季節の変わり目や気温差の激しいときは、洋服の調整が必要なことを子どもたちに教えていきましょう。
気温に合わせた衣類を選んだり、自分の体感温度で洋服を調節したりすることは、生活を送るうえで大切なことです。また、保育園で子どもたちに衣替えを教える際は、保育士と保護者の連携が重要です。
そこで今回の記事では、保育園での衣替えについて解説します。保護者・子どもへお願いする方法も紹介するので、保育士の方はぜひ参考にしてみてください。
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引用元:保育のカタチ
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そもそも衣替えとは?
そもそも衣替えとはどのような意味があるのでしょうか。
衣替えとは、季節に合わせた洋服に切り替えることです。日本の季節の風習で、とても深い意味があります。保育士は衣替えの大切さや意味を知ることで、子どもに伝えやすくなるでしょう。衣替えの意味・由来と時期についてそれぞれ解説します。
衣替えの意味・由来
先述の通り、衣替えは季節に応じた服装に着替える習慣のことを言います。次の季節もその服が着られるように、きちんとしたメンテナンスをしておくことも衣替えの大切な役割です。
衣替えの由来は諸説ありますが、中国で始まった習慣です。日本には平安時代頃に伝わり、四季があることも相まって衣替えの習慣が定着しました。
衣替えする時期は?
衣替えをする時期は、一般的には6月1日(冬服→夏服)・10月1日(夏服→冬服)とされています。
ただ、近年では気候の変動が激しいため、気温に応じた形で臨機応変に対応していくことが大切です。気温に合わせた洋服の選び方は、以下の通りです。
25℃以上 | 半袖シャツ(汗を吸い込む素材がおすすめ) |
20~25℃ | 長袖シャツ |
15~20℃ | カーディガンや1枚はおるもので調節できる服装がおすすめ |
12℃前後 | セーター(外出時はコートを合わせるのがおすすめ) |
10℃以下 | 冬物コートで調節 |
気温によって洋服は決まりますが、大切なのは自分自身が感じる温度です。住んでいる地域によって暑さ・寒さは感じ方が異なります。
また、体調によっても変わってくるでしょう。気温だけでなく、さまざまなことを考慮して臨機応変に洋服を選ぶと良いでしょう。
保育園で衣替えをする狙い
保育園では、保育活動の一環として衣替えを含めているところが多いです。保育園での衣替えには狙いがあります。
自分の身なりを整えるといった衣替えの習慣は、子どもの成長過程に良い影響を与えます。 ここでは、保育園で衣替えをする狙いについてみていきましょう。
子どもが季節や気温に適した服装を選べるようになる
保育園で1日の多くを過ごす子どもたちにとって、衣替えは自分で物事を決める第1歩とも言えます。
暑いときは洋服を脱いでコントロールしたり、寒いときは上着で調節したりします。また、朝と晩の気温差が激しいときは、自分自身の感覚で衣類を調節して体調管理ができるようになるでしょう。
最初は服の選び方がちぐはぐでも、自分で選ぶのはとても楽しいです。洋服の重要性が分かってくると、周りを見ながら季節に応じたおしゃれも楽しめるようになります。
「その上着可愛いね」「今日着ている洋服とても良く似合っているよ」などと声を掛けられると、子どもたちはとても喜ぶでしょう。何気ない日常も華やかに感じられるようになるので試してみてください。
子どもが衣服を大切にするようになる
衣替えを行うことで、洋服のメンテナンス方法が分かります。長く着るためにはどのようにお手入れをしたら良いのか教えたり、洋服のサイズの変化で子どもの成長を実感したりできます。
洗濯の仕方や汚れの落とし方などでも、親子のコミニュケーションができて会話が増えるでしょう。
小さいころに親から学んだ習慣は、一生の財産となります。物を大切に扱えるようになるので、洋服に限らず心の優しい子になるでしょう。
保育士が保護者に衣替えをお願いする際のおたより・お知らせの例文
保育士が保護者に衣替えをお願いする際は、分かりやすい文章を心がけましょう。衣替えをする目的も合わせて記載しておくと伝わりやすいです。
夏服へ衣替えをする場合のおすすめの例文は、以下の通りです。
「今年は気温が高くなるのが例年よりも早いです。子どもたちは新陳代謝が良く汗をかきやすいため、薄手の服装、半袖のTシャツ、などへの衣替えをお願いいたします。お子様の様子を見ながら洋服をコントロールしていきます。気になることがありましたらいつでもご相談ください。」
冬服へ衣替えをする場合のおすすめの例文は、以下の通りです。
「朝晩と冷え込む時期になりましたね。園で過ごす際も洋服でコントロールできるよう、長袖シャツやカーディガン、トレーナーの準備をお願いいたします。気温によっては遊んでいる間に汗をかくこともあるため、調節のしやすい上着があると幸いです。ご不明点に関してはいつでもご相談ください。」
衣替えを子どもに分かりやすく伝える方法
衣替えは子ども自身が季節の風習として理解することで、より生活に密着した習慣にすることができます。
ここでは、衣替えを行う理由を子どもに分かりやすく説明する方法を紹介します。
衣替えに関連するクイズを出す
衣替えに関することは、難しい言葉よりもクイズなどで説明する方が子どもも受け入れやすいです。
クイズの例を挙げてみます。
- 夏の暑い時期はどんなお洋服を着るのが良いかな?
