フリー保育士がたらい回しになるのはなぜ？モチベーションを維持する方法などを伝授！

フリーの保育士として補助に入っているけれど、面倒な事柄や関わりたくないトラブルばかりを任されて悩んでいませんか。フリーの保育士はいわゆる「たらい回し」になりやすく、モチベーションの維持が難しい立場です。

この記事では、フリー保育士がたらい回しにされる理由と対策について紹介します。また、現状の不満を解決するヒントも紹介しているのでたらい回しに悩んでいる方はぜひ、この記事を参考にしてください。

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引用元：保育のカタチ

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フリー保育士の仕事内容

一般的なフリー保育士の仕事内容は以下のとおりです。

• 休みの保育士の代役
• 保育士が足りない際のサポート
• トラブル対応や制作などの雑務
• 担任保育士の補助

まずは、フリー保育士の仕事内容をみていきましょう。

休みの保育士の代役

家庭の事情や体調不良などで休んだ保育士の代わりをするのがフリー保育士の仕事です。あらかじめ休みがわかっていれば引き継ぎができるものの、当日欠勤をした場合は人手が必要となるため、フリー保育士が代役を務めることになります。

保育士が足りない際のサポート

フリー保育士は保育園が忙しい時間帯やイベントなどで保育士の手が足りないときにサポートを行います。保育や制作など、さまざまな業務に携わることになるでしょう。フリーの保育士がいれば通常では残業になる業務を日中に進めることができ、保育士たちの負担が減ります。

トラブル対応や制作などの雑務

フリー保育士は保育だけでなく雑務もこなします。職員室の事務作業・電話対応・掃除・洗濯をはじめ、トラブルが発生した際には保育園と保護者の間に入ることもあります。手が空いているときは「何か手伝います」と声をかけ、自分から仕事を探すようにしましょう。

担任保育士の補助

保育士の手が足りないときにクラス担任の補助に入ることもフリー保育士の重要な仕事です。具体的には以下の仕事を任されることが多いです。

• 子どもが落ち着かないときのサポート
• クラス活動の準備やと片付け
• 体調不良や怪我をした子どものフォロー

フリー保育士は人手が欲しいシーンのサポートとしてさまざまな場面で活躍します。

フリー保育士についてさらに詳しく知りたいという方は、下記記事をご覧ください。

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フリー保育士がたらい回しにされる理由

フリー保育士がたらい回しにされる理由は以下が考えられます。

• 人手不足ではない
• 自分のやり方を邪魔されたくない
• フリー保育士の立場が下だと思っている
• 一時的な人手不足の解消として配置されている
• 自分のやり方で進めた方が早いと思っている

それぞれの理由を詳しく解説していきます。

人手不足ではない

フリー保育士は人手不足のクラスや担任保育士の補佐業務が主な仕事です。そのため、クラスの人手不足が解消されるとフリー保育士の仕事は少なくなります。

自分のやり方を邪魔されたくない

「自分の保育を他スタッフに邪魔されたくない」と考える保育士も意外と多いです。自分なりの理想の進め方を干渉されてペースが乱されることを嫌だと感じ、フリー保育士のサポートを断るケースも存在します。

また、普段とは違う先生が入ることで子どもたちが騒がしくなったり、浮ついたりするケースもみられます。落ち着いた環境を維持するためにフリー保育士を断る方もいるようです。

フリー保育士の立場が下だと思っている

通常、フリー保育士は担任を持つ保育士にとって非常に頼もしい存在です。しかし、残念ながら「指示を出す側（クラス担任）が偉く、受ける側（フリー保育士）は立場が下」と勘違いしている人もいます。

保育士の中には「自分の方がうえの立場だからたらい回しにしても構わない」と考え、わざと意地悪なお願いをする方もいます。

一時的な人手不足の解消として配置されている

保育園によっては突発的なトラブルに対処するためにフリー保育士を配置しているところもあります。そのような保育園では園長や主任から「今日は○組に行ってください」と指示を受けてもクラス担任からは人手は足りているといわれ、たらい回しになるケースも多くみられます。

自分のやり方で進めた方が早いと思っている

少し神経質で人に頼るのが嫌なタイプの保育士は「自分のやり方で保育を進めたい」「最初から解説して指示を出すのが面倒」など、仕事を頼めるフリー保育士がいてもサポートを断る傾向にあります。

何か仕事がないか声をかけても冷たく断られたり、何もしなくて良いと突き放されたりするので、傷つくこともあるでしょう。

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フリー保育士に多い悩み

フリー保育士に多い悩みは以下の4つです。

• 必要とされていない辛さ
• 居場所がない疎外感
• 周りの目が気になる
• 突然仕事を頼まれる

フリー保育士は現状に不満が生じても周りに相談しにくく、ストレスが溜まりやすい立場です。そのため、普段からストレスを発散することが重要です。それでは、フリー保育士に多い悩みを詳しく紹介していきます。

