【大阪】保育士さんが転職、就職で受けられる自治体の支援や補助まとめ

「大阪で保育士をすると補助金や支援制度があるって本当?」
「大阪で保育士を目指す人が受けられる補助や支援はあるの?」

このような疑問を持つ方もいるでしょう。

この記事では、保育士として大阪での就職を希望する方が受けられる自治体の支援や補助について詳しく解説します。大阪での就職を考えている方や、保育士を目指す方はぜひご覧ください。

目次

大阪で働きたい保育士への補助・支援制度がある!

大阪は、保育士として就職したい方向けの補助・支援制度が充実している地域です。深刻な保育士不足である現在、各自治体で人材確保が課題となっています。大阪でも、保育士をサポートするさまざまな取り組みを行っています。

制度の対象は、大きく分けて以下3つに該当する方です。

  • 保育士資格を持ち就職を希望している方
  • 未就学児を子育て中で保育士として就職したい方
  • これから保育士資格を取りたい方

保育士資格を持っている方だけでなく、保育士資格を取ろうとしている方も支援対象です。大阪市や堺市のように、自治体独自の手厚い制度がある場合もあります。

大阪の支援事業は無利子の貸付制度がほとんどですが、保育士として各自治体で決まった年数勤務すれば返還免除されます。ここからは、各自治体ごとの保育士に対する補助・支援制度についてくわしく解説します。

大阪市の補助・支援制度

大阪市には保育士として働きたい方に向けた支援制度があります。すでに保育士資格を持ち、大阪市の保育施設などで働きたい方をバックアップする制度です。ここでは、主な2つの支援制度について、詳しく解説します。

これから保育士になりたい方に【潜在保育士等就職支援制度】

大阪市の保育士支援制度として、潜在保育士等就職支援制度があります。保育士資格を持っており、保育士として働きたい方向けの制度です。

この制度を利用すれば、就職準備金として40万円を上限として無利子で貸し付けを受けられます。制度を利用して保育所などに就職後、勤続2年以上で返還が免除されるのも大きなメリット。大阪市で長く働く予定ならぜひ利用したい制度です。

参照元:大阪市ホームページ「大阪市内で保育士として働く方を支援します」

子育てしながら保育士として働きたい方に【未就学児を持つ保育士に対する保育料支援】

大阪市では「未就学児を持つ保育士に対する保育料支援」も利用できます。小学校入学前の子どもを持ち、保育士として働きたい方向けの支援制度です。

大阪市内で新たに直接雇用される保育士が、自分の子どもを保育所などに預ける際に利用できる制度です。2万7千円を上限とし、保育料の2分の1の料金を1年間貸し付けます。2年以上勤務すると返還が免除になるのが特徴です。

子育てしながら保育士として勤務する方の経済的負担が軽くなる制度なので、ぜひ活用しましょう。

参照元:大阪市ホームページ「大阪市内で保育士として働く方を支援します」

堺市の補助・支援制度

堺市にも、これから就職する保育士に向けた独自の支援制度があります。貸付型だけではなく支給型もあり、大阪府内で一番充実した制度内容が魅力です。ここでは、堺市の保育士支援制度について、主な2つをくわしく解説します。

保育士として就職したい保育士資格保有者の方に【さかい保育士等就職応援事業】

保育士資格を持つ方の就職準備金として「さかい保育士等就職応援事業」が利用できます。現在保育士として働いていない方やブランクのある方が対象です。最大40万円までの貸付を行う制度で、2年以上の継続勤務で返還が免除されます。

参照元:堺市ホームページ「さかい保育士等就職応援事業」

保育士試験合格をめざす方に【堺市保育士等就職促進事業補助金】

堺市保育士等就職促進事業補助金」は、保育士試験に向けた受験講座の負担を軽くする制度です。条件を満たせば最高15万円の補助金を受けられます。対象となるのは、以下の条件すべてを満たす方です。