- ちょっと寒いなと感じたときは、何をすると良いかな?
クイズを出すときは実際にものを用いたり、絵で示したりすると、子どもが理解しやすいです。季節にそぐわない洋服を着ている人を見かけたときは、どのような気持ちになるか合わせて聞いてみるのもおすすめです。
簡単な言葉で説明する
子どもに衣替えを説明するときは、分かりやすい簡単な言葉を使って説明しましょう。
1つ例を挙げると「Tシャツ」です。家庭によってはTシャツを袖の長いものと捉えたり、袖がないものと捉えたりします。そのため、どのような家庭の子どもでも分かりやすいように「お袖のないシャツ」などと表現してみてください。
SNSなどの影響で早いうちから大人っぽい言葉を使う子どももいます。子どもたちの表情を見ながら洋服に関する表現を工夫していきましょう。
着せ替え人形を用いて説明する
衣替えは、着せ替え人形を用いると子どもが理解しやすいです。人形遊びを通して、季節に応じた洋服の選び方や小物の合わせ方、センスの磨き方などさまざまなこと教えられます。
着せ替え人形を用いる際は、洋服をいくつか選べると良いでしょう。子どもたちが自分で選ぶことによって、考える力を養えます。
保育園で衣替えする際の注意点
保育園は家庭の延長です。子どもたちの生活習慣作りは、繰り返すことで作られていきます。
保育園で衣替えを行う際は保護者の協力も必要不可欠なため、以下の3つに注意しましょう。
- 持ち物には全て名前を書く
- 衣替えの移行期間は調整しやすい服装にする
- 汚れた服を入れる袋を用意する
持ち物には全て名前を書く
衣替えを行う際は、持ち物すべてに名前を書くように伝えましょう。
保育園には年齢の違う子どもが多くいて、中には上の子のお下がりを使う子もいます。名前がきちんと書かれていないと、いざというときに誰の物か分からないといった事態が起こりかねません。
名前は必ずフルネームで記入するように促しましょう。苗字・名前だけの場合は、同じ苗字・名前の子がいるかもしれません。また、名前を書くときは、洗濯や汗で落ちないように油性マジックを使うのがおすすめです。
衣替えの移行期間は調整しやすい服装にする
衣替えの移行期間は、羽織もので調節しやすい服装にしておくのがポイントです。
気温によって汗をかいたり、逆に冷えてしまったりする場合もあります。その子に合わせたコントロールができるよう、簡単に脱ぎ着しやすいカーディガンや上着があると良いでしょう。
汚れた服を入れる袋を用意する
汚れた服をまとめて入れておく袋があると、いざというときに便利です。
年齢の低い子どもほど食事や外遊びなどで衣服を汚しやすいです。水や液体などで濡れてしまうこともあります。そのため、ビニール袋などを用意しておくと、汚れた衣類をすぐに交換してその衣服を袋に入れることができます。
袋の用意は園の方針によって異なりますが、保護者に持たせるよう伝えられると良いでしょう。子どもの衣替えは、保育士と保護者が連携することでスムーズに行えます。こまめに連絡を取り合って子どもの成長を見守りましょう。
【まとめ】保育士は衣替えをお願いする方法を押さえよう
日本の四季は気温差が激しいです。そのため、衣替えという習慣が古くから根付いてきました。6月1日と10月1日に衣替えするのが一般的ですが、最近では地域や気温の様子を見ながらすることが多いです。季節の変化を見ながら、保護者に協力をしてもらえるように衣替えの伝達を行いましょう。
衣替えする際は、持ち物にはすべて名前を書いてもらい、移行期間の間は調節のしやすい服装をしましょう。また、汚れた服をまとめて入れる袋もあると便利です。
衣替えを上手に生活の一部として取り入れることで、子どもの健やかな成長を見守る素敵な保育士になれます。
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引用元:保育のカタチ
保育士が転職をするなら保育のカタチがおすすめです。
保育のカタチは日本で唯一、幼保業界の「人」に関する問題解決に特化した専門家集団です。現場の先生には、まずは話を聞いて、ヒアリングをもとに最適な幼保施設の提案をいたします。無理に転職を促したり、会わずに提案をしたりすることはありません。
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