必要とされていない辛さ

フリー保育士はクラス担任のサポートをするため、必要とされない時間も発生します。また、担任が自分のやり方で進めたいタイプの場合、目の前で忙しそうにしているのに仕事を回してもらえないケースもみられます。

「自分だけやることがない」「仕事を任されても簡単なものばかり」と自分が必要とされていないように感じ、自己肯定感が下がる方もいるようです。

居場所がない疎外感

担任のクラスがないことから保育園内に居場所がないとストレスを感じる方もいます。「担任を持って一人前」といった古い考えの保育士もいるため、フリー保育士は気楽な存在だと軽く扱われるケースもあるでしょう。

また、たらい回しにされ続けると「自分に実力がないから仕事を任せてもらえない」など、ネガティブな思考に陥りやすく、疎外感を感じることがあります。

周りの目が気になる

フリー保育士は特定のクラスだけではなく、在園する多くの園児や保護者と関わります。加えて、他保育士からの視線もあるため、つねに多方面から評価を受けている気分になり、プレッシャーを覚えやすい立場です。

本来は高い保育のスキルを持っているのに、発揮しきれない環境で評価される機会も多く、扱いに不満を覚える方もいます。

突然仕事を頼まれる

フリー保育士はクラス担任のサポート業務を行うため、突然スキルに合っていない仕事を任されるケースもあります。クラス全員の顔と名前、さらに保護者の顔が一致しないと困る業務を任されたり、突然伴奏を依頼されて初めて見る譜面でピアノを弾いたりすることもあります。

このように、突然スキル合わない仕事を任されることに悩んでいるフリー保育士も多いです。

フリー保育士がモチベーションを維持する方法

たらい回しになりやすいフリー保育士はモチベーションの維持が困難な傾向にあります。以下の方法でやる気をキープしましょう。

• 担任だけが保育士ではないと考える
• 他の人には味わえない経験を積んで成長していると思う
• 雑務は保育園の運営を学べる重要な機会だと前向きにとらえる

クラスを持たないフリー保育士は保育だけでなく、園全体の運営に広く関われるメリットがあります。また、保育の現場と絶妙な距離があるからこそ、見えてくる課題もあるはずです。成長のチャンスが常に目の前にあると考え、日々を前向きに過ごしましょう。

フリー保育士が辛いと思ったときの対処法

フリー保育士が辛いと感じたときには以下の方法を検討してみましょう。

• 上司や同僚に相談する
• 配置を希望する
• 転職する

ギリギリまで一人で抱えこまず、早めに行動を起こしてください。

上司や同僚に相談する

たらい回しに悩んでいる方は園長や主任など自分の上司に当たる人物、または同僚に相談してみましょう。自分の悩みを打ち明けるのは勇気が必要です。周りの人はあなたのたらい回しの現状に気づいていない可能性もあります。相談をすることで改善するケースもあるため、相談して様子をみてみましょう。

相談しづらい場合は「こうしたらどうでしょうか」と前向きな提案として切り出すのもおすすめです。また、来年度のフリー保育士に向けた対策と改善案として、現状の問題点を前向きに伝えるのも良いでしょう。

配置を希望する

「園長や主任に相談したけれど、たらい回しの現状が変わらない」という方は配置希望を出して来年度に期待を持つのもおすすめです。

年度末には来年度へ向けて移行調査が行われます。配置希望を出す際はフリー保育士が嫌だと伝えるより「この業務を中心に経験を積みたい」「担任として活躍したい」など、前向きな気持ちを伝えるのがポイントです。

転職する

現状の不満を相談しているのに無視されたり、理由をつけて動いてくれなかったりするときには転職を検討するのがおすすめです。フリー保育士は全年齢に臨機応変に対応でき、どこでも活躍できるため需要が高く、担任が長期の病欠や突然の辞職をしたときの即戦力として多くの保育園が欲しています。フリー保育士として経験を積んでいれば、転職先に困ることはないでしょう。

転職を検する際は転職サイトや転職エージェントを使うのがおすすめです。転職エージェントについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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まとめ

特定のクラスを持たないフリーの保育士は保育園内で立場が弱くなるケースが多く、ストレスを感じる方も多いです。まずは「たらい回しされている」と考えず、保育園のさまざまな業務に関わっていると前向きに捉えましょう。

せっかく縁あって始めた保育の仕事のため、長く勤務できるよう相談をしたり、配置希望を出したり行動を起こすことが重要です。相談をしても改善せず、たらい回しに耐えられないときは転職をして環境を変えたることをおすすめします。

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引用元：保育のカタチ

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