  • 保育士試験合格後、1年以内に保育士証の交付を受けた方
  • 保育士証交付後、1年以内に以下の堺市内の民間対象施設で、保育士または保育教諭として週20時間以上勤務することが決定した方
  • 民間対象施設において、2年以上勤務することが見込まれる方

参照元:堺市ホームページ「堺市保育士等就職促進事業補助金」

補足:令和4年で終了した支援内容

堺市には上記で紹介した保育士支援制度のほかに、期間限定で行われた制度もあります。令和4年度で終了した制度を参考までに紹介します。

「さかい保育士就職支援事業」は新卒者を対象とした支援制度です。指定保育士養成施設を卒業後、1年以内に堺市内の民間保育施設などに勤務するのが条件です。勤務先から最高20万円までの就職支援金が支給されます。

「さかい保育士修学支援事業」は、これから保育士をめざす方が利用できる制度です。月額1万円が2年間支給されます。

対象は、堺市にある指定保育士養成施設に在学している方です。卒業後、堺市内の民間保育施設での勤務を希望し、常勤職員として3年以上働く意思を持つことが条件です。

このように堺市では、保育士支援事業が充実していました。今後制度が復活する可能性もあります。堺市で保育士を目指す方や、新たに就職したい方は市のホームページで最新情報をチェックするとよいでしょう。

参照元:堺市ホームページ「さかい保育士就職支援事業」

大阪府その他地域の補助・支援制度

大阪市や堺市以外の地域では、大阪府が行う貸付制度を利用できます。大阪府全域で保育士支援が受けられるのでぜひ活用しましょう。ここでは、大阪府が行う保育士支援制度4つについてくわしく解説します。

保育士をめざして進学したい方に【保育士修学資金貸付】

保育士修学資金貸付」は、保育士を目指して学ぶ方向けの制度です。修学に必要な費用が無利子で借りられ、大阪府内の保育所などで5年間勤務すれば返還が免除されます。

入学準備金として20万円、就学資金として月5万円、就職準備金として20万円を限度として貸与される制度です。対象者には生活費加算もあるので、保育士資格取得に役立ちます。

参照元:大阪福祉人材支援センター「保育士を応援する貸付金」

保育士として就職したい保育士資格保有者の方に【保育士就職準備金貸付】

保育士就職準備金貸付」は、保育士資格を持っている方が保育園などに就職する場合に利用できます。最高40万円まで借りられ、大阪府内の保育園などで2年以上勤務すれば返還免除となります。

参照元:大阪福祉人材支援センター「保育士を応援する貸付金」

育休・産休から保育士へ復帰の準備をしたい方に【未就学児をもつ保育士の保育料一部貸付】

未就学児をもつ保育士の保育料一部貸付」は、小さいお子さんを育てながら就職を目指す保育士が利用できる制度です。

子どもを保育園に預けて週20時間以上働く予定で就職する場合、1年以内で利用料金の半額の貸付を受けられます。金額は月2万7千円以内で、産後休暇や育児休業から復帰する方も対象です。2年以上の勤務で返還が免除されます。

参照元:大阪福祉人材支援センター「保育士を応援する貸付金」

子育てしながら保育士として働きたい方に【未就学児をもつ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金一部貸付】

未就学児をもつ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金一部貸付」も、子育て中の保育士向けの貸付制度です。

子どもをベビーシッターやファミリーサポートに預けた場合、2年間を限度として利用料金の半額が貸付されます。年12万3千円以内で利用でき、2年以上の勤務で返還が免除されるのが特徴です。

参照元:大阪福祉人材支援センター「保育士を応援する貸付金」

【まとめ】大阪で保育士をするなら補助・支援制度をかしこく活用しよう

大阪では保育士不足を解消するため、さまざまな貸付・給付制度を行っています。これから保育士資格を取る方や新たに保育士として働く人が利用可能です。

貸付制度の場合でも、決められた年数勤務すれば返還免除されます。大阪で働く意思のある方にはメリットの大きい制度なので、上手に活用し自分に合った働き方を見つけましょう。

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