でき、希望の条件を入力するだけで簡単に自分に合った保育園の求人を探すことができます。また働きながら転職活動が行えるのも魅力です。
保育士が転職する方法についても知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
有給休暇を取りやすい保育園の特徴
転職するなら有給休暇が取りやすい保育園がいいですよね。それでは、有給休暇が取得しやすい保育園とは一体どのようなところなのでしょうか。保育園の特徴を確認していきましょう。
人手が足りている
保育士の人手が足りている保育園は有給休暇が取りやすい傾向にあります。逆に保育園の人手が不足している園は、休みが取りづらいと言えるでしょう。
人手が足りている園は、1人が休んでも職員が十分いるので仕事が回ります。転職する際には、保育士が十分にいるのかを確認すると良いでしょう。
有給休暇消化率が高い
一般的に有給休暇消化率が高い保育園は、休みが取りやすい職場と言えます。最近では保育士の心身のリラックスやワークライフバランスに重点を置いている保育園が多く、積極的に休みを取るように推進しているところもあるようです。
有給休暇の平均取得日数や取得率などが求人ページに示されている保育園もあるので、転職活動の際はチェックしてみるといいかもしれません。
業務が効率的に行われている
保育士の業務が効率的に行われている保育園も有給休暇が取得しやすいと言えるでしょう。例えば、ICTシステムなどを導入し業務の効率化が図られていると、保育士の業務負担が軽減されます。
このような業務の効率化に前向きな保育園は、保育士が働きやすい環境を目指しているとも言えるでしょう。このような保育園は保育士の有給休暇を推進していることもあるので、転職先としてもおすすめです。
【まとめ】重点を抑えて有給休暇を取ろう!
本記事では保育士の有給休暇の現状や休みを取りやすくする方法について徹底的に解説してきました。休みが取りづらいイメージがある保育士ですが、保育園によっては有給取得率が高いこともあります。また、休みの取り方や取る時期によっては取りやすいこともあるでしょう。
今回ご紹介したポイントを抑えて、ぜひ有給休暇を取って心身ともにリラックスしてください。
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住所 | 〒550-0004大阪府大阪市西区靱本町1-7-22 SKKビル201 |
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