主婦や社会人が独学で保育士試験に合格するのは難しい？難易度や合格率・おすすめの勉強法について解説

国家資格である保育士資格ですが「独学で合格できるのだろうか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。独学で合格を目指すのは可能ですが、難易度が高めとなっています。

そこで、この記事では保育士資格を取得するための勉強方法をはじめ、合格率や独学のメリットとデメリットについて解説します。

難易度が高めの国家試験ですが、しっかりと勉強しておくことで合格できる可能性は高まります。この記事で紹介している勉強方法を取り入れて、効率的に国家試験対策をしましょう。

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引用元：保育のカタチ

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独学で一発合格して保育士になるのは難しい？

独学から一発合格を目指すのは不可能ではなく、しっかり対策をしておけば、資格取得も目指せます。

はじめに、保育士資格の取得に重要な国家試験と合格率について解説します。

国家試験に合格する必要がある

保育士資格を取得するためには、年に2回実施される国家試験に合格する必要があります。試験内容は、筆記試験と実技試験の2つですが、筆記試験は科目が8つあり、前もってしっかりと勉強しなければ合格は難しいでしょう。

筆記試験の科目が多く、合格した科目に関しては3年間有効期限が制定されています。有効期限内であれば、不合格の科目だけを受けて合格を目指すことが可能です。

国家試験について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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合格率は一般的だが難易度は高め

厚生労働省が発表した「保育士試験実施結果」によると、保育士の合格率は22.8％となっています。他の職種の国家試験合格率は50％を超えているものが多いことから、保育士の国家試験はかなり難しいといえるでしょう。

参照：厚生労働省「保育士試験実施結果」

独学で勉強するメリット

独学で国家試験の勉強をするのは、どのようなメリットがあるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここからは、独学で勉強するメリットを2つ紹介します。

学費や教材などのコストを抑えられる

独学で勉強する場合は、テキストや過去問を使う方法が一般的です。専門学校や短大などに通うよりも、学費や教材費などのコストを抑えて学習できる点がメリットといえるでしょう。

専門学校や短大などの学校に通う方法以外に、通信講座で勉強する方法もありますが、独学の方がコストを抑えられます。

自分のペースで好きな時間に勉強できる

独学で勉強するメリットの2つ目は、好きな時間に勉強できることです。学校ではカリキュラムが決められており、通信講座も提出物の納期が決められていることもありますが、独学は自分のペースで進めらるため、勉強する時間は自由となります。

国家試験対策は、仕事や育児をしながらでも隙間時間に勉強ができるため、理解を深めながら試験対策を進められます。

独学で勉強するデメリット

独学は自分のペースで学習できるため、効率の良い試験対策ができると感じやすいです。しかし、メリットがある一方、デメリットも存在します。

ここからは、独学で試験勉強をするデメリットを3つ紹介します。

筆記試験の科目が多い

先述のとおり、保育士の筆記試験は8科目もあり、科目が多いことと出題範囲が広いことがデメリットです。筆記試験はマークシート方式で、各科目100点満点中60点以上取ると合格となります。

保育士の国家試験は学ぶべき範囲が広いので、勉強の進め方に工夫が必要といえるでしょう。

実技試験の対策を一人でしなければならない

保育士の国家試験における実技試験は、以下の3つの中から2つを選択して受験する形になります。

• 楽器を演奏しながら課題曲を歌う「音楽表現」
• 制限時間内に保育の一画面を表現する「造形表現」
• 3歳児に3分間でお話をする想定で課題の童話や絵本を読む「言語表現」

一人で実技試験の対策をしなければいけない点がデメリットといえるでしょう。実技試験の練習は1人でもできますが、合格基準に達しているかどうかが判断しにくいです。また、造形表現と言語表現は課題が前もって発表されないため、筆記試験と同様に幅広い対策が求められます。

家族や保育士の友人に協力を頼み、客観的に判断してもらうのがおすすめです。

最新の問題を把握しづらい

学校に通ったり通信講座で試験対策をしたりした場合は、最新の出題傾向を教えてくれることも多くあります。しかし、独学の場合は、出題傾向を自分で把握しなければなりません。

最新の問題や出題傾向を把握するためには、過去問を隅から隅までみて、数年分の出題傾向をもとに頻出の内容をピックアップする作業が必要です。そのため、最新の問題を把握するだけでも、時間と労力が必要となります。

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独学で保育士になるための勉強法

独学のメリット・デメリットがわかったところで、どのように勉強したら良いのか知りたい方もいるのではないでしょうか。ここからは、独学での保育士資格を取得するための勉強法を3つ紹介します。

独学でインプットをしたら、必ずアウトプットをすることで、さらに落とし込めるでしょう。

テキストを購入して覚える

まずは、本屋やインターネットで保育士資格に関するテキストを購入しましょう。何冊か読んで、自分がわかりやすいと思ったテキストを選ぶのがおすすめです。

どれを購入しようか悩んだ場合は、図が多い本や解説が丁寧な本を基準にすると、自分に合うテキストをみつけられます。

アプリや動画を見る

テキストで勉強するのと合わせて、国家試験に対応しているアプリや動画をみるのもおすすめです。テキストは持ち運びが大変ですが、アプリや動画であればスマホが1台あれば利用できることから、移動時間やすきま時間を活用して、手軽に勉強を進められます。

過去問を使って問題を解く

テキストやアプリでインプットをした後は、アウトプットをするために過去問を解くと、さらに知識を深められます。過去問を入手したら、全て解答していき、間違ったところを再度復習するのがおすすめです。数年分の過去問を解いてみると、問題の出題傾向だけではなく、自分の弱点がわかります。

過去問はネット上で探すことも可能です。過去問が掲載されているサイトは、以下の4つです。

・全国保育士養成協議会
・三幸医療カレッジ
・過去問.com
・IQ過去問クイズ

アウトプットするために数年分の問題を解いて、出題傾向を分析してみましょう。

独学で合格するためのポイント

独学で合格するためには「何をいつまでに、どのように勉強するか」を決めておき、計画をもとに勉強を進めるのがポイントです。

勉強する科目の優先順位を決めて、勉強する期間を明確にしておくとスムーズに勉強を進められます。また、計画は可視化するのがおすすめです。計画を立てて効率的に勉強し、国家試験合格を目指しましょう。

独学が難しいと感じたら？

独学はモチベーションを維持するのが最大の課題といっても過言ではありません。出題範囲が広い筆記試験は、効率的に勉強することが重要といえます。

しかし、独学での合格が難しいと感じることもあるでしょう。独学に限界を感じたら通信講座への切り替えもしくは、保育士の養成施設への入学を検討するのがおすすめです。

厚生労働省から指定されている養成施設であれば、卒業と同時に保育士資格が付与されます。

まとめ

保育士資格は独学でも合格を目指せますが、合格率が20％台で筆記試験の出題科目と範囲が広いことから、しっかりと勉強を進めることが重要です。ただ、漠然と始めのではなく「何をいつまでに、どのように勉強するか」と決めて効率的に学習すると、合格を掴み取りやすくなります。

テキストやアプリ・動画を用いて知識をインプットし、過去問を使ってアウトプットすると、さらに効率良く勉強を進められます。合格は決してかなわぬ夢ではありません。計画的に学習を進め、合格を勝ち取ってください。

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引用元：保育のカタチ

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